- 特集 “辞書引き”習慣をつくる授業アイデア
- もしかして―あなたも勘違い?クイズ
- 問題「体操服に着がえなさい」 問題「椅子にすわりなさい」 どこが、間違っているのでしょう?
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- 辞書をめぐる新情報・おトク情報
- 子ども用辞書選びのヒント
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- 教師用辞書選びのヒント
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- 紙の辞書と電子辞書の使い分けヒント
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- 辞書はどこに置くのがベター
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- 今、人気の辞書って何?
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- ユニーク辞書の最新情報
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- 子どもに辞書力をつける!“辞書のきまり”
- 基本を知れば、辞書はもっと使える
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- 辞書引き競争―教室騒然ドラマづくりのアイデア
- 早引きのさせ方ヒント
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- 沢山引かせる方法
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- 面白言葉を発見させる方法
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- 語彙力UPの工夫点
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- 学習活動に即した辞書の使い方指導
- 読みの学習 インプットだけではなくアウトプットまでを
- 辞書に親しませる指導
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- 効果的な辞書の使い方指導
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- 言葉のきまり学習
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- 1・2年の学習
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- 辞書で“語彙”を増やす!楽しい活動アイデア
- 語源の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 方言の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 敬語の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 助詞の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 句読点の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 送り仮名の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 比喩言葉の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 指示語・接続語の面白さを知る―辞書活用アイデア
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- 主語・述語の関係を知る―辞書活用アイデア
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- 修飾語・被修飾語の関係を知る―辞書活用アイデア
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- 1学期教材で実例紹介=辞書の出番倍増!国語授業づくりのアイデア
- 3年教材「声に出して楽しもう」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 4年教材「漢字の組み立て」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 5年教材「竹取物語」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 6年教材「カレーライス」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 中学1年教材「詩『わたしの中にも』」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 中学2年教材「言葉1 類義語・対義語・多義語」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 中学3年教材「言葉1 漢語・和語・外来語」「月の起源を探る」―辞書の出番倍増!授業アイデア
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- 辞書引きでパニックになる子への対応ヒント
- パニックになる要因は指導の仕方にある
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- すぐ使える! 辞書引きを促す面白クイズ
- 3年―辞書引きを促す面白クイズ
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- 4年―辞書引きを促す面白クイズ
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- 5年―辞書引きを促す面白クイズ
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- 6年―辞書引きを促す面白クイズ
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- 中学1年―辞書引きを促す面白クイズ
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- 辞書引き習慣が身につく宿題―実例紹介
- 「こんなの調べたよ」―必ず子どもが報告に来る宿題
- 難読語調べ・意味リレービンゴ
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- 授業が楽しくなる辞書引きの宿題
- 授業で行っていることをそのまま宿題にしたり、宿題でやったことが授業に生きたりする内容がよい
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- 教師の教材研究ファイル=実例紹介 「学習材すべての言葉」を辞書で調べる!とは
- 「すべての言葉を辞書で引く」とはどのように何をすることなのか
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- 小特集 暗唱させたい学習材―私のおススメは“これ”
- 普段から名文名詩に触れる教師の努力があってこそ、子どもに名文名詩の暗唱を勧められる
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- 子ども達に暗唱させたいおすすめの詩文が一つでもあるなら、それだけで子ども達との絆が深まる
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- 暗唱で勝負に強くなる心を育てる
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- 辞書引きのためのおまじない
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- 「暗唱させる」から「暗唱したい」に!
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- 詩を暗唱し「多様なものの見方・感じ方」を体感する
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- 『枕草子』の普遍性
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- わがクラスの子ども自慢・作品自慢 (第2回)
- 世界の民話を読もう/俳句に親しもう
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- 言葉の四季カレンダー (第2回)
- 【5月】立夏、しだいに夏めいてくる
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- わがクラス:辞書づくりに挑む (第2回)
- 「辞書づくり」は「曖昧な言葉」が盛り上がる!
