教育オピニオン
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教員採用選考の倍率の低下を考える
帝京科学大学教育人間科学部教授釼持 勉
2018/9/15 掲載

はじめに

 「教師の働き方改革」などが大きく取り上げられ、各自治体は時間管理を中心として施策に取り組んでいるが、改革の道には依然として厳しいものがあり、その状況は教員志願者の倍率にも表れている。特に、公表された自治体では、新潟県小学校1.2倍、東京都小学校も3倍を切る状況になっている。
 本稿では、この教員採用選考の危機的状況を分析・判断することで、今後の志願者増の道筋を論じたい。

1 教員採用選考の倍率低下をどう判断するか

(1)若手教員の育成の停滞
 東京都を含めて全国的な大量退職、大量採用時代にあたり、私は管理職を中心にした全校体制での初任者研修等を年間200日実践してきた。この成果は、東京都教育委員会の初任者研修のカリキュラムにもモデルとなってあらわれている(釼持勉著『若手教員育成プログラム42』明治図書)。しかし、各学校においてはOJTの名の下に一定の成果はあるものの「若手が若手を育成する」状況にまでは至っていない。年度によっては50名を越える初任者が教職を辞退する状況も見られる。この状況はさらに加速化しているようだ。

(2)大学の出口論、教育委員会・学校現場の入口論の課題
 「授業の力量がついていない」と採用されたばかりの教師が悩むのは当然であるが、授業以外にも「着任しても学級経営が分からない」「学級運営について理解できていない」「人権教育について理解がほとんどない」「教師としての言語感覚の意識が足りないと感じる」と様々な悩みの声が上がる。
 現在、中学校でも着任後すぐに学級担任として校務にかかわる新任は多いのに対し、大学で学級経営の授業を受講しているものはそう多くはない。小学校においても「学級経営の講座は受けたが、4月からの学級運営は分からない」「4月をどう切り抜ければよいか分からない」という率直な意見を聞くこともある。教育委員会は合格者に事前の研修は位置付けていても、4月からの学級経営、学級運営を指導する機会はほとんど実施していない。学校現場は、新任の教師も学級経営について「分かっているはず」という認識で、4月からの学級担任としての力量があるものと判断している。
 私は、平成18年から10年間に渡り、東京学芸大学の学生に対して「教職実践セミナー」という講座を開講してきた。そこでは合格者の学生、期限付きの学生、講師としてのスタートする学生に対して4月からの教壇に立つために、次のような出口論の確立を図ってきた。すなわち、4月からの学級経営、生徒指導の基本、学習指導の基本、人権教育の推進、初任者の体験談、保護者対応などのカリキュラムを作成して、安定した4月が迎えられるよう取り組んできた(この記録はジアース教育新社にて30回に渡り連載)。

(3)教師の働き方改革の推進状況に変わりはない
 「教師の働き方改革」いわゆる「教職のブラック化」の指摘によって、各自治体は時間管理を中心として多忙感の解消に舵を切っている。しかし、本来業務としての事務量や様々な対応はいっこうに変わりなく、教師の単なる時間管理だけでは「働き方改革」には至っていないのが現状であろう。私自身、勤務時間内に何をすればよいのか、ゴールをどう設定すればよいのか、優先順位を立てながら校務処理をしてきた経験をもっている。人材育成が最優先し、一人一人の教師の人生の青写真に関わることで一体感のある学校運営をしていた。それにより必然的に時間管理ができるようになっていた。

2 教員採用選考の志願増に向けての取り組み

(1)人材育成に待ったなし
 教師として、特に4月に安定的な学級運営ができるようにし、また着任する学校で地域の理解も図るために、各大学ではどのようなビジョンをもって学生をを輩出するのかという出口論の徹底が必要となる。そして、教育委員会・学校は、地域の特色や4月の学級運営などをどの程度理解していればよいかの入口論の徹底が欠かせないこととなる。この段階が機能しない限り、若手教員の力量を上げることにはならない。

(2)「教師の働き方改革」は時間管理からのマネジメント管理に転換
 教職のブラック化を払拭するのはもちろんであるが、時間管理の面から、事務量軽減、会議の在り方、保護者対応の在り方、生徒指導の在り方の円滑化などが不可欠となる。そして、何よりも管理職のマネジメント力を高める研修によって、学校全体の働き方改革に主体的に取り組む学校力が求められる。

(3) 教師の魅力を熱く語ること
 教師自身「教師は大変」「信じられないほど毎日が忙しい」「家と学校の往復で自由がない」などの発言を「児童・生徒から得られる財産」「児童・生徒の成長が実感できる」「人を育てる仕事は生き甲斐がある」という発言に転換して、教職という仕事に対して熱く語れることが重要となる。教師一人一人が仕事の楽しさやよさを話すことができる力量をもつこと、その連続と継続が次世代の人材を確保することになる。

おわりに

 教員採用選考の倍率低下は「働き方改革」が必要な環境であることだけが要因ではない。これまでの人材育成において、大学・教育委員会・学校がしなければならないことを怠ってきたことの延長線上にあり、「教職のブラック化」がそれに拍車をかけて、倍率低下につながっていると判断している。「人材育成に待ったなし」の精神で、教師一人一人が教職の魅力を語り合う姿が日常化し、学びの文化を継承していく姿を明確にして教育実践に専心してもらいたい。

