- 特集 話す・聞く・話し合う力を育てる学習過程と授業づくり
- 提言 いまこそ育成したい 話す・聞く・話し合う力
- 新学習指導要領が目指す資質・能力と話す・聞く・話し合う力
- 言語活動の内側で展開される思考活動をみてとる分析的視点を
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- 話すこと・聞くことにおける主体的・対話的で深い学び
- 「自己」「他者」「世界」と「ことば」との関わりを広げる話すこと・聞くことの指導のポイント
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- 教師の話術と子どもの話し方の鍛え方
- 意識的・自覚的な言語活動に―「私的話法」から「公的話法」へ
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- 話す力を育てる学習過程と授業づくり
- 話す力を育てる学習過程と授業づくりのポイント
- 【提言】「実の場」に生きる学習過程の工夫を
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- 実践/小学校
- 【音読・朗読指導】話す力を育てる音読指導
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- 【語り】文学作品の「語り」―「自分らしさ」の表現力を育む
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- 実践/中学校
- 【話題の設定・情報収集・材料の整理・話の構成の工夫の指導】自分らしさを伝える―相手の反応を踏まえながら話す
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- 【提案の指導】ゼロ・ベースで考えないこと
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- 聞く力を育てる学習過程と授業づくり
- 聞く力を育てる学習過程と授業づくりのポイント
- 【提言】コミュニケーションの言語化されない部分に着目した聞く力の育成
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- 実践/小学校
- 【聞くためのルールづくり】分かりにくい「聞く」指導だから,より具体的に
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- 【インタビューの指導】自分の考えをのびのびと表現する子どもを育てる国語科学習指導―インタビュー活動における指導形態の工夫を通して
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- 実践/中学校
- 【質問や評価を述べるための聞き方の指導】生徒の「聞きたい」と「聞く目的」をつなぐ指導の工夫
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- 【ICTの活用】ICT機器を活用した国語学習における実践―生徒評価を通して聞く力を育てる取組について
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- 話し合う力を育てる学習過程と授業づくり
- 話し合う力を育てる学習過程と授業づくりのポイント
- 【提言】指導プラン作成の前に必要なこと,それは「教材研究」
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- 実践/小学校
- 【対話的な態度の育成】話し合いの「プロセス」を大切にした授業づくりで対話的な態度の育成を
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- 【話し合いにおける考察(振り返り)と評価】「反応点検シート」を活用し,自らの読みを評価する授業づくり
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- 実践/中学校
- 【グループ学習における話し合い活動】話し合いの意義と明確な課題と目標点
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- 【互いの考えを生かした議論・討論の指導】「シナリオ・ディベート発表会」で鍛える
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- 小特集 主体的・対話的で深い学びを目指す!夏期集会&研究会情報
- 「鍛える国語教室」研究会
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- 国語教育実践理論研究会
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- 国語教育探究の会
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- 小学校全国国語教育連絡会
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- 全国小学校国語教育研究会
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- 国語授業づくりセミナー
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- 日本言語技術教育学会
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- 日本国語教育学会
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- 日本文学協会国語教育部会
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- 文芸教育研究協議会
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- 「夢」の国語授業研究会
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- 「読み」の授業研究会
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- 新学習指導要領・国語のキーワード (第4回)
- 何ができるようになるかB
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- 〜国語科の資質・能力「学びに向かう力・人間性等」〜
- アクティブ・ラーニングを支える今月の学習課題と授業づくり (第4回)
- 7月・小1/読むこと
- 単元名…「物語のしかけ」を見付け,想像を広げながら読もう 教材名…「おおきなかぶ」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 7月・小2/読むこと
- 単元名…中心人物への見方を交流し,人物像を読み深めよう 教材名…「きつねのおきゃくさま」(教育出版・学校図書・三省堂)
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- ALのポイント
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- 7月・小3/読むこと
- 単元名…読んで,かんじたことを発表しよう 教材名…「もうすぐ雨に」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 7月・小4/読むこと
- 単元名…一番○○なお話,紹介します 教材名…「かげ」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 7月・小5/読むこと
- 単元名…言葉と事実の関係性をおさえ,筆者の主張を読み解こう 教材名…「言葉と事実」(教育出版)
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- ALのポイント
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- 7月・小6/読むこと
- 単元名…感想を話し合おう 教材名…「川とノリオ」(教育出版・学校図書)
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- ALのポイント
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- 7月・中1/読むこと
- 単元名…「ちょっとややこしいこと」をすっきり分からせる記述をしよう 教材名…「かわりやすく説明しよう」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 7月・中2/読むこと
- 単元名…その後の生き方を考えて交流しよう 教材名…「夏の葬列」(教育出版)
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- ALのポイント
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- 7月・中3/読むこと
- 単元名…即興でスピーチしよう 教材名…「社会との関わりを伝えよう」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 学校と教室における読みのカリキュラム・デザイン―これからの時代に求められる国語科の目標と評価のあり方 (第4回)
- 読みの学力を構造化する(二)
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- 〜アメリカの思考指導および理解方略研究に学ぶ〜
- 《自立した書き手》を育てる作文指導―自己評価・ピア評価でできる授業づくり (第4回)
- 下書き段階で他者と交わる
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- 対話を通して一人一人の深い学びを実現する知識構成型ジグソー法の授業づくり (第4回)
- 物語の良さを解説しよう
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- 〜小学5年/「注文の多い料理店」(東書)〜
- 国語教育の実践情報 (第16回)
- 小学校/「これからの学校図書館の整備充実について」(報告)
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- 中学校/全国学力・学習状況調査の実施@
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- わが県の国語ソムリエ (第63回)
- 北海道
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- 編集後記
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編集後記
去る3月31日に、小学校、中学校の新学習指導要領が告示されました。移行期間を経て、2020年から順次、新しい学習指導要領が全面実施されます。
現行学習指導要領とどこがどう変わったのか、比較するために、新旧対照表をつくりつつ読みました。〔知識及び技能〕が前に出されているんだな、読書がここに含まれているということは、C領域だけでなくあらゆる領域で指導が必要という示唆かな…、〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の小見出しが消えているのか、他教科に比べると変化は小さいのかも…などと、2016年12月の「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」も傍らに置きながら、読み比べています。
読んでいて、気になったことがありました。答申で示された「国語科における学習過程のイメージ」では、「話すこと・聞くこと」領域のみ、「話す」「聞く」「話し合う」という細かな分類がされています。「書くこと」「読むこと」がかなりシンプルなのに比べると、学習過程がややわかりづらく感じました。新学習指導要領を見ても、(当然なのですが、)学習過程の具体までは記されていません。
現行の学習指導要領に基づいた実践記録でも、「読むこと」「書くこと」の実践は多く見られますが、「話すこと・聞くこと」はそれに比べるとやや少なく感じられます。音声言語を記録として残しにくいという領域の特性ゆえだと考えられますが、他にも、評価のしにくさや指導の難しさなどもあるのかもしれません。
そこで、今号では、「話す・聞く・話し合う」ことに焦点を当て、これからの社会で求められる「話すこと・聞くこと」の力は、どのような学習過程において育てていけばよいのか、またどのような授業づくりが求められているのか、ポイントとアイデアをご紹介いただきました。
また、小特集では、主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくりの腕を磨くための、この夏開催予定の研究集会についてご案内をいただきました。
『国語教育』編集部 /林 知里
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- 明治図書