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- 学級文庫のベストセラー&ロングセラー本―私のアニマシオン活動 (第2回)
- 「朗読」から並行読書へ
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- 今月の教材―授業づくりのスポット 国語教材と授業づくり (第2回)
- 小学1年/かわいい挿絵で話を想像し、吹き出しをつけて会話文を考える
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- 〜はなの みち(光村)〜
- 小学2年/説明文の基本形、「問い」と「答え」を出発点に
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- 〜ほたるの一生(学図)〜
- 小学3年/辞書って面白いなあと思うまで触れさせる
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- 〜『国語辞典のつかい方』(光村)など〜
- 小学4年/要約文作りの導入としてのキーセンテンス確定、タイトル化
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- 〜動いて、考えて、また動く(光村)〜
- 小学5年/文章構成は事例から、要旨は題名から考えてみよう
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- 〜動物の体と気候(東書)〜
- 小学6年/筆者の主張を「タイムマシンで島に行ったら何と言うか」で具体化
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- 〜イースター島にはなぜ森林がないのか(東書)〜
- 中学1年/クライマックスの一文はどれか
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- 〜にじの見える橋(光村)〜
- 中学2年/暗唱教材・「書く」教材として扱う
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- 〜季節のしおり・枕草子(光村)〜
- 中学3年/問いに正対して話す力を習得させる
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- 〜自分の魅力を伝えよう(光村)〜
- ことばを学ぶ・ことばを教える (第2回)
- 「ことば」ってなに?
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- 驚く効果!子どもに読解の型をこう教える (第2回)
- 「分かる」とはどういうことか(2)
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- 「考える」国語の“非連続型テキスト”活用術 (第2回)
- 他教科との関連を図る
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- 〜説明作文のすすめ〜
- 今日から始める中学校国語科帯単元学習 (第2回)
- 帯単元で「同じ文章」を繰り返し読む
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- 教室を言葉道場にしよう (第2回)
- 「アイコンカード」で教室が言葉で溢れる!
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- 小学校 国語実践研究の最前線&レア情報 (第14回)
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- 中学校 国語実践研究の最前線 (第14回)
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- わが県の国語ソムリエ (第13回)
- 宮城県
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- 静岡県
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- 編集後記
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- 漢字お宝話 (第2回)
- 厚志/「3000年前の漢字」,「漢字お宝話」〜古代の物語をつたえる漢字〜
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編集後記
○…漢字テストで「建立」を「けんりつ」と書いてきたお子さんがいて、赤で直して返却したところ、「でも先生、辞書にけんりつ≠ニいう読みも載っているよ!」と、こう言い張るんですね。
ある新聞に「入試で狙われる漢字の読み方」という進学塾の先生が書かれたコラム記事にあった事例です。
私など、まさか広辞苑に、
〈けん―りつ「建立」建てること。建設。こんりゅう〉
などと記載されているなんて、思いもよらなかった!の一言です。
事実、こうしてPCで打っていても〈けんりつ〉と打つと、〈県立〉しか出てこない。
この記事を書かれた、藤野氏は、「辞書は正しさ≠フ番人とでも言いましょうか、ある意味で権威的にふるまうことを期待されたツールなんですね」といいつつ、「その一方で、〈言葉とは刻々と変化するもの〉であることを保証するツールでもあり、〈けんりつ〉がある程度優勢になればそれを掲載していくのも辞書の使命です」といいます。
「建立」を「こんりゅう」と読ませるのは、呉音といって現在の中国・江南地方の方言が百済の帰化人を通じて入ってきたもので仏教関係の用語に多く残っているのだそうです。
漢字の読み方ひとつとっても、そこには奥深いいわれがあり、そうしたいわれを大切にする態度を育てることが求められているのだとしたら、建立の読み、どちらを○にするか、おのずと明らか―と、藤野氏は締めくくっています。小学校の学習指導要領には、「辞書を利用して調べる方法を理解し、調べる習慣を付けること」とあります。
昨年は、『舟を編む』が本屋大賞を受賞したり、辞書をつくる側の苦労話が多くの人の共感をよびました。人類の叡智が詰まった知的財産、授業でもっと活躍する場をつくって欲しいと願い、特集を企画しました。
(樋口 雅子)
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- 明治図書