必修化から半年 「奉仕」の活動内容は…
東京都教育委員会が、今年度から都立高校282校で必修とした「奉仕」は、平成16年4月に出された「東京都教育ビジョン」の提言「奉仕体験・勤労体験の必修化」に基づき、都が独自に設定したもの。
- 奉仕事前学習
- 奉仕体験活動
- 奉仕事後学習
という3つの内容で構成され、規範意識や公共心の育成や他人に共感し、社会に役立つ喜びを体験的に学ばせることなどを目的としており、全生徒が卒業までに1単位(35単位時間)以上を履修することが義務づけられている。
実施については、長期休業日における体験活動や学年(年次)を越えた単位が取得できる(ポイント・リザーブ制)など、弾力的な教育課程編成が認められているが、35時間の活動内容に頭を悩ませる教師の声を聞くことも多い。13日の朝日新聞の記事には現場での試行錯誤の様子が紹介されている。大学入試への配慮もあるためか、1年生での実施も多いようだ。
「奉仕」は、総合的な学習と同様に5段階評価は行わず、コメントなどによる評価をすることになっているが、次期指導要領改訂に向けて検討されている、道徳の教科化についても同じような評価案が出されている。自治体の試みが全国的な広がりを見せるのか、今後の動きに注目したい。
- 「奉仕」カリキュラム開発委員会報告書及び生徒用テキストについて(東京都教育委員会ホームページ)
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr060727h.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。

普段からホーシと言いながら、女性が多くて若い男が居ない部署の人たちが、重い荷物を運んでいる最中、
それを見かけた手の空いてる別の部署の男性が手伝おうとしたら「部署が違うからするな」と上司に注意される。
役所の正門前で警察が立哨(立って警備)していて、目の前で人が刺されても助けようとしない。
タテ割、ムラ意識が強いなか、目の前で本当に困っている人を助けないで、
自分の組織に都合のよい「奉仕」を要求するならば、本末転倒ですね。
公園の噴水で遊ぶ子どもの声が騒音認定されたのにはびっくりしました。
日本はどんどん言ったもん勝ちのクレーマー天国になってきているようで心配です・・・。