- 特集 「生きる力」を支える知識・技能の解明
- 提言・「生きる力」を支える知識・技能とは何か
- 志こそが「生きる力」なのだ
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- 生きる力を支えるのは数学を積極的に日常に活かす力
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- 「より良く生きる」力を支える「知識・理解」の力をこそ
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- 「今、今を生きる知識・技能」から
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- 「生きる自分」への自信の持たせ方
- 自分を見つめる知識・技能を身につける
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- 願い、祈るのみ
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- 生きるために「学び学習力」を育む―フィンランドの学力観に学んで
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- 自信とは社会的に意味ある努力と達成によって生まれる
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- 価値相対主義の清算と国家意識の涵養を土台に
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- 「生きる力」を支える国語科の知識・技能
- 基本的な文型と文章構成を教える
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- 「言葉の力」は、「生きる力」―国語の授業は何を教えるか―
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- 活動させるのなら教えよう
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- 「生きる力」を支える社会科の知識・技能
- 「学習技能」が「新しい知識」の創造を支えている
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- 転移する知識・技能をこそ
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- 知識、問いの二観点論に基づいた授業設計
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- 「生きる力」を支える算数・数学科の知識・技能
- 身の回りのモノを算数する力のウラに知識・技能あり
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- 生きる力の定義から考える算数・数学科の知識・技能体験して初めてわかる知識・技能もある
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- 「向山型」ならば、三つの学力の要素に対応した授業ができる
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- 「生きる力」を支える理科の知識・技能
- 学習指導要領の理科の目標を達成する
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- 必ず実験を授業に組み込もうという「思い」が授業を変える!
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- 理科と生活や職業との関連を伝える
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- 教育再生への課題―現場の問題点 (第3回)
- 教育方法を一つに固定して押しつけてはならない
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- 教師の「道徳教育実践力」を育てる (第3回)
- 中学生は道徳についてどのようなイメージをもっているか?
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- 新学習指導要領をどう解釈するか (第3回)
- 理数教育の充実
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- 免許更新制の課題 (第3回)
- 「導入答申」をめぐるポリティックス分析
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- 戦後教育は終わった (第3回)
- いまだ戦後が終わらない「道徳教育」
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- 「教師力」とは何か (第3回)
- 授業力を磨く
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- 編集後記
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編集後記
○…「生きる力」を育むという現行学習指導要領の基本理念が変わるのか、変わらないのかが問題になっていますが、文科省のホームページでは、次のように言明されていました。「生きる力」を育むという基本理念は、新しい学習指導要領においても変わりません。今回の改訂では、この「生きる力」の理念の実現のために、これまでの学校現場での課題を踏まえ、指導場面などでの具体的な手立てを確立することを目指します。と。
○…さらに改正教育基本法及び学校教育法の一部改正によって明確に示された教育の基本理念は、現在の学習指導要領が重視している「生きる力」の育成にほかならない。としています。
○…改正教育基本法で示された規定は、常に議論されてきた学力の要素として、次の三点に明確に示されていると強調しています。第一は、基礎的・基本的な知識・技能の習得。第二は、知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等。第三は、学習意欲。
○…したがって、教育については「ゆとり」か「詰め込み」かといった二項対立で議論がなされやすいが、「変化の激しい時代を担う子どもたちには、この二項対立を乗り越え、あえて基礎的・基本的な知識・技能の習得とこれらを活用する思考力・判断力・表現力等をいわば車の両輪として相互に関連させながら伸ばしていくことが求められている」と強調しています。ここで繰り返し強調されていることは「活用能力」の育成です。そのために、各教科における「思考力・判断力・表現力等の確かな学力の育成」と言えるかもしれません。
(江部 満)
○…いよいよ小学校で英語が始まります。
そこでささやかれている≠フが、次のような危惧です。
その1 昔より子どもが自己有能感を持っている率が高い。結構、英語活動も楽しいし、というわけですぐしゃべれるようになる≠ニ思ってしまう。しかし…、もちろん、そんなに甘くない。と、なると中学入学時には、すっかり英語嫌い、英語離れが進んでいるのではないか。
その2 5、6年の担任になり手が減って学級担任の配置に苦労する学校がふえるのではないか。何しろ、帰国生から「先生その発音じゃアメリカでは通じないよ」なんて一発いわれたら…ということのようです。小1も「宇宙人」とかいわれ担任希望は少ないとか。2〜4年しか希望学年はない…!?
その3 小学生相手の民間英語塾や出版活動、軒並み不調が続いているのだとか。
予想より?英語熱はサメテいるのかな。
(樋口雅子)
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- 明治図書