明治図書出版を志望した理由
学校教育に関われて、編集の仕事ができるところに魅力を感じました。大学時代、塾講師のアルバイトを通して、学校教育に対する興味は高まっていたのですが、就職活動が始まる直前までは新聞社1本で考えていました。小学校の係活動から、中高の部活、大学のサークルまで、ずっと新聞を作り続けていたからです。特に、取材や原稿執筆を終えたあとの編集作業が大好きで、新聞を作るのが楽しくて仕方がなかったです。将来は新聞記者になるのだと当然のように思っていたので、教育業界の方がやりたいことがたくさんあるかもしれないと気づいたときは迷いました。自分が好きな編集作業をやるために新聞社に行くか、教育に関わるために学校の先生や塾講師などになるか、悩んでいたときに見つけたのがこの会社です。編集作業ができる上に、作った教材を通して子どもたちに関われる、理想的な会社だと思っています。
1日の仕事
小中学生向けの英語の教材を作成しています。編集の仕事というと常に原稿と向き合っているイメージかもしれませんが、誌面企画検討のために学校に出向いて先生から意見を聴取したり、内容がある程度固まったら営業や製作に相談したりなど、机上以外での仕事もたくさんあります。外部の執筆者さんやデザイナーさん、イラストレータさんとのやり取りも多いので、時期によっては社内外のやりとりをくり返しているだけで1日が終わることもあります。英語ならではの仕事だと、リスニングの収録に立ち会ったりもします。集中して長時間英語を聞くのは結構大変で、間違いに気づかず収録してしまうと簡単には撮り直しができないこともあり、収録に立ち会うときはいまだに少し緊張します。1つの商品に対してやるべきことがたくさんあり大変ですが、その分1つ1つの商品への思い入れは深いです。
明治図書あるある
面白いあるあるエピソードでもあればよかったのですが、何も出てこないので、明治図書の雰囲気を書きます。基本的にまじめで優しい人が多いです。競い合うというよりは、みんなでいいものを作ろうという雰囲気があり、人間関係もさっぱりとしている印象です。そのため、若手でも意見が出しやすく、自由に提案ができます。編集に異動したての2年目でも、企画を提案すればしっかりと聞いてもらえ、実際にワークの特集ページを任せてもらえました。得意なこと、やりたいことを伸ばしてくれる会社だなと思っています。あとは単純に事実として、大企業と比べると社員数が少ないです。私は人見知りで人の顔と名前がなかなか覚えられないので、この人数でもたまにどきどきしているのですが、もっと何千人と社員がいるような会社だと毎日心が休まらなかっただろうなと思っています。
将来の目標
全ての子どもたちが学ぶことの楽しさを実感できる教材を作ることです。大学時代、塾講師のアルバイトをしていて一番うれしかったのは、「先生のおかげで勉強が好きになった」と言ってもらえることでした。同じように、「この教材のおかげで勉強が好きになった」とたくさんの子どもたちに思ってもらうことが私の夢です。どんなにいい先生でも、生涯で出会える子どもの数には限りがありますが、教材だとその制限がありません。また、明治図書の教材は、塾で使われている教材や書店で売られている教材と違って、勉強にお金をかけられない子どもや自分から勉強をしようとは思わない子どものもとにも届きます。学ぶ環境の良し悪しに関わらず、できるだけ多くの子どもたちに学ぶことの楽しさ、考えることの大切さを知ってもらいたい。それが私の目標であり、仕事をする上でのモチベーションです。
プライベートの過ごし方
謎解きが好きで、年間100公演くらい参加しています。牢屋から脱出したり、暴走したAIから世界を救ったりとわくわくする非日常大体験ができることも魅力の1つですが、個人的には「失敗」する確率が高いところがここまで夢中になっている一番の理由です。成功率が低いからこそ成功したときの達成感もひとしおですし、明確な「成功」「失敗」があることで自身の成長も実感しやすくてやる気になります。余談ですが、謎解きで出てくる英単語は中学までの範囲が基本です。仕事柄、中学で習う英単語を把握しているので、1問謎が解けないときも、解答欄の文字数などから、この単語になるのではという「メタ解き」がしやすく、仕事が趣味にも役立っています笑
この部署の仕事の概要はこちら学習教材部門編集部