- 特集 国研の「評価規準」の具体例を検証する
- 提言・国立教育政策研究所の「評価規準」の問題点
- 学力を明示した評価規準を
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- もっと、物語による認識力と学び方の評価を
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- 具体例を一般的に示す試みの悲しき自己撞着
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- 国語教育全体的模索の一試案としてこそ有効
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- 評価規準の具体化と系統化を
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- 言語技術を絶対評価の基準にすべきである
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- 小学校1〜2年・国研の「評価規準」の具体例を検証する
- 具体例と付けたい力との緊密性が課題
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- 「読むこと」の評価規準の検討
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- 基礎・基本の習得を目指した評価規準を目指して
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- 小学校3〜4年・国研の「評価規準」の具体例を検証する
- より具体的な規準が必要である
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- もっと具体的な「具体例」を
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- 「話す・聞く」領域の検討と具体例
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- 小学校5〜6年・国研の「評価規準」の具体例を検証する
- 評価規準の具体例を検証し「ことば」の学習をつくる
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- 学習者の「自己を見つめる目」を豊かにするために
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- ディベートの指導を充実させよう
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- 中学1年・国研の「評価規準」の具体例を検証する
- 各単元ごとの評価規準を、累積を!
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- 指導しやすく、評価しやすく、使いこなせるものを
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- 「評価規準」で論理的作文は評価できない
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- 中学2〜3年・国研の「評価規準」の具体例を検証する
- 「学び方」の変革から「読むこと」の「評価規準」を検証する
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- より具体的に、よりわかりやすく
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- <聞き方スキル>を具体的に位置づけよう!
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- 付録 国立教育政策研究所の小・中の国語「評価規準」中間整理から
- 総合的学習を国語学習で支える (第11回)
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- 「伝え合う力」を育てる教室 (第11回)
- 身近な題材で言語力を養う
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- 書評
- 『「作文教材の新しい教え方』(渋谷孝著)
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- 『国語科から発展する総合的学習の学力』(階玲治編)
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- 現場訪問 「『生きる力』を育む国語学習」最前線 (第47回)
- 豊かで確かな表現・行動力の育成
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- 国語教育時評 (第11回)
- 研究授業の価値はどこで決まるか
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- 国語教育人物誌 (第131回)
- 千葉県
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- 神奈川県
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- 滋賀県
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- 京都府
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- 国語教師としての修業道 (第11回)
- 教師は影響者である
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- 総合的学習を支える国語科の基礎・基本 (第11回)
- 「海の中の声」の授業モデル
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- 修辞学的論理学 (第11回)
- ナポレオンの恫喝
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- 中学校文学教材の新しい教え方 (第11回)
- 新しい「読むこと」指導の実践課題(4)
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- 「伝え合う力」を育てるために (第11回)
- 「伝え合う力」を育成する「各学校」の@評価規準、A年間指導計画、B「本時の学習指導案」
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- 情報活用能力の育て方 (第11回)
- 教室だからこそできる情報活用学習(その3)
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- 編集後記
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編集後記
○…絶対評価への転換によりこれから最も重要な課題になり、教師たちを悩ますことになりそうなのは、各教科における到達(評価)規準をどのように設定するかにある、と言われています。問題となるのは、到達(評価)規準としては一応学習指導要領に掲げてある教科における「各学年の目標および内容」が目安となるにもかかわらず、各単元ごとの詳細な到達(評価)規準をどう構築するかが課題となることです。
○…それはまた、基礎・基本を確実に習得したかどうかの評価の徹底が求められているわけで、日常的な評価活動と共に、これまでの授業をどう改善していくかが問われていることでもあります。ここにきて、国立教育政策研究所は、各学校における評価規準の作成に活用できるようにと、「評価規準、評価方法等の研究開発」を中間整理として発表しました。それによりますと教課審の一昨年十二月の答申を受けて、研究所内に検討委員会を発足させ検討に着手してきた結果を中間整理としてまとめたとありました。
○…この中間整理においては、学習指導要領の改善通知において示されている各教科ごとの評価の観点およびその趣旨と学年(分野)別の評価の観点の主旨を踏まえて、さらに各教科ごとに学習指導要領に示す領域や内容項目などのまとまりとしてそれらごとに評価規準を示すことにし、これを「内容のまとまりごとの評価規準」と名付け、さらにその内容ごとの状況がより具体的に理解できるよう「評価規準の具体例」を示したと開発課長が説明していました。
○…ここで問われてくるのは、果たして学習指導要領が絶対評価が可能なほどに明確な規準性を備えているかどうか、ということでしょう。本号は国立教育政策研究所が提起した「評価規準」の検討を通してこの問題を掘り下げてみたいとする特集です。
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- 明治図書