- 著者インタビュー
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何言ってるんですか(怒)!行事は遊びではありまシェーン!
行事は、子どもたちを鍛え育て、学級を安定させる有効な武器
なのです。
行事で子どもを鍛え育てるなんて、古い教師かも知れません。それでも、私は、
古くて結構。何が悪い!私は、行事で子どもを伸ばそうとする、古い教師だ
と、胸を張って言いますよ。
そうですね。最近の現場では行事が軽視されていますからね。重視するのは、学力ばっかり。
学力といっても、「全国学力テスト」のお稽古に時間を費やしているだけです。
そんな無駄をするぐらいなら、行事にしっかりと時間をかけ、子どもたちを鍛え育てた方がいいと思うのですけどね。
実は私は、
この本をきっかけに、密かに行事の復権を目論んでいる
のです。
そういえば、前回ブラックの出版セミナーin明治図書に参加された若い先生から、どうやって行事指導すればいいのか分からない、なんて疑問が出ていましたね。「行事指導」に関心があるなんて意識高い先生が集まってくださってたのですね!!(考え改める。)
…というわけで、意識高い系のデキる先生に向けて、行事指導で子どもを伸ばすポイントを早速ちょっと公開ください。
行事が軽視される傾向の中で、若手教師は行事指導の術を学ぶ機会が少ない!我々は、若い時、先輩教師の行事での指導を見て、技術を学んだものですが……。
一番のポイントは、
子どもたちを「成長ストーリー」に乗せてしまうこと
です。
最初に「成長ストーリー」を作って、そのストーリーの中で、子どもたちを何となくがんばらないといけない気にさせていく。
私は、
教育は、詐欺のようなものだ
と思っています。
いかに私の口車に乗せ、子どもたちや保護者を騙し、信じ込ませるか。そして、何となくその気にさせてしまうか。この本では、その具体を紹介しています。
私の指導場面を読んで、若手教師に私の技術を盗んで欲しいですね。
実は、今の私は非常に恵まれた環境で過ごしています。「荒れた学校」と聞いて転勤したのですが、それほどでもなくて……。
しかも、生徒指導主任ということもあって、3年生担任です。こんなに下の学年を持つのは、20年以上ぶり。3年生の子どもたちは、かわいくて仕方ないですよ。
今は学校に行くのが、嫌ではない。あれだけ厳しい現場にいたのが、ウソのようです。
だから、今、本当に厳しい現場で戦う教師に伝えたいですね。
厳しい現場を生き抜くために、黒くなれ!
どんな手を使ってでも生きぬけば、必ず幸せな時がやって来る
と。
実は今回、編集作業中にこんな写真を撮ってみました。「背中で語るブラックシリーズ」です。それぞれのテーマに合わせたキャッチコピーが入っております。どれが何のテーマかサッとわかる先生はブラック通です。ちなみに中村先生はどのブラックがお好きですか?
今回の『行事指導』です。って、言うしかないでしょう(笑)。大人なので。今回の本、読んでいただきたいですしね。
でも、正直に言えば、最初の『学級づくり』ですね。私が非常に厳しい現場にいた時代の、全てが詰まっています。
今、本当に厳しい現場にいる方に捧げたい、読んで欲しい本ですね。