- 特集 「対話力」で国語授業の活性化
- 提言・「対話力」を育てるために、どこに注目するか
- 対話を深め合いにつなげる第三の鍵
- /
- 聴き合う関係から育つ対話力:教室の言葉の質を問う
- /
- 「生きる力」をはぐくむ「対話力」の活性化を高める
- /
- 国語授業の意識を変え対話力を育てる
- /
- 「対話」の本質や機能を音声言語活動に活かす
- /
- 「対話力」で国語授業の活性化を図る―下学年
- 「攻め」の技術と「受け」の技術を意識した常時指導
- /
- 「よりよい対話力ができる」ための要件とそれを具現化する授業
- /
- 付箋紙で全員参加の質問、感想交流を
- /
- 対話力を育てるインタビューの言語技術
- /
- 「対話力」が育てば、「対応力」も育つ
- /
- 「対話力」で国語授業の活性化を図る―上学年
- 目的意識と相手意識を仕組む
- /
- 「対話力」を育成するための四つのステップ
- /
- 対話力は、総合力である。一つの力ではない。書くこと、発表すること、討論することなどを通してついていく
- /
- 対話モデルの評価言で授業を創る
- /
- 指名なし討論を成功させ、授業を活性化させる
- /
- 「対話力」で国語授業の活性化を図る―中学校
- 対話を仕組む 対話を生み出す
- /
- 「対話力」を高めて読む力を根付かせる
- /
- 「場」の設定を工夫し対話型のスピーチ学習をつくる
- /
- 「対話力」を育てる俳句のプレゼンテーション
- /
- 二つの対話で学びを深める
- /
- なぜ「対話力」が育たないか
- あなたの学校に「対話」はある?
- /
- 学校、家庭・地域の環境を問い直す
- /
- 二つの「設定」を意識して上達論に沿って育てていないからだ
- /
- 対話力が育たない四つの理由
- /
- 対話的・発見的授業の継続で育つ
- /
- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第99回)
- /
- 「読書に親しむ」授業づくり (第99回)
- 図書館とつながった国語科授業
- /
- 書評
- 『対話・批評・活用の力を育てる国語の授業―PISA型読解力を超えて―』(鶴田清司著)
- /
- 国語教育人物誌 (第242回)
- 新潟県
- /
- /
- 富山県
- /
- /
- 石川県
- /
- /
- 福井県
- /
- 国語教育時評
- 「てふ(蝶)てふ」と「ちょうちょう」は意味が違うのか
- /
- 表現力の開発 (第3回)
- 論理的思考を育む討論力の開発(1)
- /
- 言語活動例の開発 (第3回)
- 「言語活動例の開発」と「全国学力調査」
- /
- 〜説明的な文章及び文学的な文章の授業改善〜
- これからの「論理」の話をしよう―今を幸せに生きるために― (第3回)
- 「見えないつながり」と「論理」
- /
- 論理的思考力&表現力の評価 (第3回)
- 論理的表現力(小論文)の評価基準 2
- /
- 続「伝統と文化」の授業での扱い方 (第3回)
- 「伝統的な言語文化に関する事項」の授業の実際B
- /
- 編集後記
- /
編集後記
○…「対話力」と学習指導との関係を中央教育審議会の答申では、次のように示しています。「『自ら学び自ら考える力を育成する』という学校教育にとっての大きな理念は、日々の授業において、教師が子どもたちに教えることを抑制するよう求めるものではなく、教えて考えさせる指導を徹底し、基礎的・基本的な知識・技能の習得を図ることが重要なことは言うまでもない」と。「対話力」の役割は、まさに「教えて考えさせる指導」を徹底し、基礎的・基本的な知識・技能の習得を図るためにこそあるのでしょう。
○…このことについて小森茂氏は、「新国語科で育成する対話力は、伝え合う力が重要な役割を果たしている」と強調されています。さらに日々の授業での「対話力」の本質的役割として、次のように強調されています。「対話力」が知識・技能と思考力・判断力・表現力等の育成に参画することであり、例えば、教師の「対話力」が存分に機能しなければ、子どもたちの思考力・判断力・表現力等も意図的・計画的に育成できないと言うわけです。
○…さらに新実践の提案として、教師の「対話力」の系列を次のようにあげています。
@「対話力」によって、一人一人の子どもたちの「学習意欲や学習目的」を具体的に引き出し確認したりする系列、A「対話力」によって、子どもたちの「相手意識」を具体的に設定したり想定したりする系列、B「対話力」によって、子どもたちの「場面や状況意識」「条件意識」を具体的に設定したり確認したりする系列、C「対話力」によって、子どもたちの生きた表現や理解の方法意識を具体的に考えたり、創造したりする系列(『小学校国語科の実践指針』から)
○…本号は「対話力」を取り上げることで、国語科授業の活性化を期待する特集です。
(江部 満)
-
- 明治図書