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毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
新時代の学習評価に対応した評価のアイデア・工夫、定期テスト問題を大特集!
数学教育 2020年6月号
教育zine編集部赤木
2020/5/7 掲載

 『数学教育』2020年6月号の特集テーマは、「授業や定期テストで役に立つ! 「3観点の学習評価」パーフェクトガイド」です。
 新学習指導要領の中学校での全面実施が、来年度に迫ってまいりました。新しい学習評価では、観点別学習状況の評価の観点が4つから3つに変更され、資質・能力の育成に結び付けるため、評価の方法にも様々な工夫が求められています。
 そこで本特集では、3観点それぞれの趣旨を踏まえて、授業や定期テストで活用できる様々なアイデアや工夫、問題の具体例を集めました!

 巻頭では、筑波大学人間系の蒔苗直道先生に、資質・能力を育てる指導と新しい学習評価についてご解説いただきました。なぜ現行の4観点から3観点に整理されたのか、など新しい評価の在り方を理解するうえで必読の内容となっています。
 「1 知識・技能 計算トレーニングから小テストまで 授業と定期テストの溝を埋める評価の工夫」では、「数と式」「図形」「関数」「データの活用」の領域別に、一人ひとりの生徒の習得、習熟の度合いをより細やかに見とるための工夫を解説しています。
 「2 思考・判断・表現 定期テストで使える全単元の良問データベース」では、50分の定期テストで使える思考・判断・表現をみとる問題の具体例を、ポイントとともに多数収録しています。
 「3 主体的に学習に取り組む態度 挙手回数や提出状況に頼らない評価のアイデア」では、「関心・意欲・態度」の課題とされた「性格や行動面の傾向が一時的に表出された場面を捉える評価」を克服するような新しい評価のアイデアを、記述物などの実物を交えながら具体的に紹介しています。

 いま、全国的な休校措置が続いておりますが、オンライン化への対応や生徒への個別対応など、苦労されている読者の先生方も多くいらっしゃると思います。いつ学校が再開しても楽しく授業が始められるように、小誌のバックナンバーや書籍もぜひご活用ください。

新学習指導要領→

『中学校 新学習指導要領 数学の授業づくり』

授業アイデア→

『数学教育2020年4月号』「授業開き」が必ず盛り上がるパズル&ゲーム集
『数学教育2020年5月号』東京オリンピックから5Gまで 最強の数学授業ネタ2020

授業の技→

『数学教育2019年11月号』パッと使える! 苦手な生徒がみるみるやる気になる授業の小技64
『中学校 数学の授業がもっとうまくなる50の技』

データの活用→

『小学校算数・中学校数学 「データの活用」の授業づくり』

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