
毎日寒い日が続いていますが、早くも春の準備が始まっています。1月26日の朝日新聞の記事によると、ランドセルの出荷作業がピークを迎えているとのこと。
ランドセルと言えば、ほとんどの人が小学生の時に毎日背負って通学した思い出があるのではないでしょうか。当たり前のように使っていたランドセル。その歴史と今を調べてみました。
ランドセルのはじまり
社団法人日本かばん協会ランドセル工業会のホームページによれば、江戸時代に輸入された軍用の背のう(背に負う方形のかばん)がランドセルのはじまり。明治時代には学習院で通学かばんとして採用され、その後、全国に普及していきました。もとは外国から輸入されたものですが、現在のスタイルのランドセルは日本独自のものとなっています。
ランドセルは今…

さまざまな種類のランドセルが販売されています。1月18日の産経新聞の記事によると、カラーランドセルを展開しているイオンでは今年新色として4色が発売されたとのこと。中でも新色「そら」は人気だそうです。
また、ブランドランドセルも注目されています。デザインが施されていたり、大手ブランドメーカーがランドセルを販売しているようです。例えば、ベネトンや女の子に人気のメゾピアノなどが挙げられます。
さらにGPS専用端末を取り付けたランドセル(協和)もあります。子どもの居場所がわかり、これで保護者も安心できるのでは? 毎月サービス料(800円)がかかり、ランドセルにそこまでは…と思う保護者は、ランドセルのお祓い式(川越氷川神社)で子どもの安全を祈願する人もいるようです。
このように時代とともに進化していくランドセル。指定かばんを設けている学校もありますが、そもそも小学生になったらランドセルを使わなくてはいけないという決まりはなく、慣習的に使われているようです。
身長が急激に伸びたために途中からランドセルを使わない子どももいるようですが、株式会社クラレが行なった2008年ランドセル購入者アンケートによると、約7割の子どもたちが6年生までランドセルを使用しているとのこと。入学時は小さな背中に大きなランドセルを背負っていたのに、卒業時にはランドセルが小さく見えるのもランドセルの醍醐味かもしれません。
今年も春が来て、色とりどりの大きなランドセルが街を華やかにしてくれることでしょうね。
ブランドランドセルを買ってあげようかと思ったのですが、目立っていじめられてると聞いてやめました。それに、今は良くても6年後流行が終わってるかもしれないですよね。
卒業するときに、私がこんな思いで選んだと思えるように。