- はじめに
- 序章 「いい学校」とは何か?
- @「問題がない学校」などあり得ない
- Aリーダーの一言の大きさ
- 1章 職員の働きやすさはリーダーの仕事にかかっている
- @学校の職場環境は本当に悪化しているのか?
- A整理整頓とパフォーマンスの相関
- Bオーバーワークが仕事に与える影響
- C仕事が早い教師と遅い教師は何が違うのか?
- D職員の働きやすさは、リーダーの仕事にかかっている
- 2章 職員のパフォーマンスを上げるリーダーの仕事術10
- @報告・連絡・相談がしやすい環境をつくる
- A学級・教科経営の糧になる言葉かけを意識する
- Bルーティンワークを常に意識する
- C仕事の要・不要を分別し、徹底した効率化を図る
- D会議の開始・終了時刻を厳守する
- E失敗を糧にできる雰囲気をつくる
- F日々のちょっとしたゆとりを大切にする
- G互いに生徒をほめ合う
- H適切な評価をして次のステージを用意する
- I全員が満足する懇親会や飲み会を演出する
- 3章 職員のチーム力を上げるリーダーのスキル10
- @職員の悩みを解決する話の聞き方
- A職員のやる気を引き出す声のかけ方
- B注意を促すときの声のかけ方
- C提案のさせ方とその実施のさせ方
- D仕事の依頼の仕方
- E意見が対立したときの話し合いの進め方
- F仕事の引き継ぎの進め方
- G我関せず$E員の巻き込み方
- H授業力を高める機会のつくり方
- I職員の団結の持続のさせ方
- 4章 役職別学校のリーダーの仕事術
- @学年主任の役割と仕事術
- A教科主任の役割と仕事術
- B研究主任の役割と仕事術
- C校務主任の役割と仕事術
- D教務主任の役割と仕事術
- E事務長・事務主査の役割と仕事術
- F主幹教諭の役割と仕事術
- G教頭の役割と仕事術
- H校長の役割と仕事術
- おわりに
はじめに
明治図書の杉浦美南さんから「本を書きませんか?」というメールが届いた。
提案があった書籍名は『主任から校長まで 学校を元気にするチームリーダーの仕事術』というものだった。
「仕事術本は、世の中にいっぱい出ているのに…」
と思いながら、これまで購入してきた仕事術の本を改めて眺めてみた。
ビジネス系の仕事術本は、教育現場では、いわゆるかゆいところに手が届く≠烽フではなかった。一方で、教育系の仕事術本は、職名別に出されているとはいえ、あり方論的な記述が多く、最後まで読み通したものはなかった。
こんなことを考えつつ依頼メールを改めて見ると、「学校を元気にする」というフレーズが光り始めた。昭和五四年に教職に就いて以来、仕事を通して、元気な子どもたちを育てたい、元気な学校をつくりたいと思い続けてきたのは確かだ。
そうだ、自分の経験や先輩方の仕事ぶり、成功談や失敗談などのエピソード満載の仕事術本なら多くの方が手にしてくださるに違いない、よい本が手に入ったと喜んでいただけるに違いない、と思った。さっそく執筆快諾のメールを送った。
それから三か月。
帰宅して原稿書きをする毎日となった。楽しんで書き続けることができた。
幸いにも、自分のまわりには仕事人として誇るべき人が多数いた。
また今考えると、私のために意図的に失敗してくださったのではないかと思うほど貴重な教訓を提供してくれた人も数多くいた。この本を読み進めていくと、「我が校にもこういう人、いる、いる」とつぶやきたくなるに違いない。そういった方からもぜひ学んでほしい。
平成二七年三月 /玉置 崇
そのような考えで読んでみて、参考になりました。
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