現役中学生がツイッター上に投稿した、「生徒が学校を掃除するよりも業者に任せたほうが学校がきれいになるのでは?」といった内容の発言をめぐって、ネット上で議論が盛り上がっていたのをご存知でしょうか。この発言が投稿されたのは昨年12月下旬ですが、1月になっても議論は続き、この議題についてgooニュースのサイトでも意見が募集されているようです。
きょういくじん会議でも、以前の記事で、掃除の教育的側面などを紹介させていただきましたが、ネット上で寄せられている意見の多くは、「学校掃除肯定派」のようです。やはり、日本の学校ではふつう掃除の時間があり、自らも掃除を経験していて、実生活や精神面で役に立ったという経験があるからでしょうか。また、自分たちで使った教室は自分たちできれいにするのが当然、自分のことは自分ですることを教えるべき、掃除が無ければどうなるか考えさせるべき…等の見方があるようです。
反対意見としては、掃除は家で指導すれば良いというものや、業者に頼んだほうが効率的であるという意見などがあります。
このツイッター上の議論は、「なぜ生徒が学校掃除をしなければならないのか」というところからはじまり、結局学校掃除の目的は学校をきれいにすることなのか、他に目的があるのかという議論を経て、金銭的な問題へと徐々に論点がシフトしていったようで、少々複雑なものでした。しかし、そのような視点をもっていなくても、生徒が日々学校掃除をするなかで、掃除のやり方に関して充分な指導がなかったり、掃除に意義が見いだせなければ、やる気もなくなってしまうかもしれませんし、生徒が学校掃除をすること自体に疑問がわくこともあるでしょう。学校で掃除をさせるなら、掃除指導の方法や、動機付けの方法を考えることも必要になってきそうです。
生徒による学校掃除は必要か。あなたはどう考えますか? ひょっとしたら、教室でディベートの議題にし、生徒に考えさせてみるのもよいかもしれませんね。
- 学校の掃除って必要なの?togetter
http://togetter.com/li/80310
![](/common/img/banner/merumaga_w655h70.png)
-
- 1
- 名無しさん
- 2011/2/2 14:32:34
少なくとも職員室の掃除は先生自身でやれば良いと思う。