きょういくじん会議
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農家に就職! サラリーマンとしてもできる農業
kyoikujin
2009/2/28 掲載
あなたにもできる 農業・起業のしくみ

 このところ、国内の食糧自給率の低下や、食の安全性などが問題になっています。国内農業も減反政策の影響や農家の高齢化と暗いニュースが目立っています。そんな中、農業法人という企業的な経営を行っている組織化された農家が、年々増加傾向にあり注目を集めています。就職先として、農家を選ぶ学生も増えているそうです。

 全国新規就農相談センターでは、農業を始めたいという人の相談を受け付けたり、求人情報を提供したりという活動を行っています。農業法人に就職することで、農家として独立するための技術を習得することができますし、安定したサラリーマンとして農業をすることもできます。農業法人への就職を希望する学生のための合同説明会や、社会人向けの短期・中期の農業体験斡旋、定年後の就農者への支援なども行っています。
 農家への経営相談や人材確保・育成など農家を支援する活動を行っている社団法人日本農業法人協会では、農業インターンシップの申し込みをすることができます。ホームページにはインターシップ体験のアニメがあり、どのような様子か知ることができます。アニメの内容は、就職に悩む大学生が農業インターンシップをし、結局は農業とは違う会社に就職しますが、食卓に並ぶ野菜たちに関心をもつようになった、というストーリーです。まずはインターンシップだけでも体験してみようかなという気持ちになりますね。

 文部科学省では、平成21年度「地域産業の担い手育成プロジェクト(農業分野)」に参加する都道府県・政令指定都市教育委員会を募集しています。地域の農業を担う専門的職業人を育てることを目的としています。締め切りは3月12日。
 このようなプロジェクトや農業法人の成長から、将来の仕事の一つとして、農業を捉える若者が増え、日本の農業がより発展していくといいですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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