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目次
- 特集 ｢国語力｣の向上策・何が欠けているか
- 提言・これからの時代に求められる国語力
- 愛護力・陶冶力・基礎力・規範力の育成
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- ことばの力の中核となる言語批評意識の形成
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- 生涯学習に求められる国語力と学校教育・国語化との連携を図る
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- 文章思考力の育成を
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- 国語科メディア表現能力の育成
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- コミュニケーションスキルの向上策
- コミュニケーションスキルを学ぶための学習モデルの開発
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- 聞き手を育て「応じる力」を磨く
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- 認識と伝達のスキルを教える
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- 情緒を感受する能力の向上策
- 学力と人間力の基底にある心の知性を高めるために
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- 感情を言葉に置き換える学習を
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- 「人物と対話する」ことで育つ感性
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- 語彙能力の向上策
- いま求められる語彙指導の意味と指導の方法
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- 日常の語句指導から
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- 語彙能力の量的拡大と質的向上
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- 漢字の読み書き能力の向上策
- 漢字の読み先習が漢字教育の主流に
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- 読み先習と成り立ちの指導をし教室で力をつける
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- 漢字の習得率を上げた漢字指導システム
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- 作文技術の向上策
- 場に生きる言葉の機能を支える作文技術の措定と習得練成方法のシステム化
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- 作文スキルと個別評定で作文技術を鍛える
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- 中学校 二年生 書く、語り合う、そして書く。
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- 論理的思考力の向上策
- 帰納論理的思考力を育てる系統的なドリル
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- 伝承物語は論理的である
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- これからの国語科の任務
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- メディア受容能力の向上策
- 学習者の実態から出発し、従来の国語科の指導を深めること
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- 学習者とメディアの距離感を意識した実践を
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- 「見ること」の観点が欠けている。
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第11回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第11回)
- 「強制」の向こうに「楽しさ」あり
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- 書評
- 『日常的な評価活動を国語科授業に生かす小学１〜２年、３〜４年、５〜６年』（瀬川榮志監修）
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- 『日常的な評価活動を国語科授業に生かす 中学校』（瀬川榮志監修）
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- 国語教育人物誌 (第155回)
- 北海道
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- 青森県
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- 岩手県
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- 宮城県
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第71回)
- 地域に開かれた特色ある学校づくり
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- 国語教育時評 (第35回)
- 研究紀要の具備要件
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- 教師の「話力」を鍛える (第11回)
- 話力を育てる言語環境づくり
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- 話すこと・聞くことの授業づくりのための教材論 (第11回)
- テスト問題から教材づくりを考える
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- 言語活動主義批判 (第11回)
- 「状況の論理」と「計画の論理」―教師の活動主義を考える―
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- 到達目標としての「言語技術」 (第11回)
- 「授業分析の観点」から学力保障を検証する
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- 戦後国語科教育史を見直す (第11回)
- 評価が授業のあり方と関わる道筋
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- 国語科教育学の可能性 (第11回)
- できるところから始めて国語科教育をめぐる連携を吟味・促進したいと思います。
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- 編集後記
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編集後記
文化審議会国語分科会国語教育等小委員会は、近く国語分科会に「意見のまとめ」を報告すると「内外教育」八月一日号（時事通信）が伝えています。この審議会はこれまでの国語審議会の代わりに新しく平成十四年二月に発足したものです。
すでに公表されている「審議経過の概要」には「これからの時代に求められる国語力」として、まず「教養・価値観・感性等」の基盤を形成する「国語の知識」を確かに豊かに身につけることが大切、とされています。さらには「考える力、感じる力、想像する力、表す力など、言語を中心とした情報を処理・操作する領域」の重視が強調されています。そのためには、これらの力を支える「国語の知識」や論理的な思考力としての「考える力」、自分の考え、感じたことを表すために必要な「表す力」の指導重視が提言されているわけです。
今回の「意見のまとめ」でも、国語力にかかわる脳機能の発達に合わせた教育が必要であると指摘、情緒や論理的思考力などの発達に関する最近の研究成果をふまえ、（１）三歳までの乳幼児期は「聞く・話す」を中心とした親子コミュニケーションを通じて、感情、情緒を育てながら言葉を発達させる、（２）三歳から十一・十二歳ごろまでのうち、幼稚園では、読み聞かせなど読書によって言葉の数を増やし、小学校では「読む・書く」の繰り返し練習により、国語力の基礎となる知識を確実に身につけさせる、（３）十三歳以上は、多くの読書体験などにより、情緒や論理的思考力、語彙力の総合的な発達を促すようにすべきだ、としています。
そのためには小学校の国語の授業時間を大幅に増やすべきだとも提言しています。これらを背景に、現在の国語科教育の問題点を解明していただきたく特集を組みました。
（江部 満）
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明治図書
