避難したものの… 避難所公立校、浄水や発電整備に課題
4日の時事通信の記事によると、国立教育政策研究所が4日にまとめた報告で、全国の公立学校の89%に当たる33670校が、災害時の避難所に指定されているとのこと。そのうち、浄水設備が整備されているのは27%、自家発電は14%にとどまり、防災機能面での課題も明らかになったという。
「防災の日」にちなんで防災訓練をされた方も多いだろうが、大規模災害は滅多に起こらないだけに、十分な備えができている方は必ずしも多くないのが実情ではないだろうか。
今や、水道や電気のない生活など考えられないが、同報告により、避難所指定されている公立学校では、そのような状況に直面しうることが明らかになったと言えよう。たとえ避難所が近隣にあったとしても、油断してはいけない。
「消防庁 地震防災マニュアル」では、地震時の備蓄品の目安として、「最低限3日間程度の水や食料品」を備蓄することを勧めている。たったそれだけの備えが生死を分けることもあるかもしれない。また、発電設備の有無に関わらず電気を自由に使えるとは限らないため、電池式の携帯型ラジオなども必需品となるだろう。
折りしも、関東地方には台風9号が上陸しようとしている。きょういくじん会議でも何度か取り上げている防災関連の話題だが、どうか他人事と思わずに、もう一度身の回りを点検してはいかがだろうか。
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この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
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- 名無しさん
- 2007/9/7 10:30:16
「天災は忘れた頃にやってくる」って名言ですね。
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