国語教育 2007年12月号
「授業力」を鍛える努力目標

B687

«前号へ

次号へ»

国語教育 2007年12月号「授業力」を鍛える努力目標

紙版価格: 785円(税込)

送料無料

電子版価格: 706円(税込)

Off: ¥79-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
国語
刊行:
2007年11月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 「授業力」を鍛える努力目標
提言・「授業力」を鍛える努力目標とは
多様な人口と生涯を貫くもの
望月 善次
教師の言語・非言語コミュニケーション能力を高める
高橋 俊三
「授業力」の基盤となる哲学と技能の再思
吉田 裕久
「説得力のある報告・スピーチ」の条件
佐藤 洋一
本質的理解と具体的指標
野口 芳宏
これからの国語力―何が重点課題か
文字力・語彙力・運用力
花田 修一
問いかけの工夫により国語力を育む
堀江 祐爾
書くことの教育の本質的課題を視野に入れた書く力の育成
大熊 徹
「授業力」を鍛える努力目標―小学校の場合
「授業力」を鍛える七つの習慣
松野 孝雄
言葉の力を培う「授業力」を鍛えるポイント
伊ア 一夫
「遠い、いつかの国語授業の風景」のために
二瓶 弘行
明快な授業のための「授業力」
深谷 幸恵
TOSS授業技量検定D表の五項目を意識する
平松 孝治郎
理論と実践を両輪として「授業力」を鍛える
神野 正喜
「授業力」を鍛える努力目標―中学校の場合
「授業力」を鍛えるために「授業」をする
水谷 美穂子
授業力は、生徒と授業参会者から学んで伸びる
佐藤 佐敏
高い目標設定とそれに向けた方法論を併せ持つことが大事
井上 敬夫
TOSS授業技量検定を受け続ける
西邑 裕子
「授業構想力」をつける
植西 浩一
「授業力」を鍛えるための模擬授業の体験
模擬授業対決で「授業力」を鍛える
奥 清二郎
模擬授業は型を学ぶ場であり、授業力向上の視点を獲得する場である
小野 隆行
授業技量検定の普及は日本の教育界に革命を起こす
大谷 和明
優れた指導者に授業を見てもらうことが条件である
山田 高広
「授業力」を鍛える努力ヘの期待
国語科を通して、子どもに自信をもたせたい
田中 桂子
日々、自らの鼓舞と研鎖で「授業力」を高める
上田 保明
「PISA型読解力」の向上を目指す授業展開力を鍛える
金久 慎一
授業力を鍛える努力で自己変革を図る
須田 実
「伝え合う力」を育てる教室づくり (第57回)
川浦 美法
「読書に親しむ」授業づくり (第57回)
読書を身近に・その環境づくり
浅利 順子
書評
『国語科授業再生のための5つのポイント』(堀江祐爾著)
井上 雅彦
『子どもの「夢」を育てる技』(伴一孝編)
山田 一
国語教育人物誌 (第201回)
東京都
瀬川 榮志
神奈川県
府川 源一郎
茨城県
大内 善一
長野県
益地 憲一
国語教育時評
文章を音読して、話し言葉で伝えたと思っている「大学教授」がいる
渋谷 孝
現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第117回)
教育理念「人間としてどう生きるか」を明確にし、追究する国語科教育の創造
瀬川 榮志
検定外・日本言語技術教科書の実践と考察 (第21回)
落語と「トロッコ」で言語技術を鍛える
市毛 勝雄
読解力向上のための実践提案 (第9回)
続・作文指導との一体化
岩下 修
読書意欲を高める多読のすすめ (第9回)
名作にぶつかって深い思考力や感性力を育てよう
増田 信一
国際的なコミュニケーションをどう取り入れるか (第9回)
「ウサギ」でクリティカル・リーディング
有元 秀文
これからの国語科教育 (第9回)
「国語力の育成」重視―中教審の検討の推移7―
田中 孝一
編集後記
江部 満

編集後記

〇…「授業上達はまず研究授業の数だ」と書いている現場教師がいます。一方で校内研修だけでも難しいと書いている教師もいます。また「教師を辞めたい」と考えている教師もいます。その教師に向かって次のように呼びかける教師もいます。

(1)教師に向いていないのではない。(2)教える技術と技能を身につけていないのだ。

〇…「自分の授業力をアップするのには教育技術を持つことだ」と言い切る教師もいます。「授業構想力」「授業展開力」「授業批判力」「教材作成力」等を鍛えようと呼びかける教師もいます。

〇…教師には一人ひとりの学習を保障することと同時に集団としての学習の場を作ることも求められています。「学力低下」論議のもとで、その点の是正が求められているわけです。

〇…かって佐藤洋一氏が国語科「授業力」のポイントと示した次の八項目も重要でしょう。(1)教材研究の授業技術 (2)発問づくりの授業技術 (3)発表・報告・説得の授業技術 (4)話し合う(伝え合う)の授業技術(5)音読・指名・板書・ノート等の授業技術(6)漢字・語彙力や言葉のきまり等「言語事項」をコミュニケーション能力・情報リテラシー能力育成の基盤と位置づけて育てる授業技術 (7)読書力を育成するための授業技術 (8)学習形態・グループ活動の工夫等

〇…「教育技術」と「教育観」の両方を高める必要もあるという主張もあります。今回は「授業力」をめぐる多くのご意見をお願いしたく特集を組みました。

(江部 満)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