- きょういくじん会議

鹿児島県屋久島町の小中学校が、来年4月からの「留学生」の募集を開始しました。
世界遺産に登録されている鹿児島県の屋久島で有名な町の2つの小学校と、1つの中学校が、来年4月からの1年間、里親と暮らしながら地元で学ぶ「留学生」を募集しています。来年7月には、今世紀最長の皆既日食の観測もできるかもしれません。
3〜6年生までの小学生の留学生を募集しているのは、屋久島町立栗生小学校。2003年から始められ、これまでに19人の留学生を受け入れてきました。栗生小学校の在校生は22人。当然複式学級で、学校まで片道4キロもかかる留学生もいたようです。海岸清掃やウミガメ学習、屋久島杉ランド散策なども行われます。大自然を感じながら学ぶことができます。
同じく屋久島町立の金岳小学校と、金岳中学校は、屋久島の北西に浮かぶ口永良部島にあります。小中ともに全学年募集しており、受け入れは1996年から始まりました。島の人口は約150人で、在校生は小中学校合わせて10人程度。こちらも海開きや、口永良部島の伝統芸能「棒踊り」の奉納などあり、土地を生かした教育が行われています。台風でフェリーが来れず、備蓄している食材で乗り切らなければならなかったりという、離島で生活しなければできない体験もできそうです。こちらの場合は、親も一緒に屋久島町に住むこともできます。
どちらも、豊かな思い出と第二のふるさとを求める児童・生徒を募集基準に入れており、教育効果の向上と、教育や地域の振興を目的とされています。留学期間は1年間ですが、場合によっては継続も可能。
募集の締め切りは栗生小学校が来年1月20日、金岳小中が12月末。子どもに大自然の中で学ばせたい、多くの経験をさせたいと考えている方は、こんな留学を考えてみるのはいかがでしょうか。
- 鹿児島の離島で「留学生」募集 来年は皆既日食観測も(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120901000088.html
