- 特集 「教員評価」政策で何が変わるか
- 提言・「教員評価」―指導力不足教員の人事管理の問題点
- 指導力不足教員制度の効用と限界
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- 悉皆の十年次研修を問い直す
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- 人事管理の問題点と検討課題
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- ティーム・ティーチング体制の中で指導力の向上をはかる
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- 当然だが、モチベーションを考えて
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- 自己申告を取り入れた東京都教委に問題はないか
- あんな校長に、評価されたくない
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- 問題はないが、改善すべき事項を見直す
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- 「学級経営案」を活用する
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- 管理職の業績評価―どこを見るべきか
- 成果重視に向けた経営力
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- 評価の基礎は「事件は現場で起きているのだ」である
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- 管理者から経営者への転換
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- 評価結果の本人開示―どこに問題があるか
- 教員評価ルーブリックの作成と公開が急務である
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- 公平性・客観性・妥当性を確保できるのか
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- 管理職が「子どもに恩恵が行く」教員評価をするかどうか
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- 能力開発型の「教員評価」とは
- やる気を引き出す教員評価を
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- 授業技量検定制度こそ能力開発型の「教員評価」にふさわしい
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- 人事考課による能力開発は機能しない
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- 指導力不足教員の研修システム―ここを改善したい
- 授業の力を付ける研修システムと、腕のある講師が必要である
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- 明確な授業評価で指導力の向上を
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- 具体的な観点をふまえた模擬授業で研修したい
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- 「評価」される側の言い分
- 一握りのダメ教員を切り、学年主任に評価権を与えよ
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- 四つの問題点をクリアせよ
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- 「大歓迎」、ではあるが
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- 戦後の勤務評定闘争から学ぶ
- 「評価の時代」の陰で消えて行く教師文化
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- 国語科の単元学習批判 (第3回)
- 国語科「単元学習」の実践的問題点
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- 算数科の「問題解決学習」批判 (第3回)
- 算数科「問題解決学習」における授業の様相(T)
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- 教育ニュース・ズームアップ
- 1)「義務教育の改革」で河村プラン 2)佐世保事件で未然防止策まとまる 3)15年度の「問題行動白書」を発表
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- 家庭の教育力の復権 (第8回)
- 「体罰」の教育的考察(下)
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- 人権教育の再構築 (第8回)
- 人権教育の視点から習熟度別指導を考える(その二)
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- TOSS授業技量の検定 (第8回)
- 衆議院文部科学委員会「向山洋一講座の質疑」
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- 「志」を育てる教育 (第8回)
- 危機教育学の提唱
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- 編集後記
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編集後記
○…結論として「教育問題は教師の問題に尽きる」と喝破されたのは、長年文部行政に携わってこられた菱村幸彦氏の名言です。教育改革の成否は「教員の力量」にかかっているとも言えます。いまや「教えるプロ」をどう養成していくかという問題と並行して、小・中・高校あわせて約九十万人強の教員の評価問題が大きくクローズアップされています。
文科省の「21世紀教育新生プラン」では、教員評価を基礎として、能力主義・業績主義に貫かれた包括的な教員人事管理制度の構築を目指しているようです。底流として「教師の評価を待遇などに反映させる」とした教育改革国民会議の報告に沿うものとなっています。
アメリカやイギリスでは1980年前後から「業績主義給与」を導入しようという政策が目立つようになっています。(『教員評価の理念と政策』勝野正章著)「優れた教師」「普通の教師」「劣った教師」を相対的に評価するための基準は難しいとも言われています。そのような背景を基に、東京都の教員人事評価制度は、自己申告と業績評価から構成されています。大阪府教委などのように自己評価をベースにしながら、オープンにして対話型の評価システムづくりを目指しているところもあります。
「教員は評価になじみにくい」という従来の考えに、「能力開発型」の教員評価という問題提起も出されています。教師が「教えるプロ」として、その力量が十分に発揮できるような環境を整えることが必要な時でもあるとの声もあります。四十数年前の「勤評」の経験は反省材料とならないのでしょうか。本号は注目されている「教員評価」政策の問題点を解明する特集です。
〈江部 満〉
○…4年ぶりにお逢いした先生から「樋口さんが見えるとは聞いていたけど、お見それしちゃって…。若いかっこしていたので、全然気がつかなかった…」と言われてしまいました。
意地の悪い人ならきっと「若造りしているから気づかなかった」というところを「髪を短かくしたでしょ」と前言にヒルんでいる?私をフォロー?してくれました。
最近、アメリカ帰りの方から「海外の学会などノーベル賞をとった人でもジーンズにTシャツ」だと聞き、ジーンズ着用に及んだのです。
そして何とそれが、ストレッチがきいているせいか、足も疲れないし、すっごく気持がいいことが判明…。
これこそは中高年の心身を癒すアイテム!若い連中に独占させてなるものか、とあれこれ試着しているところです。
本欄をお読みの中高年の皆様、ぜひお試しあれ。若返ります!?
〈樋口雅子〉
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- 明治図書