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文科相が勘違い? やはり新指導要領実施は2011年
kyoikujin
2007/11/12 掲載

 9日、2011年度から実施予定の新学習指導要領について、「渡海文部科学大臣が実施時期を前倒しする意向」と新聞各紙が報道したことを受け、文部科学省は、11年から実施する方針は変わらないとして、報道を訂正する対応に追われた。

 渡海紀三朗文科相は、9日の閣議後の記者会見で、「先行してできるものは、09年度からの実施を考えている」と発言したとされ、その発言を受けて、新聞各紙は夕刊で一斉に「実施前倒しへ」と報道した。

 これを受けた文科省は、教科書の編集、検定、採択には3年程度の時間を必要とするため、小学校で新しい教科書を使って教育が行われるのは早くても11年度からであり、今回の文科相の発言はあくまでも移行措置について言及したものとして、同省のホームページや臨時のメールマガジンの中で訂正した。

 移行措置は通常、新・旧学習指導要領の切換えが円滑に行われるようにするためとして2年程度設けられ、移行措置の間は全部または一部の内容を新学習指導要領によることができる。また、この間に教科書の編集や検定、採択が行われ、今回は2009年度から移行措置に入る見込みとなっている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
3件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/11/13 0:30:39
    教育を知らぬ政治家に振り回される文科省
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/11/13 12:43:34
    ゆとり教育問題で、巨悪の根源のように言われている寺脇さんもいるけど、それを認めた当時の大臣も悪いと思うんだけど…
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/11/13 12:57:27
    大臣はわからないからしょうがないとして、これ鵜呑みに報道したマスコミの教育面担当の人って・・・。
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