新製品! 防犯対策に新しいさすまた
学校に不審者が侵入する事件が相次いだことで、防犯対策には随分と力を入れているのではないでしょうか。インターホンや校門のオートロック、防犯カメラの設置、来校者に対しての記帳、バッジの着用…と、様々な対策がされています。
このような中、防犯対策の中でも需要が高いといわれているさすまたの新製品が、開発されたそうです。
さすまたとは、U字形の鉄金具に2〜3mの柄をつけたもので、相手の喉・腕などを塀や地面に押しつけて捕える道具のことです。
幼稚園、小中高等学校での防犯対策としては需要が高いようで、平成17年3月の文部科学省の調査からは、約5万3千の幼稚園、小中高等学校のうち、約52%がさすまたを配備していることがわかります。また、各地でさすまたの使い方の講習を行った事例もみられます。
しかし、U字型のさすまたは、捕えた後、逃げられないように押さえつけておくことが難しいようです。そこで、今回開発されたのが三和コンベアによる「御用」シリーズ。新しいさすまたは、先端部分にバネ材のスプリング鋼を使い、犯人の胴体に当たると開き、捕まえると閉じるように工夫されていて、逃げにくくなっているのだそうです。
従来のさすまたが1万円前後なのに比べ、2万円を超えるこのさすまたは、少々高価だといえます。「不審者を取り押さえる機会は、そんなにないだろう」とも考えられますが、いざとなったときの備えとしては、たかが1万円!? 現場の需要はいかがなものでしょうか。ちなみに、同社によると初年度は5千本の販売を見込んでいるとのことです。
- 新さすまたで“御用” バネ材使い三和コンベア開発(神戸新聞)
http://www.kobe-np.jp/kobenews/kz/0000678594.shtml
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
賊が肘でさすまたの内側の間合いに入ったら格闘になりますが、
職員には落ち着いて使用してもらいたいですね。
ほか、消火器で賊の顔を狙うとか、
背広も刃物を持つ相手には有効です。
催眠スプレーを置いている学校もあるようですね。
その分、昨日の加古川といい、校外での事件が増えてきているように感じます。