釼持 勉けんもち つとむ

 千葉大学卒、兵庫教育大学大学院修士課程修了、福島県高校教諭から都内小学校3校、荒川区教育委員会指導主事、東京都教育委員会指導主事、東京都教職員研修センター統括指導主事、国立市立国立第七小学校長、小金井市立小金井第一小学校長、帝京大学教育学部教授を歴任し、現在帝京科学大学教育人間学部教授。
 この間、文部科学省小学校国語科指導要領調査研究協力者、文部科学省学校の在り方、調査研究協力者等を務める。
<主著>
『最新!小学校教員育成プログラム』全3巻、明治図書
『小学校各学年学級経営・授業づくり365日大事典』全6巻、明治図書
・『プロの板書』全3巻、教育出版
・『5日でわかる!板書ー読みやすい字の書き方&板書計画』学研プラス
・『子どものやる気になる教室掲示とレイアウト目的別アイデア集』ナツメ社
・『教員採用試験面接・場面指導100』協同出版

コメントの一覧
66件あります。
    • 1
    • 前原太郎
    • 2018/9/15 11:47:19
    筆者の意見に賛同する。資質・能力が高い新規採用教員を獲得し、育成しなければ日本の公教育の将来は暗澹たるものになるであろう。一日の大半を共に過ごして人を育てる責任感をもち、児童生徒の成長を共に喜び、個々の課題解決に飽かず取り組むことは、決してたやすいことではない。しかし、それゆえに働き甲斐があるというものではないか。100点満点でなくてよい。教員一人一人の実践が、今問われている。
    • 2
    • 木村慶
    • 2018/9/15 12:11:25
    現場の悩みと現状を代弁してくれています。泣き言を言う余地もないほど、待ったなしの状況です。そのような中で、「教師一人一人が仕事の楽しさやよさを話すことができる力量をもつこと、その連続と継続が次世代の人材を確保することになる。」ということに賛同、共感します。養成・採用・現場がつながって、この問題を認識し自分たちができることを実行することと、根本的な見通しと対応に手をつけることを行政に願いたいものです。
    • 3
    • 池田
    • 2018/9/15 12:13:37
    4月から実際に働き始めて、実際に学級経営はどのように行えばいいのか、どのようにしたら子どもたちが主体的に取り組める授業を実践できるのか、悩みました。大学では、実践的なことはあまり学べず、私の周りでも理想と現実のギャップに悩んでいる人は多くいました。まだまだマネジメント力がなかったり、新しい問題に直面したり、不安なことは沢山あります。それでも、教員は間近で子どもの成長を見ることができたり、一生懸命に取り組んでいる姿を見ることができたりと、魅力がたくさんある職だと感じます。その魅力を今の教員が少しでも多くの人に伝えることが大切なのではないかと私も思います。
    • 4
    • 伊藤一郎
    • 2018/9/15 12:50:21
    教員採用試験倍率低下は公立学校の危機的状況と捉えたい。学校現場の状況は厳しくなかなか人が育たない環境にある。教職のブラック化は 信じられないほどの環境にある。著者が主張のように緊急的な課題としてとりくんでもらいたい。
    • 5
    • 荒川
    • 2018/9/15 12:50:24
    本文を読ませて頂き、初任教職者への教育によって、いかに「土台」を築いてあげることが重要なのかがわかりました。
    誰しも土台があって自信がわいてくるものです。

    多くの初任教師は、意欲があっても「方法」がわからない場合があるのだろうと思います。
    素晴らしい職業だと思うので、悩みの末、退職を選択する方が多いのはもったいないです。教職採用の倍率の低下の要因には、そういった退職者の増加や教職のブラック化がひとつの大きな原因だという内容が書かれていました。

    だからこそ、大学機関と採用地域での両方の人材育成が必要なのだなとわかりました。それらによって横のつながり、縦のつながりといったサポートしあう環境も生まれやすくなると思います。

    私にとって教師は尊敬し、憧れの存在です。情熱をもって指導してくれた学生時代の思い出は私の財産となっています。
    その情熱よりも大変さのほうが勝ってしまう現実もある事には寂しさを感じます。

    「仕事量は減らないのに、人材不足と時間削減」の現実には、より優先的なことを選択する判断で切り抜けるしかないと思うので、その為にも土台作りが必要なのだと改めて感じました。

