スクールカウンセラーでいじめ問題に歯止めを
6日の朝日新聞の記事によると、文部科学省の専門家会議は、公立中学校を中心に派遣されているスクールカウンセラーを小学校にも広めることなどを検討すべきだとする報告書をまとめたとのこと。また、同日の別の記事では、同省がいじめを苦にした子どもが学校外で自殺した場合、死亡見舞金を支出することを決めたとも報じている。
政府は昨年、いじめを苦にした自殺が相次いだことを受けて、06年度補正予算案に、いじめの緊急実態調査やスクールカウンセラーの拡充を盛り込んだが、今回の文科省の動きはその具体策の提示と言えるだろう。
同省の「問題行動等の状況について(PDF)」という資料では、80年代から03年までの、いじめなどの問題行動の減少傾向がグラフから読み取れるが、昨年11月の報道で指摘されていたように、このような同省の調査が「実態を反映していない」ことが、長年に渡り事態を悪化させてきたのだとすれば、今回の対策も遅きに失する感が否めないようである。
- スクールカウンセラーについて(文科省 2005年6月)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/029/shiryo/05070501/s012.htm - 平成17年度 生徒指導上の諸問題の現状について(文科省 2006年9月)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/09/06091103.htm - 「生徒指導上の諸問題に関する調査」の見直しについて(案)(文科省 2007年1月)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/01/07012303.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
ア 児童生徒へのカウンセリング
イ 教職員に対する助言・援助
ウ 保護者に対する助言・援助
助言・援助だけです。
根本的な問題解決には先生の力が必要不可欠。
カウンセラー任せにする先生が多いのが不安です。
しかし、探偵雇うって・・・