- 特集 学習意識の確立―何が課題か
- 提言・学習意識の確立―何が課題か
- 誰の・どのような「学習意識」を変えるのか―教師・子供たち(=学習者)・保護者―
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- クラスメイトの思考に絡もうとする意識─話し〈合い〉への集中─
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- 「口上商人」にならぬこと
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- 「見える化」による学習意識の確立
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- 学びのめあての達成に向けて授業をデザインする力
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- 低学年児の学習意識の確立―指導の観点
- 成功体験をさせ、意識を高める
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- できるところから始めて、できたことをほめる
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- 学習意識はすべて授業で育てる
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- 聞き方と音読指導に重点を置く
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- 書くことの楽しさを実感させる
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- 中学年児の学習意識の確立―指導の観点
- 整然とした授業と小論文の指導
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- 物語の感動を伝えよう
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- 子ども同士の「関係の豊かさ」の反映として
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- 言語意識が言語活動を充実させる!
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- 討論の授業を取り入れることで学習意識を確立する
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- 高学年児の学習意識の確立―指導の観点
- 学習意識を確実に高める四つの観点
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- 趣意説明、これこそが「学習意識の確立」のポイントである〜発達障害児の「龍馬くん」本人が、趣意説明が欲しいと訴えている〜
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- 年間を通した学習意識の育成
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- 基礎学力の定着が学習意識を高める
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- 相手に寄り添って表現する力
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- 中学生の学習意識の確立―指導の観点
- 明確な意識が学ぶ力を支える
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- 学習意識と語彙〜実生活で生きてはたらく語彙〜
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- 中学校国語における、学習意欲を高めるパフォーマンス評価〜ポートフォリオを活用した指導と評価の一体化〜
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- 「相手意識」より「評価の基準」を明確にすべきだ
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- ウェビング・マップで「聞き取り」自己内対話させる
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第98回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第98回)
- 子どもたちが読書に親しむ3条件
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- 書評
- 『活用力を育てる授業改革 国語科編』(槇田 健編・TOSS長州教育サークル著)
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- 国語教育人物誌 (第241回)
- 茨城県
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- 栃木県
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- 群馬県
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- 埼玉県
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- 国語教育時評
- 言葉についての説明や解説の文章を読ませることは、「言葉の学習」ではない
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- 表現力の開発 (第2回)
- 伝え合う力を高めるための対話力の開発
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- 言語活動例の開発 (第2回)
- 「言語活動例の開発」と「全国学力調査」
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- 〜音読力と漢字力との育成に責任をもつ〜
- これからの「論理」の話をしよう―今を幸せに生きるために― (第2回)
- 見える「論理」/見えない「論理」
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- 論理的思考力&表現力の評価 (第2回)
- 論理的表現力(小論文)の評価基準 1
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- 続「伝統と文化」の授業での扱い方 (第2回)
- 「伝統的な言語文化に関する事項」の授業の実際A
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- 編集後記
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編集後記
○…改正教育基本法等を踏まえた学習指導要領改訂による新国語科がいよいよ始まります。@基礎的・基本的な知識の習得、A思考力・判断力・表現力等の育成、B学習意欲の向上や学習習慣の確立などが注目を集めています。
○…新国語科に注目が集まるのは、国語科が「言語活動の充実」の中心的役割を発揮するためでもあるからです。小森茂氏(青山学院大)は、「授業はどう変わるか」(『小学校国語科の実践指針』から)で、「誰に対して、何のために話したり、聞いたり、書いたり、読んだりするのか等の学習意識が重要である」と説き、そのためには「従来以上に本時の学習指導案等に、相手意識・目的意識・条件や場面・状況意識・表現や理解の方法意識・評価意識を位置づけることである」と主張されています。
○…さらに学習意欲を確立するために、実態や必要に応じて軽重をつけたり、他の学習意識を加味したりする創意工夫も必要であると強調されています。「このような学習意識を確立することで、言語活動の充実もできるし、他教科学習や総合的な学習の時間でも活用したり応用したりできる言語能力を育成することができる」と主張されているわけです。
○…確かに、国語科授業の改善は、学力保証についての説明責任、結果責任を発揮することになり、「目標を明確にして結果を検証し質を保証する」ことになるわけです。これは中央教育審議会の答申でも述べられている「学習意欲の向上や学習習慣の確立」にも答える結果になるでしょう。
○…本号はそのための提案として「学習意識の確立」に向けて、小・中での具体的実践指導を特集として組みました。
(江部 満)
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- 明治図書