    • 6
    • 川崎
    • 2018/9/15 14:08:14
    教育の一番大事なことだと思う。入口でしっかり方向性を定めて進めてもらいたい。質保証が保てないのではと心配です。
    • 7
    • 中村
    • 2018/9/15 14:20:44
    今、個人主義になっている。先生になる人も人に合わせず個人で自立すべきだと思う。それによって様々な困難を自力で乗り越えることができる。それを年齢が上の教員たちは若い世代を受け入れる環境を与えるべきだと思う。平成も終わり新たな時代を迎えるにあたって現在の教員たちもこれまでの体制にしばられず柔軟な思考で新人教師と付き合う力をもってほしい。
    • 8
    • 神田正美
    • 2018/9/15 14:38:32
    学校=ブラック企業という風潮である。教師の仕事は怖いという感情的な結論ではなく、現実を冷静に捉えた上で教職の素晴らしさ、尊さを、大学生に教えたい。組織的な職務遂行、難しい保護者との対応、学級崩壊させない経営などのスキルを確実に指導することで教員志望者の不安は減少し、採用試験の倍率も上げることができるのではないか。筆者の言う「出口論」について大学はさらに工夫の余地があると考える。
    • 9
    • 中山
    • 2018/9/15 15:02:35
    成り手がいない職業に[教員]が入る時代へ突入している現状を知り、強い不安感を感じた。同時に、現場の教員にもできることがある点に、僅な希望を抱いた。
    [若手が若手を育成する]ためにも、子供とかかわる一人一人の現場の人間が学び続ける姿勢をもち、[教職]は魅力的な職業であることを実体験をもとに発信していくことが重要だと思った。そのためにも、[学校]という孤立しがちなコミュニティーだけでなく、様々なチャンスを掴み、広くかかわりをもつことができるよう励んでいく。
    • 10
    • 松本
    • 2018/9/15 16:23:17
    教採の低倍率化は教員の資質の低下につながる。低倍率化に対して大学、教育委員会、学校現場が連携して対策をしなくてはならない中で、
    私は教師を目指す者として教壇に立つ前に身につけるべき教師力を養い、資質向上のための自己研鑽を行わなければいけないと強く感じた。
    また、謙虚に学ぶ心をもち、先輩教員からの優れた指導技術を学ぶ姿勢を持ち続ける教師であることが資質向上には不可欠だと捉えた。
    • 11
    • 豊池
    • 2018/9/15 18:29:40
    資質の高い人材の育成と確保の双方でより良い基盤となる仕組みを確立させること 何より教職ブラック化のイメージ払拭が急務だと改めて感じた
    現場のマンパワー 行政からの理解 支援 これらの不足が否めないのが現状である中 1人でも多くの力になれる賛同者が必要ではないだろうか 公教育の未来の為 的確なアプローチ 呼びかけはこれからも筆者を筆頭に継続しなければならないと考える
    • 12
    • 島田悠暉
    • 2018/9/15 23:02:52
    「教師の働き方改革」については事務処理能力の向上が必要であると認識していた。しかし、「学校全体の働き方改革に主体的に取り組む学校力が求められる。」と記されているとおり個人の問題だけでは解決することのできない学校全体の問題もあると考えの幅が広がった。一人ひとりの「働き方改革」をするためには、学校という組織に参画する意識が必要と考えた。そのためには教師が「教師の魅力を熱く語ること」ができ、人材育成につなげることが大切であると感じた。私はこの大きな問題の現状を打破するために「チームとしての学校」に参画する一教師となりたい。
    • 13
    • 島田純子
    • 2018/9/15 23:08:39
    新任教師が4月から学級担任を担うための方策の重要性について、深く共感致します。一方で、自分の知識の豊富さに自信をもち、目の前の「生きている」子どもたちに対応できない方も多くなっていることを実感しています。教師は子どもたちの人生で貴重な時間に関われる、また、一生つきあえるほどの濃い関わりも可能なすばらしい仕事と自負しております。釼持先生、学校教育の課題解決、向上のため、今後も貴重なご指導をよろしくお願いいたします。
    • 14
    • 2018/9/16 11:20:52
    「教員採用選考の倍率低下」は大きな問題である。教師として、子供たちと共に学び、高めあえる喜びは、何ものにも代えがたいものだ。しかし、教師に任されている役割があまりにも多いのではないか。学校/行政・家庭・地域のバランスをもう一度考える必要があるのだと思う。一人一人が「自分は何ができるのか」と「自分ごと」として捉えていくことが大切である。明るい未来を子供たちにつなげていくために、一歩一歩、わずかでも行動に移してくことが求められているのだと思う。
    • 15
    • 大谷
    • 2018/9/16 16:24:36
    教員の質を保つことは何よりも大切なことである。新任教師であっても、生徒の前に立った瞬間から、先輩教師と何ら変わらない一人の教師として指導に当たらなければならない。しかし、自分自身大学卒業時点で教師としてのスキルが身についていたかと言えばそうではない。筆者の言うとおり大学・教育委員会・学校が人材の育成に本気になる必要があるだろう。

    • 16
    • 萩原
    • 2018/9/16 19:51:15
    若手が若手を育成する時代に差し掛かっていると感じました。ますます職場が若手が増えるなか、教育の魅力を語れる人がどれだけいるか考えさせられました。これから教育の道を志す人材に、同じ目線で人材育成ができるだけの力量をつけなければと思います。
    • 17
    • 田口直子
    • 2018/9/16 21:07:56
    精神論では解決できない教育現場の荒れや疲労感。若手育成に行動し続けている筆者ならではの責任感を持って、 採用試験の現状から鋭く切り込んでいる。教師の仕事がより明るく楽しくなる方策の提案について続編を期待する。
    • 18
    • けいこ
    • 2018/9/16 21:28:41
    夏にフィンランドに行ってきました。教員は人気の職業とのこと。給料が高いわけではないそうです。教育費無料。中学校の教師は複数の教科の資格を持っています。卒業した後、職に就いた後、再度教育の機会が無償であるのです。

