きょういくじん会議
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お月見に出かけよう―今年は14日が中秋の名月
kyoikujin
2008/9/12 掲載
家庭用プラネタリウム 「ホームスター」専用原板ソフト 「月(フル・ムーン)」

 今年は14日が中秋の名月。日曜日で、次の日も敬老の日でおやすみなので、子どもも少し夜更かしして月を眺めることができるかも? ということで、各地のイベントを一部ご紹介いたします。月を眺めるという天文台や科学館のイベントのほか、音楽とともに名月を楽しもうというものもあります。

 中秋の名月とは、旧暦8月15日の月のこと。必ずしも満月だということはなく、今月は15日が満月です。月は、夏は低くて冬は高いので、春と秋が見やすい位置にあるのですが、秋のほうが空気が澄んできれいに見えるのです。また、収穫の時期にあたるので、その年に収穫した芋や米で作ったお団子などをお供えするという風習もあります。ちなみに、「仲秋」とは秋の中の月のことで、旧暦の7・8・9月とある月の中、8月のことを指します。
 そんな、満月に近いきれいな月を、おうちで眺めるのもよいですが、ちょっと本格的に、特別な場所で見るのはいかがでしょうか。

銀河の森天文台(北海道・陸別)
銀河の森天文台では、中秋の名月の観望会を行います。午後7時からは、月に関する説明会も行われます。
わくわくグランディ科学ランド(栃木県)
プラネタリウムでは、天文スタッフが中秋の名月について、当日の星空とあわせてわかりやすく紹介してくれます。また、翌日の満月の日には、「お月見をしよう」として天文台でのお月見イベントも予定されています。
さいたま市宇宙劇場(埼玉県)
プラネタリウム「星空散歩」で中秋の名月にまつわるお話を投影後、屋上で望遠鏡を使って実際に観望します。
ディスカバリーパーク焼津(静岡県)
大型望遠鏡を使って月を眺めたり、俳句を読んだり琴の演奏を聴いたりと、盛りだくさんのお月見イベントが予定されています。プラネタリウムでは、日本が打ち上げた月周回衛星「かぐや」が撮影した最新画像など、科学の目で見た「月」を紹介。かぐや姫のお話やお月見の風習についても説明も聞けます。
綾部市天文館パオ(京都府)
筝の演奏会のあと、中秋の名月鑑賞会が予定されています。また、館内では自由工作「お月見飾り作り」として、月やうさぎのかわいいお月見飾りを作ることもできます。
山口県山口博物館(山口県)
「中秋の名月を見る会」として、大型望遠鏡で月をのぞき、また肉眼で見える夏と秋の星空についての解説があります。

 このほかにも、各地の博物館や、天文同好会などでお月見を予定しているところが多くあります。ほとんどが午後7時からとなっているので、おうちで見る場合も、この時間帯がいいのかもしれませんよ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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