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新型インフル、5〜9歳で感染者増加―予防接種前倒しへ
kyoikujin
2009/11/11 掲載

 国内の新型インフルエンザの流行が小学校高学年〜中学生から低年齢化してきている。10日の読売新聞が伝えている国立感染症研究所の調査結果によると、1日までの1週間のインフルエンザの感染者数は前週比35%増の15万9651人。5〜9歳が最も多く全体の37%で、これまで最も多かった10〜14歳(33%)を上回った。

 5〜9歳については、入院患者も多くなっている。厚生労働省が発表した新型インフルエンザ患者国内発生について(PDF)によると、10/28〜11/3の1週間に新型インフルエンザで入院した患者813人のうち、5〜9歳が一番多く全体の47%を占めており、次いで10〜14歳の21%、1〜5歳未満の17%の順となっている。

 この状況を受け、厚生労働省は、12月中旬以降となっていた小学校低学年への接種のスケジュールを前倒しするよう、各都道府県に要請を行った。新聞各紙の報道によると、埼玉県で16日からの接種を決定したほか、青森県や群馬県では12月上旬にも低学年への接種を開始する見通しとなっており、今後各地で前倒し接種の動きがあるものと思われる。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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