    日本の若い先生方も志をもっています。育つための時間の猶予をあげたいものです。
    • 19
    • とよ
    • 2018/9/16 21:50:48
    教えることを仕事にしている学校教員でも、次世代の教育が難しい現状が強く伝わりました。各資格を得るための実習では、人に教えるための勉強をしていない人が突然バイザーを任され学生に指導しています。指導者のための指導も必要だと感じます。
    • 20
    • ふみ
    • 2018/9/16 23:20:39
    教員育成機関も教員も、カリキュラムなどの必要条件を満たすことだけで力つきるのでは、現場はまわらない。教育現場において、主体性を持って学級をマネジメントする力は、教員自身の人間力と、それ以上に、教員同士や教員育成期間が、経験というデータベースを共有できる環境をいかに作れるにかかっている。そして、そのデータベースを一緒にアップデートできる風通しの良い環境を作れるかどうかが重要である。
    • 21
    • 2018/9/16 23:58:17
    「教育に帰る!」社会の変化に伴い、学校も変わらなければならないのに・・・教育改革の必要性と改革精神の希薄さが危機的な状況です。学校は夢のある楽しい空間であるべきではないでしょうか。苦しく、辛いところではありません。若手が声を出しやすい職場環境をつくるのは管理職の職責です。これから社会で活躍する子供たち一人一人を幸せに導くことができる教師の仕事のやりがいをさらに伝えていきたいと思います。
    • 22
    • 山村
    • 2018/9/17 8:00:50
    教員の魅力を語らなくなった社会は生きがいのない社会だと思います。皆で教育に関心をもち教師を育てる気概が必要です。志あるものに教育をになってもらいたい。筆者の熱い言葉が当たり前になる世界になってほしい。負けないで頑張ってほしい。
    • 23
    • 清水
    • 2018/9/17 10:46:43
    この課題は、養成、採用側ともに正面から取り組まなければいけないものであり、関係各所はもとより社会一般に認識されるべきものと感じた。
    本稿で鋭く指摘された危機意識はwebを通して広く共有されるべきである。
    • 24
    • 名無しさん
    • 2018/9/18 1:17:02
    「教育」は、児童生徒の人生、そして社会問題解決など、あらゆる希望につながっていけるものと思います。そのぶん先生方にはかなりのエネルギーが求められます。「教師」という生き方を選んだ方が潰れてしまわないよう大学での出口論、教育委員会・学校現場の入口論を明確にするという提案、素晴らしいと思います。
    • 25
    • 2018/9/18 5:06:05
    異業種ですが、意欲があっても方法がわからないで戸惑ってしまうという言葉に、共感を感じました。
    教えて下さる体制の大切さというものはどこの業種でも変わりないのですね。
    私自身当たり前ですが学生時代、先生に育てられましたが、先生を育てる側の筆者の先生のこのような情熱に、そしてその存在に、とても感動致しました。
    当時はよく気付かずに感謝を表すこともままならず、ただ卒業してしまいましたが、勉学にも愛情の上でもあたたかく気持ちをこめて育てて下さった先生方の顔を思い出します。今そんな先生の卵の方々が、方法がわからないばかりに、大変さに押しつぶされてしまうことは、悲しい気持ちになります。
    是非、先生方の働く喜びが失われないサポート体制を築きいてほしいです。
    • 26
    • 長谷川
    • 2018/9/18 8:29:41
    「若手が若手を育てる時代」、学校現場で、いかに人材育成するか、日々、奮闘しています。
    10年、20年後▪▪先を見通した取組の必要性を感じます。働き方改革と相まって。
    • 27
    • 建入ひとみ
    • 2018/9/18 17:59:10
    「日本の教育について」多くの講演の場を頂き、釼持先生にはこの場をお借りして感謝申し上げます。戦後から続く管理しやすい日本のシステムは時代の限界に達しており、目先のキリバリ対策ばかりでは抜本的改革には至っておりません。硬直した教育現場でも人材不足と教師への教育に危機感を抱いているという事だと思いますが、管理されすぎている子供も異常に見えます。さて、経営者としての視点から3つほどアドバイスを。
    1、「メンター制の導入」をお薦めします。退職した経験豊かな教師には教育現場での指導、 経営者からはマネジメントや子供を引き付けるコツなど指導やアドバイスを貰う。
    2、「アルバイト・インターンシップの活用」教職課程の学生ではなく、一般の大学生などのアルバイトを入れて教師のアシスタントをさせる。教育現場のアルバイトなら人が集まり、教師の道を考えるキッカケとなる。
    3、マネジメントが苦手な日本人。釼持先生が構築・指導されている「学級運営」、マネジメント教育は絶対不可欠。教職大学及び大学院では必須科目にしたらどうか。
    • 28
    • 山賀
    • 2018/9/18 19:56:13
    今、現場は人がいなくて大変な現状です。筆者の意見を頷きながら読んでしまいました。これから先、採用試験の倍率が1倍率になったら、どうなるのか。心配です。私は今の職業が天職だと思っています。でも、そう思えるように先輩方が導いてくださったのだと思います。この仕事は、喜びがたくさんあることを伝えたい、そして、教員になったときには、手助けのできる教員として、自分もありたいです。
    • 29
    • 一大学職員
    • 2018/9/18 20:30:40
    著者の文書を読み、教育現場の現状を知るとともに出口論・入口論に興味を持った。。
