和田中学校でSAPIXの塾講座、都教委が異例の中止指導
「和田中で塾講師が受験指導」でもお伝えしたように、杉並区立和田中学校で9日から実施される予定だった塾講座「夜スペ」に対し、東京都教育委員会は7日、実施を中止するよう異例の指導を行った。8日の毎日新聞の記事によると、入塾テストに合格した生徒しか参加できないため、「教育の機会均等の観点から好ましくない」ことなどが中止指導の理由とのこと。
この指導に対し、発案者である同校の藤原和博校長は、実施方法は変更せず、開催期日を9日から26日に延期して実施する意向のようだ。
藤原校長は同校のホームページで、「和田中の校舎を使って夜間に塾を開きます(PDF)」 と題し、「夜スペ」について、私立を超えた公立校を確立するため、都立の進学重点校や私立の中上位校への進学を狙う特別コースにするとしており、全国の公立中学校に先駆けた取り組みとして意欲を示していた。
都内公立学校で初めての民間企業出身校長として、話題の多かった藤原校長も今年3月で退任し、後任は藤原校長と同じリクルート社出身の代田昭久氏と決まっている。校長退任目前のこの騒動。どのように収束するのか、開始期日も間近なだけに、関係者にとっては目が離せない状況が続きそうだ。
- 杉並区立和田中の「夜間塾」開講、都教委が「待った」(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080107/edc0801072227000-n1.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。

指摘された問題部分を見直して実施することになりそうですが、校舎を使えば電気代とかは税金で支払われるわけですし、ちょっとやりすぎな感じもします。
ただ、それには授業だけに集中できる環境整備が不可欠だと思いますが。
教員免許更新も大学行くより塾で研修した方が効果あったりして。
何か理由あるんでしょうか。