きょういくじん会議
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第13回日本絵本賞発表―子どもも童話を書いてみよう!
kyoikujin
2008/4/5 掲載
よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし (レインボーえほん 7)

 3月27日、第13回日本絵本賞の授賞式が行われました。大賞は「よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし」(及川賢治、竹内繭子 作・絵)。よしおくんが牛乳をこぼしてしまうと、みるみる牛乳は部屋を満たしていき、そこから物語は勢いよく展開していく…という大人でもドキドキハラハラするお話です。

 そのほか、「悪魔のりんご」(舟崎克彦 作、宇野亜喜良 画)、「ふってきました」(もとしたいづみ 文、石井聖岳 絵)、「ぼくがラーメンたべてるとき」(長谷川義史 作・絵)が日本絵本賞を受賞しました。日本絵本賞読者賞には「ふしぎなキャンディーやさん」(みやにしたつや 作・絵)が受賞。読者賞は、候補絵本選定委員会が候補絵本を選び、その中から読者に投票してもらい、決定します。候補絵本10冊の中から、約24000票という圧倒的な得票数で受賞となりました。

 絵本はファンタジックなお話が多く、子どもの想像する世界を広げてくれます。その広い世界を、童話にして表現してみてはいかがでしょう。
 JOMO童話賞では、一般の部(中学校卒業以上)、中学生の部、小学生以下の部に分かれて、童話を募集しています。応募するのは文のみで、受賞作はかわいい絵をつけて、まとめて「童話の花束」という本にしてくれます。受賞を逃しても、応募者全員に「童話の花束」は贈られます。今年の締め切りは5月31日なので、今から作り始めても間に合うのではないでしょうか。

 JOMO童話賞のページでは、過去の受賞作を読むこともできます。子どもながら物語の展開がしっかりしており、また子どもらしく自由なお話がたくさん掲載されています。子どもの自由な想像力を、童話賞に応募することで、外に向けて表現する機会としてみてはいかがでしょうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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