    実際に教職課程を履修したが、学びの過程と現場に大きく差があるように思う。学びの過程、ここでは教師になるまでの過程を指すが、どこか勉学・座学に捕らわれ、一方方向の学びが特徴であるように思う。
    今現在、アクティブラーニングという授業があるように学びの過程において、現場と齟齬が生じぬよう策を講じる必要があるのではないかと思う。そして小学校と大学間の連携等から現場との差を埋め、実践的に養成していくような教育方法等互いに改めて行かなければならないのではないか。
    教育現場が改革をするならば、共に養成する大学側も改革し、なりたい願望からなるという意思決意の確立までを過程で育てていくべきではないか。
    その果てに、今までの経験を通し教壇に立つ時には自信を持って、子どもたちと向き合える一大人となるのではないかと考える。
    • 30
    • 名無しさん
    • 2018/9/18 22:51:25
    働き方改革に合わせて、時間管理からのマネジメント管理は重要だとは思うが、そればかり重視しては質の高い教員は育たないのではないかと思う。教育を受ける者達のためにどこまで骨を折ることができるか、ただ教えるのが好きだからということだけでなく、人格が出来ていく過程で 教員とは心の成長にとても重要な役割を担う存在である。教員の先輩方が、長年培って来たノウハウや心の在り方、指導の仕方、教員としてのやりがいを、学校の現場につく前に、もっと伝え指導していく時間が必要なのではないだろうか。
    • 31
    • 大学職員
    • 2018/9/19 9:30:21
     実際に小学校で新卒の初任者を受けた側と、大学で教職に携わる側の両方を経験し、やはり現場に直結する教職指導の必要性を感じている。小学校担任として即戦力となるためには、学級経営力、言語感覚、人権感覚、協働する人間関係力、円滑な校務遂行力等の育成は必須である。しかし、大学では、学習指導力の育成にやや偏っているように思われる。教育実習でも授業研究が主となっており、学級経営力、言語感覚、人権感覚、協働する人間関係力、円滑な校務遂行力等の育成は学生の主体性にかかっている。指導教官等からそれらを吸収できる学生と学習指導がやっとという学生がいるが、大半は後者であると思われる。大学は、学生に即戦力となる教員としての資質能力の育成に努め、教員になった際、現場で活躍できている実感をもたせられるようにすることが、教員を目指す学生を増加させる近道と考える。
    • 32
    • 名無しさん
    • 2018/9/19 10:23:02
    人材不足はいかなる業界にもつきものです。しかし、人を教え育てる教育業界にあっては、人材不足の前に、人を教え育てることの魅力に付加価値をつけて教員募集に取り組まれてはいかがでしょうか。先生のご著書など、バックアップ体制は万全です。そのようなバイブルを読み、自ら学び自ら考えて行動する教員が増えることを願ってやみません。
    • 33
    • 名無しさん
    • 2018/9/19 10:47:51
    現場の声が率直に伝わり、今教育の場で問題となっている事態の輪郭が掴みやすかったです。やりがいを上回るほど過酷な状況が解消されていくことを願ってやみません。
    • 34
    • 大学職員H
    • 2018/9/19 11:03:37
    日本の将来を左右する基礎教育の世界において、人材不足というのは致命的と言っていいほどの大問題である。ボランタリーな熱意をもって、人材育成に心血を注ぐ人々の存在は貴重である。一国は一人より成ると言うが、教師養成にかかわる者は優れた教師を続々と誕生させる義務がある。一読、身の引き締まる思いがした。
    • 35
    • 孝森
    • 2018/9/19 15:28:29
    教育実習生に指導する際も、新採の教員に指導する際も、ただ見て、真似てやってみなさいというような曖昧な指導しかできず、具体的な指導ができていなかったと反省するばかりです。教職の魅力を実感する前に、多忙さと、向き合わねばならぬ問題の困難さに途方にくれてしまう教員も多いのではないでしょうか。教職は児童生徒の成長を糧に、働きながら活力を得られる魅力的な仕事だと思います。教員一人ひとりを孤独にさせない。そして、学び合い助け合い、学校をチームで経営していく。そんな風土を現場と行政、双方の努力によって実現せねばならないと思います。
    • 36
    • 名無しさん
    • 2018/9/19 23:04:22
    医師のインターンのように、大学卒年の年を学校での実習とし、養成期間の充実を図る。学生はその間、複数校をローテションで回る。大学の教官も頻繁に巡回し、巡回先で自ら実地指導をする。学生はローテーションを終えた後、国の教員免許試験(学科のみ)を受験し、合格者に免許状を与えて採用(卒業)とする。なお、実習期間が長くなるので、その間の経済的な支援を行う。医師の必要数より教員の方が多いので、実現はむずかしいですが、教員養成の充実を図っていただきたい。
    • 37
    • 鈴木
    • 2018/9/20 7:33:56
    教師を目指していても現場の厳しい声を聞いて自身を失う、諦めるという話をよく聞きます。さらに英語の教科化などに伴い新たな配置があれば人材不足、より倍率は低下するのでは…と不安になります。
    子供の成長を近くで見守れる喜びは教師でなければ感じることができません。仕事のやりがい、喜びを多くの方に伝えていければと思います。
    • 38
    • 名無しさん
    • 2018/9/20 11:51:52
    指摘にあるように管理職のマネジメント力は大切だと思う。私立の進学校などでは徹底したペーパーレス化や17時帰宅を実現しているところがある。いきなりの改革は難しいかもしれないが、過重労働を減らしていくという意識をもち、ノウハウを共有することが教師の負担軽減につながるのではないか。他にもまだまだやれることはあると思う。筆者の貴重なノウハウがもっと広がることを願っている。
