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高校も「脱ゆとり」 指導要領改定案を公表―文部科学省
kyoikujin
2008/12/24 掲載
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  • 学習指導要領・教育課程

 文部科学省は22日、高等学校の学習指導要領改訂案を公表した。新指導要領の完全実施は、現在の小学校5年生が高校に進学する平成25年度からで、数学、理科は24年度からの先行実施としている。

 同改訂案は、標準の授業時数(全日制で週30コマ)を超えてもよいことや、理数で高度な内容を扱わないようにした「はどめ規定」の撤廃を明記するなど、「脱ゆとり」を目指す内容となっている。

 国語や社会などで伝統や文化に関する教育を充実する一方、PISAの順位降下の影響からか、理数では「知識・技能を活用する学習や探究する学習を重視」した「数学活用」「理科課題研究」を新設し、また、英語では「英語で指導することを基本」とするなど、国際社会での競争力の向上を目標とした改訂内容と言えそうだ。

 同省は、来年1月21日必着でパブリックコメントを募集し、3月までに告示する予定だ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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