中学校で男女とも武道を必修―次期指導要領
新聞各紙の報道によると、中央教育審議会の体育・保健部会は、次期指導要領では、中学校の保健体育で武道とダンスを男女ともに必修するという案をまとめたとのこと。
現行の指導要領では、武道とダンスは選択必修となっているが、昨年12月に「伝統と文化の尊重」が教育基本法に盛り込まれたため、専門部会の委員や、100人以上の国会議員が会員となっている武道議員連盟や日本武道協議会などから、武道を必修化するべきという意見が出ていた。
次期指導要領では主要教科や体育の授業時間を増加させることが決まっており、授業時数については整合性が取れるが、実際に授業を行う学校現場では必修化に向けて課題も残る。H14年の文部科学省の調査では、柔道場、武道場などの施設がある中学校は全国で半数に満たず、また、今まで武道場がないなどの理由で授業を実施していなかった学校は新たに武具や道着、指導教員なども確保しなければならない。来年度の概算要求では武道関連の名目で約5,000万円の予算が計上されているが、各自治体や学校現場に負担を強いる可能性もある。今後は実現に向けての具体的な議論が深まりそうだ。
- 中学で「武道」を必修化=「伝統」育成、男子のダンスも−中教審(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2007090400971 - 男子も女子もダンス・武道…中学体育で必修案(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070904it12.htm - 女子も武道、男子もダンス 中学で「必修」に 中教審(朝日新聞)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200709040354.html
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
輸入物のスポーツやダンスも良いですが、やはり武道も大切にして欲しいです。
実際は、それこそ指導教員の確保が大変か・・・。
日本文化に触れることで、マナーや礼儀など身につきますよね。
「教育のための社会」にしてほしいものです。
うるさくしつけられませんでした。
先生はとにかく怖くて毎回ボコボコにされましたが・・・。
今でもあんな調子だと親が黙ってなさそう・・・。