「勉強が好き」中学生では3割―宇都宮教委実施の調査
毎日新聞の記事によると、宇都宮教委が独自に実施した「学習と生活についてのアンケート(意識調査)」の結果が公表され、中学に入学すると、子どもの学習意欲が大幅に減少することが明らかになったようだ。
アンケートの報告書を見てみると
「勉強が好きですか」という設問に対して小学校6年生は65.4%が肯定的な回答をしている一方で中学校1年生では32.2%と半減する結果となっている。
「学校の授業がどの程度わかりますか。」という設問に対しては小学校6年生は94.0%が肯定的な回答をしたのに対して中学1年生では80%にまで減少している。
この結果について、同記事によると
中学入学後の意識面での大幅な変化について、同市教委は「中学に入ると、学習量も増えるうえ、先輩との上下関係がいきなり厳しくなるなど、生活の変化が戸惑いにつながっているのでは」と分析している。
確かに中学に進むと、小学校の時とは比較にならないくらい学習の質が変わるが、自分をとりまく環境も大幅にかわり、世界も広がり、さまざまなものに興味の矛先が向くのも勉強から意識が離れる一因だろう。子どもの成長を考えれば決して不健全なこととは思えないが、「好きこそものの上手なれ」、子どもを勉強好きにするにはどのような方法が有効だろうか。
- 小中学生意識調査:中学入学後、勉強嫌いに−−宇都宮市教委 /栃木(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/gyousei/news/20070524ddlk09040355000c....
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
特定の分野や読書が好きと言う人はいても、勉強全般が好きと公言している人に会ったことがありません。
勉強が好きではない子―まああまり露骨に「好きじゃないというのもどうだろう?」という理性もあり多少は「好き」風な回答を織り交ぜる。
どっちにしても「勉強好き」ってのはカッコ悪いフンイキが世の中支配してて、でもオトナががっかりしないように子どもも考えて答えてるってかんじ。
難しいな、意識調査。