    • 39
    • オピニオン賛同者
    • 2018/9/20 19:41:49
     一般的に、選考時の倍率が3倍を下回ると本来の選考機能が失われ、それが1倍を上回る程度になったり、そのトレンドが続いていくことが見通せるような事態になると、今後の教員採用試験はその選考機能は果たせなくなり、単なる儀式に終わる。また、誰もが容易に合格することになれば、教員になろうと高い志を持った学生の意欲と合格を目指す学習努力の機会を失わせる。
     こうした事態は、教員の質の低下や学校の教育力の低下、教員養成系大学・学部の凋落、さらには日本国力の衰退につながる。学生が適当に過ごしても教員になれるようであれば、大学教員も教員養成への気概も失うことだろう。こうした澱んだ教員育成現場になれば、大学入学の段階で教育人材を失いかねない。
      学校教員は、養成・採用(行政・大学)だけで「よい教員」は作れない。年齢構成の異なる教員相互のコミュニケーション(研修会)の機会はもとより、採用の前後の期間(学生段階から現職教員までの時空間)の垣根をなくした研修会の設定等、切磋琢磨できる仕組みつくりも「できる教員」を育てる土壌となって持続可能な教員育成を担保する一方策であろう。
    • 40
    • ヤマダ
    • 2018/9/20 21:26:13
    特に実技教科の基本技術に大きな疑問をもつ。求められる技術に応えられない、必要な指導内容の指導方法が分からないまま指導している現実等、教員免許の価値が下がってしまっている。教員免許とは別に、インターン制にする等して教壇に上がる資格を得ることが必要。一旦教員となった者の再生はとてつもないエネルギーが必要。子どもたちも保護者も大きなダメージを負う。学校単位では小さな組織ではあるが、各都道府県では万単位の人材である。社会情勢も変わり、優れた人材を確保することは容易ではない。大学も都道府県も大きな変革が求められている。今の学校には、何かを起こすだけの力はない。国家単位で日本の教育を考えなければ変わらない。人を増やし、金をかければ解決するものもあるが、若い教師のアイデンティティは作り上げていかねばならない。そのためには、教育理念の形成は必須。教育の危機を広く知ってもらいたい。
    • 41
    • 高島
    • 2018/9/21 12:21:51
    中高の教職免許(音楽)は持っていますが、教職にはついていない者です。
    特に、学級経営・学級運営の件は、私にとって「教師になりたいと思えない」1番の原因だと思っています。
    「音楽を教えたい」「音楽を通していろいろなことを教えたい」という気持ちは強くあり、そのような活動は積極的に行っていますが、学校という場を選ぶともれなく学級が「ついてきてしまう」と考えてしまいます。
    また大学の授業でも、なかなか学級経営・学級運営については触れられず、教育実習で初体験となりました。
    上手く学級で立ち回れず、ちょっとした恐怖心すら持って実習を終えたのを覚えています。
    私の立場としては、学級経営・学級運営に対する教育の場をもっと強化していくべきだと感じました。
    また、筆者の「人材育成に待ったなし」の項目に記載された内容が1番重要であると感じました。
    • 42
    • 今井
    • 2018/9/22 22:53:49
    教員採用試験の倍率低下問題を耳にして、悲しい思いを抱きました。「教員になりたい。」「子供と共に学び続けたい。」と考える人が少なくなっていると捉えられるからです。学級経営や教材研究、校務分掌、事務処理、保護者対応など時には辛く苦しいこともありますが、喜びや幸せを感じることも沢山あります。そんな教師としての魅力をこれから教師を目指そうとしている方に、少しでも伝えていけたらなと思います。また若手が多くなってきた今、手を取り合って高め合うことで、これからの教員人生が拓けていくと考えます。
    • 43
    • 曽根
    • 2018/9/24 21:40:21
    教育採用選考の倍率が低下していることは、教員として働く人だけでなく、未来を担う子供たちにも大きな影響を与える事態であると思いました。世の中には様々な仕事があり、その仕事なりの辛さとやり甲斐があると思います。日々の仕事に追われるだけでなく、若手の方々に教員としてのやり甲斐を伝えるなどして、若手が若手を育てる職場にしていかなければと改めて考えさせられました。
    • 44
    • 2018/9/25 0:06:50
    明日の授業やしなければならない事務仕事を考えると、「明日学校に行きたくないなあ」と思うことが多々あります。ですが、それでも私が毎日学校(仕事)に行けているのは、学校に行きたくないと思っていたことを忘れさせてくれる子供たちの笑顔や成長が見られるからです。大変なことも伝えつつ、「でも、教師って楽しいよ。」の部分を広めていくことが重要だと思いました。
    • 45
    • あだち
    • 2018/9/25 22:28:10
    現場にはインターンシップ等で、毎年学生が来ます。教師を目指しているはずの学生から聞こえてくるのは「やっていけるのか」という不安です。私も声を大にして、この仕事の魅力を伝えていきたいと思います。
    • 46
    • おがわ
    • 2018/9/26 23:47:39
    ○倍率低下は、着実に新規採用教員の資質の低下につながっている。それは、倍率低下によって今までは、合格することができなかったものまで入学できるようになった大学全体の課題と同じ側面を持っている。そして、採用されても職を辞する教員の殆どが学級経営にができていない。指導案は書けても学級が学びの場として成立していない。いわゆる、子供の学力を向上させたいのならドリルの時間を増やすより「学級経営の充実」を図ることが先決である。このこちを管理職が如何に強く認識し経営していくかで、学校が大きく変わる姿を何度も見てきた。そのためには、教員も特別活動を面倒くさいと考え、安易に学校行事を削減しないことが鍵になると考えている。
