Eduマガのヨミカタ
毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
シンプルかつテンポのよい授業で、新型学級崩壊を撃退!
向山型算数教え方教室 2012年8月号
教育zine編集部矢口
2012/7/13 掲載

 新任など経験の浅い先生だけでなく、ベテランで力のある先生のクラスでも突然起こる荒れや騒乱状態、それこそが「新型学級崩壊」です。苦手な子どもが多い、学力差が生じやすいといわれる算数の授業には、新型学級崩壊のきっかけが至るところに潜んでいます。『向山型算数教え方教室』2012年8月号の特集は、そんな心配も吹き飛ばす「新型学級崩壊のきざし?算数で撃退の秘策」です。

 アプローチは違えど、どの先生も共通して重視しているのが、授業をシンプルに、テンポよく進める、ということ。椿原正和先生は、授業の最初の7分間こそがすべてだといいます。忘れ物をした子どもには淡々と貸し出し、教科書の問題文の指名読みを行い、簡単な問いをテンポよく出す。簡単そうに見えて、意識していなければ実は難しいことともいえそうです。

 日本数学検定協会の特別協力により、巻末(裏表紙中)で連載中の「1日1問『子ども算数検定』」もイチオシです。ちょっと手ごわいけれど、がんばれば解ける、そんなちょうどよい難しさの良問が毎号20問。毎日1問ずつ解くのもよし、夏休みの宿題にしてもよしと、シーンを選ばず幅広く活用できます!

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