- 特集 学期末「子どもの実力」をこう見抜く
- 提言・子どもの到達度を見抜くための評価の観点
- 抽象・質・個性を加味した観点
- /
- 観点を明確にしての効果的な評価
- /
- 学習的機能を持つ評価の継続的実施を
- /
- 評価にも規制緩和を
- /
- 評価基準がなければ見抜けない
- /
- 学級の子どもの「話す・聞く力」をこう見抜く―評価の観点
- 小学校/「消える」言語をどう評価するか
- /
- 小学校/子どもが自ら見つける到達目標の実践
- /
- 小学校/モニターによる評価で個々の対話の成果と課題を明らかに
- /
- 中学校/ディベカッションで「話す・聞く力」をつける
- /
- 中学校/具体的な目標能力(技能・態度)を設定して評価の観点に活かす
- /
- 学級の子どもの「書く力」をこう見抜く―評価の観点
- 小学校/粗く言って、観点は二つでよい
- /
- 小学校/評価と指導のステップとの一体化
- /
- 小学校/評価規準を明らかにした「手紙文」の指導
- /
- 中学校/生徒に寄り添った温かい評価を
- /
- 中学校/生徒の実態に応じた評価規準と評価基準を明確にする
- /
- 学級の子どもの「読む力」をこう見抜く―評価の観点
- 小学校/個をとらえて多様な角度から
- /
- 小学校/客観的な評価と主観的な評価のバランス
- /
- 小学校/発信型の授業で子どもを個別評価せよ
- /
- 中学校/読む力の評価―作品が支えるもの
- /
- 中学校/「読む力」わたしはこうとらえる
- /
- 学級の子どもの「漢字の読み書きの力」をこう見抜く―評価の観点
- 小学校/読み、書き、視写の三ポイントを
- /
- 小学校/漢字学習のシステムに学ぶ
- /
- 小学校/形・音・義の「義」
- /
- 総合的学習を国語学習で支える (第12回)
- /
- 「伝え合う力」を育てる教室 (第12回)
- 物語の世界へ誘う授業構成と実際
- /
- 書評
- 『学びを紡ぐ共同体としての国語教室づくり』(河野順子著)
- /
- 『到達度評価で国語の指導を変える』(須田実編著)
- /
- 『全員参加を保障する授業技術』(堀裕嗣他著)
- /
- 『中学校新国語科の授業モデル第1巻「話すこと・聞くこと」編』(河野庸介編著)
- /
- 現場訪問 「『生きる力』を育む国語学習」最前線 (第48回)
- 音声言語指導の実践理論を構築
- /
- 国語教育時評 (第12回)
- 文章指導力は説明文テストの自作で養われる
- /
- 国語教育人物誌 (第132回)
- 大阪府
- /
- /
- 北海道
- /
- /
- 沖縄県
- /
- /
- 東京都
- /
- 国語教師としての修業道 (第12回)
- 修業は易行、楽行、悦の行
- /
- 総合的学習を支える国語科の基礎・基本 (第12回)
- 国語科の基礎・基本とメディアリテラシー教育
- /
- 修辞学的論理学 (第12回)
- プラトンの不安
- /
- 中学校文学教材の新しい教え方 (第12回)
- 新しい「読むこと」指導の方向
- /
- 「伝え合う力」を育てるために (第12回)
- 学校教育・国語科を鳥瞰(バード・ビュー)してみると/なぜ、「相手・目的意識等」なのか/入試体制・偏差値体制からの脱却/「各学校」の「国語科」の自立・独立
- /
- 情報活用能力の育て方 (第12回)
- 教室だからこそできる情報活用学習(その4)
- /
- 編集後記
- /
編集後記
○…「絶対評価」への転換は、到達すべき目標に照らして、子ども一人ひとりがその目標にどの程度まで接近しているのか、到達しているのかを評価することだ、と言われています。これは教育活動における「計画・実践・評価」という一連の営みを重視する考え方であり、これまでもしばしば言われてきた「指導と評価の一体化」を図ることでもあります。
○…今後は個々の子どもの目標の実現状況であり、中でも一人ひとりの学習状況が重要な評価の対象となると言われるゆえんです。これは結果的には、子どもへのフィードバック、指導の改善に生きる評価となります。
○…例えばこのような「達成度評価」について、『国語教育研究大辞典』では次のような留意点をあげています。
(1)目標分析によって、その時期までに身につけるべき知識、技能、態度等を具体的な目標群の形で明らかにする。(2)その目標を達成したかどうかを判定する基準を明確にする。(3)目標が達成されたかどうかを確認するための評価をいつどのように行うかについてその内容に応じて工夫する。(4)知識・技能の面だけでなく関心・態度の評価についても十分に留意する。(5)達成目標については、児童・生徒に何をどう学習すればよいかが分かるように工夫し、達成の状況が児童・生徒にも理解できるようにする。(6)評価結果を以後の指導の改善に生かすとともに未達成の児童・生徒に対する指導が十分に配慮される。
○…学期末を迎え、受け持った子どもたちの実力がどの程度に達成されているかを知ることは、自己の指導力の反省の材料ともなります。本号は「到達度評価」で受け持った子どもたちの実力を測るための方法の工夫例を集めたいとする特集です。
-
- 明治図書