初年度は126件採択―文科省の大学院教育支援プログラム
2007/9/7 掲載
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文部科学省は、6日に平成19年度「大学院教育改革支援プログラム」の採択プログラムの決定を公表した。
新聞各紙の報道でも取り上げられているが、優れた教育的な取り組みを行っている大学院を支援するこの「大学院教育改革支援プログラム」には126件の採択が決まったそうだ。
このプログラムは、大学院博士課程や修士課程を対象にしたもので、「新時代の大学院教育」や「大学院教育振興施策要綱」を踏まえ、優れた教育取り組みに対して重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化を推進することを目的としている。
申請状況についての詳細は、文科省のサイトで見ることができるが、5月21日〜22日の2日間で154大学から355件の申請があり、結果としてその3割強が選ばれたことになる。気になる支援の内容だが、年間5000万を上限として3年間継続的に交付され、19年度の予算額は35億円にも上る。きょういくじん会議で以前取り上げた、大学を対象としたグローバルCOEプログラムには19年度だけで153億円もの予算が使われるそうだ。巨額の税金がかけられているだけに、これらのプログラムが予定通りの成果を収められるのか、注目したいところだ。
- 初年度は126件採択=大学院の優秀な取り組み(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2007090600718 - 大学院教育:支援プログラムに126件選定 文部科学省(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070907k0000m040118000c.html - 文科省、大学院支援で126件採択(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070906/gkk070906001.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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