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予防接種確認、報告を学校でも―はしか流行防止指針規定
kyoikujin
2008/3/25 掲載

 24日の日経新聞の記事によると、はしか対策のため、文部科学省と厚生労働省が2008年度から行う学校向けの流行防止指針を規定したとのこと。

 昨年春から夏にかけて、10代から20代の年齢層を中心に大流行したはしか。大学や高校の休校などが相次いだだけでなく、はしかの「輸出国」にもなった日本に、アメリカなどから国としての予防対策を急ぐ声も上がった。今年も2月までの患者数がすでに2,200人にのぼり、一部の地域では流行の恐れもあるとして、国立感染症研究所がワクチン接種を呼びかけている。

 はしか(麻しん)の流行が続く中、厚生労働省は「麻しん対策推進会議」を設置し、対応策を検討していた。今回規定された指針では、学校が就学時検診や定期健康診断の際、子どもの予防接種歴を確認し、各自治体へ報告するという初めての仕組みができるようだ。厚生労働省は、2012年までに麻しんの排除を達成したいとしている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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