    • 47
    • おがわ
    • 2018/9/26 23:47:39
    ○倍率低下は、着実に新規採用教員の資質の低下につながっている。それは、倍率低下によって今までは、合格することができなかったものまで入学できるようになった大学全体の課題と同じ側面を持っている。そして、採用されても職を辞する教員の殆どが学級経営にができていない。指導案は書けても学級が学びの場として成立していない。いわゆる、子供の学力を向上させたいのならドリルの時間を増やすより「学級経営の充実」を図ることが先決である。このこちを管理職が如何に強く認識し経営していくかで、学校が大きく変わる姿を何度も見てきた。そのためには、教員も特別活動を面倒くさいと考え、安易に学校行事を削減しないことが鍵になると考えている。
    • 48
    • 青木
    • 2018/9/29 10:54:51
    学校現場の忙しさや大変さが大きく影響していると思われますが、倍率の低さ=資質の低下とは一概に言えないとも感じます。採用の少ない時代は倍率も非常に高く、狭き門であったが、教員となった数名の人たちの教職への熱意の低さに、教育委員会の担当者、管理職としての指導に頭を悩ませた事がありました。今改めて、教育に携わる人の熱意がかたちとなる、年次別研修の充実と受験者への周知&公開も必要ではと考えます。
    • 49
    • サトウ
    • 2018/9/29 20:45:51
    倍率低下によって教育現場に立つことが安易になっています。各大学で準備はしていると思うが準備していても実際の現場とでは雲泥の差があると思います。新任教師がそのギャップをどう捉えるかが今後の課題なのではないかと思います。
    • 50
    • 名無しさん
    • 2018/10/2 9:39:12
    外国語科では、小学校における外国語教育の教科化への対応として、英語教員養成・研修コア・カリキュラムが、文部科学省より提案されています。これにより、授業設計と指導技術の基本を身に付けることや、小学校において外国語活動・外国語の授業ができる国際的な基準であるCEFR B1レベルの英語力を身に付けることが提案されており、教員をめざす大学生をどのようにして輩出したいのか、そのビジョンをもつ一助となるのではないかと思います。
    • 51
    • 名無しさん
    • 2018/10/2 9:40:17
    特別支援学校では、ティームティーチングを基本としますので、他校種に比べると、働きながら先輩に学ぶ土壌はあるのかなと思います。しかし、児童生徒の実態が多様であることや、教育課程が特別であるため、新規採用の教員が戸惑うことも多いのではと心配されます。
    • 52
    • 名無しさん
    • 2018/10/2 9:41:26
    小学校では、新卒であっても4月から学級担任を務めなくてはならないことがほとんどです。教職を目指したからには、教育に対する熱意や教師としての自覚は当然あるものと思いますが、未熟さを補う体制がまだまだ整っていないと痛切に感じます。「人材育成に待ったなし」の現況を、教育に携わるもの全てが認識し、人材育成に取り組んでいかなければならないと思いました。
    • 53
    • 弟子です
    • 2018/10/2 13:45:16
     これまでもOJTとして、若手育成研修など行われてきています。しかし、なってからではなく、釼持先生が言われている、出入り口論・・・研修を行う「時期・内容」の大切さを痛感します。
    • 54
    • ショウジ
    • 2018/10/3 19:34:25
    教員の今の状況がどのようになっているのかがとてもわかりやすくまとめてあり理解しやすかったです。大学、そして職場での若手や新人に対する育成がどれだけ大切であり、またそれを怠ると次の世代にも影響してしまい負の連鎖になってしまうのかと思いました。教師を目指す人自身も今の教師に必要な物をしっかりと判断して積極的に技術を学ぶ必要があると感じました。
    • 55
    • すわ
    • 2018/10/3 19:57:27
    本文を読ませていただいて学生1人1人が教員になるという意志をしっかりともち地域などの特色を理解することがいいとわかった。すでに教師である人からの視点だと教師自身が教職に対して熱弁でき次の世代につなげていくことが大切なのだともわかった。自分もこのような気持ちを持ってこれからやっていきたい。
    • 56
    • 高橋
    • 2018/10/3 20:21:43
    考えると、3月まで学生の立場であった人が4月から教壇に立ち、教師として児童・生徒と接していくということは非常に難しいことであると感じた。倍率低下のことも含め、筆者の述べる各学校・大学の入口・出口論の徹底が非常に大切であると考える。
    • 57
    • イノウエ
    • 2018/10/3 20:48:02
    本文を読ませていただき、改めて教職を目指していく者として2点考えた。
    1つは、大学生である今のうちに教員に着く用意を進めていかなくてはいけないということである。教職に着けばクラスを任される可能性が非常に高い以上かなりの用意が必要だと考える。現段階でも用意出来ることはやるべきだと判断する。
    もう1つは、教職を目指す自覚を教職のデメリットも知った上で持つことである。やりがいや、達成感などのメリットだけに目を向けた上で教職に着くようではすぐに挫折、後悔をしてしまうと推測できる。つまり、デメリットを予め知った状態でも教職を目指す自覚・覚悟を持つことで少なくとも挫折、後悔をすることは減っていくであろうと考える。
