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教科書検定─沖縄「集団自決」訂正で異例の審議要請
kyoikujin
2007/11/6 掲載

 新聞各紙の報道によると、沖縄戦の集団自決を巡る高校日本史の教科書検定問題で、渡海文部科学相は2日、教科書会社から削除した内容を復活させる訂正申請があったことを受けて、教科用図書検定調査審議会に訂正内容について審議を要請したとのことだ。同審議会の訂正申請での審議は初めてという。

 「日本軍の強制」の記述を削除した5社のうち、すでに4社が訂正を申請しており、残る1社も今週中に申請する見通しとのことだ。

 文科省は教科書検定について、審査中の情報が外部に漏出した場合、中立、公正で円滑な審査に支障をきたすため、静ひつな審査環境の確保が必要としており、現時点では申請内容は公開されていない。確かに、審査中の内容が公になった場合、教科書調査官や審議会委員が、審査内容に利害関係のある団体等から圧力を受けるような恐れもないとは言えない。だが、このような検定のあり方に対して、「密室」や「不透明」と批判する声もあるようだ。

 以下に参考として、文科省ホームページに掲載されている平成18年度の高校歴史教科書の検定結果から、各社教科書について沖縄戦に関する指摘のあった箇所へのリンクを列挙する。

検定意見書
(教科用図書検定基準に照らして欠陥があると指摘した文書)

指摘事由:
沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現
18-56-5 18-87-15 18-92-60 18-93-37
18-94-21 18-95-19 18-98-21

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/11/6 19:59:57
    沖縄は学テよりこっちの方にパワーをかけすぎたのでは…。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/11/7 9:09:00
    >1
    同意ですね。あと基地問題とか。ちゃんと授業してるんでしょうか。
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