「秋の長雨」とも言いますが、雨天が続き、家庭や保育園・幼稚園で子どもとの室内遊びが多くなるこれからの季節。ゲームやテレビだけではなく、本やおもちゃで子どもと一緒に遊ぶのもよいのではないでしょうか。
5日の読売新聞の記事でも伝えているように、中国製のおもちゃから基準を上回る鉛が発見されるなどおもちゃの安全性は気になるところ。また、おもちゃ屋さんであふれかえる国内外の多機能なおもちゃを前にすると何を選んでいいのか迷うところです。
そこで基準の一つになるのが「グッド・トイ」というマークのついたおもちゃ。これは、NPO法人「グッド・トイ」が認定している優良おもちゃにつけられたマークで、毎年全国から自薦、他薦で集められたおもちゃを選考委員会やおもちゃコンサルタントなどさまざまな専門家による選考会、消費者によるモニター調査などにかけて選考し、決定しているそうです。この選考基準には以下の3つの方針があるとのこと。
- 平和的おもちゃ
- ロングセラーおもちゃ
- 遊び・コミュニケーション尊重おもちゃ
実際にグッド・トイに選定されているおもちゃをホームページで見てみると、木製や布製、素朴で懐かしさを感じるおもちゃが多いですね。グッド・トイマークも世界中で長く愛され続けているけんだまをモチーフにしているそうです。また、知育偏重のものや独り遊びになってしまうものではなく、大人と子ども、子ども同士で一緒に遊べるおもちゃが多いというのも目を引きます。
新しいおもちゃを購入する際には、安全は第一ですが、それ以外にも上記のようなポイントを参考にされてもよいかもしれません。子どもが目を奪われる一過性のものではなく、長く愛用できるもの、おもちゃを通してコミュニケーションをはかれるようなものを選んであげたいですね。
来年4月には「東京おもちゃ美術館」が新宿区に移転してオープンするそうです。世界のおもちゃが集まる美術館で優良なおもちゃを選ぶ目を養うのもよいかもしれません。
ゲーム好きな友人は幼児にDS持たせて自分と共用していたし…。
レゴや積み木などは想像力を育みますよね。大人は整った形をつくりがちですが、子どもの独創的な作品を見ると感心します。