    • 58
    • わたなべ
    • 2018/10/3 22:03:43
    教職に関わらず、わからないことをやるのは時間もかかるし、大変だと思う。学級経営は習ったが学級運営はわからないという新任には、学級運営が大変で、他の学級運営だけではない様々な業務に対応できる経験がない。経験には時間が必要であるから、経験を得る間は知識で補うことが大切であると考え、学生の内に入口論や出口論への理解を深めることが大切なんだと感じた。
    ブラックと言われる教職に、マイナスな考えを持つのではなく、プラスな考えに転換していくことが教師自身のモチベーションを上げるとは考えていたが、さらに次世代への人材の確保に繋がることがわかった。
    • 59
    • まつもと
    • 2018/10/3 23:29:34
    本文を読ませていただき、今の教員という職業の実態を知ることができた。良いところも悪いところも全て把握した上で今から準備を始めるべきだと感じた。
    教員はやりがいがある仕事だと思うが、やりがいがあるからこそその積み重ねとしての準備がとても大変である事に目を向けていきたい。
    • 60
    • 近藤
    • 2018/10/3 23:54:58
    教師の現状を深く知ることが出来ました。また本文に挙げられた改善点の教師の働き方改革や教師が教職の魅力を熱く語れるようにすることで、次世代の人材確保につながる事により、教職のブラック・倍率低下が改善される事を願ってやみません。
    • 61
    • 酒井まさ
    • 2018/10/4 0:45:01
    働き方改革といっても未だに業務内容、本質的なところが変わっていないところに疑念と不安を感じた。
    4月からの学級運営など即戦力的な力が必要だと感じた。
    • 62
    • すわ
    • 2018/10/4 7:12:00
    教師として成長するためには努力と時間が必要であるが、その土台となるのが出口論と入口論であり、授業や学級経営を実際に現場で行うための大切な準備であるとわかった。
    教職に対する問題点や解決策を早いうちに知ることで、教師になるための準備の質はより高まるのではないかと考える。
    • 63
    • ゆうり
    • 2018/10/4 7:22:47
    まだ職場に就いていないが、今の自分が実際に子どもの前に立ったときに足りないものはいくつもあり、いつ学ぶことができるのか不安な要素がたくさんあることを感じさせられた。学級経営の問題などは特に、学校や学級によって状況が多種多様であり、教員側の臨機応変で機転の利いた対応が要求される。これについて学ぶためにはやはり実践も必要だと思う。もっと職場での新任の先生への補助を手厚くし、学びながら経営できる環境をつくっていくべきだと感じた。
    • 64
    • 松枝
    • 2018/10/4 7:38:36
    私が教師を目指そうと志した頃、当時の担任教員に「教師は大変」ということを言われました。実際、私の両親が教員のため大変な事であるのは目の当たりにしています。しかし、両親から“教師の魅力”などを聞いているうちに「大変だけれど、とても楽しい」ということを知ることが出来ました。
    今回、この記事を読み、『教師一人一人が仕事の楽しさやよさを話すことができる力量をもつこと、その連続と継続が次世代の人材を確保することになる。』という筆者の意見に賛同しました。私がそうだったように、教師の魅力などを聞き、教師を目指そうと志してくれる人が少しでも増えれば職場の雰囲気も良くなると考えています。私はまだまだ勉強不足で、学級経営や生徒指導など様々なことを学ばなければならないですが、教師となる頃には、それらを理解した上でたくさんの人に“教師の魅力”を伝えられるような人材でありたいと考えています。
    • 65
    • 井上
    • 2018/10/30 14:08:30
     今の学校の教員の年齢構成は、ワイングラス型になり下部が土台として大きく、中間部は細くて長く、上部は大きくなっている。下部の若手教員が学校を支え、中間層で学校をリードすべきであるミドルリーダーが不足の構成となっている。こういう年齢構成なので、中間部が崩れると学校は成り立たなくなることが心配される。
     そこで、必要なのが力をもった教員を育てる「人財育成」こそ、今の現場の学校・行政・大学で取り組まなければならない喫緊の課題であると考える。
     学校現場にいる私は、少数の中間層であるミドルリーダーをまとめ、これまで以上に先の見通しをもち組織的で計画的な人財育成を学校経営の中核にしなければならないと考える。またこの人財育成を成功させることが子供に「生きる力」を付けさす不可欠のものであると考える。
     この論文から、「人を育てる教員の質の向上を図ること」がひしひしと伝わってくる。今後とも、微力ながらできることを見つけて実践していきたい。
    • 66
    • 湯藤俊吾
    • 2019/5/19 15:32:44
    民間、経済団体職員と教員、そのうち中学校、夜間中学、夜間定時制高校、全日制高校と6種類を経験しました。現在、進学校に勤務。高校の仕事は、魅力とやりがいは他の仕事と比べ抜群にいいです。生徒の語らい、授業の楽しさ、部活動・学校行事の生徒らの真剣さに触れることができます。そして、生徒の青春の記憶に確実に残り、感謝をされる。そんな仕事がほかにあるのかと思います。高校教員は民間から転身して教員になる人が多いのは、その魅力的な仕事の証と思います。ブラックという言葉だけが先行していますが、全然ブラックではないです。この仕事と私は選択して本当に良かったと心底思います。民間では全体に味わえないと思います。
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