- 特集 対話的な学びを促す国語科の話し合い・グループ学習
- 提言 対話的な学びを促す国語科の話し合い・グループ学習とは
- こと・もの・ひとでつくる対話的なグループ学習
- こと・もの・ひとをデザインして効果的な学び合いを作り出そう
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- AL型授業が成功する話し合い・グループ学習
- 「深い学び」を育てるグループ学習
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- 対話的な話し合い指導と評価
- 振り返り活動に重点を置いた指導への転換
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- 小学校 低学年の話し合い・グループ学習 押さえたい指導の要点
- 人数・形態のポイント
- 段階的な活動を並行してステップアップする
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- 課題設定・発問のポイント
- 発問・指示のセット化と定番課題の活用を
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- 交流・振り返りのポイント
- 対話と振り返りで促す、深い学び
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- 学習環境づくりのポイント
- 言語環境の基礎づくりを意識する
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- 小学校 中学年の話し合い・グループ学習 押さえたい指導の要点
- 人数・形態のポイント
- 4人の話し合いは「3つの機能」を意識する
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- 課題設定・発問のポイント
- 主体的な学びを生み出す発問づくり
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- 交流・振り返りのポイント
- どの子も話し合いに参加できるようになる指導の工夫
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- 学習環境づくりのポイント
- 学習環境づくりとしての「ノート指導」と「教師の役割」
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- 小学校 高学年の話し合い・グループ学習 押さえたい指導の要点
- 人数・形態のポイント
- 「学習用語」で相互評価させ、言語活動を上達させる
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- 課題設定・発問のポイント
- ディスカッションで対話的な学びを実現する
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- 交流・振り返りのポイント
- 学び合いを振り返り、学びを深める学習過程の工夫
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- 学習環境づくりのポイント
- グループ自己評価とファシリテーターの設定
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- 中学校 中学校の話し合い・グループ学習 押さえたい指導の要点
- 人数・形態のポイント
- 意図的なグループ編成で対話的な学びを促す
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- 課題設定・発問のポイント
- 課題と発問で生徒の思考を活性化する
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- 交流・振り返りのポイント
- 目的と評価・振り返りの基準を明確にした話し合い・グループ活動
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- 学習環境づくりのポイント
- 生徒の意欲を高める構成メモと協働学習での推敲
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- 小特集 話し合い・グループ学習を支える授業のアイスブレイク
- 提案 対話可能なクラスを育てるための二つのポイント
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- 小学校国語授業で使えるアイスブレイク
- 全員参加で安心とやる気の雰囲気づくり
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- 中学校国語授業で使えるアイスブレイク
- 「主体的・対話的で深い学び」の基礎は、たくさん会話しout putを日常化することにあり
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- 新学習指導要領・国語のキーワード (第9回)
- どのように学ぶかC
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- 〜主体的・対話的で深い学び(深い学び)〜
- アクティブ・ラーニングを支える今月の学習課題と授業づくり (第9回)
- 12月・小1/読むこと
- 単元名…物語の世界観に読み浸ろう 教材名…「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 12月・小2/読むこと
- 単元名…語りの違いを比べて読もう 教材名…「かさこじぞう」(東書・教出・学図・三省)
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- ALのポイント
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- 12月・小3/読むこと
- 単元名…お話から学んだことをしょうかいしよう 教材名…「三年とうげ」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 12月・小4/読むこと
- 単元名…心に残ったことを感想文に書こう 教材名…「プラタナスの木」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 12月・小5/読むこと
- 単元名…物語の世界を読み深め、味わおう 教材名…「雪わたり」(教育出版)
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- ALのポイント
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- 12月・小6/読むこと
- 単元名…筆者の考えを読み、感想を書こう 教材名…「ぼくの世界、君の世界」(教育出版)
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- ALのポイント
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- 12月・中1/読むこと・聞くこと
- 単元名…話合いの中で発言が果たしている役割や効果を考えよう 教材名…「流れを踏まえて話し合う」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 12月・中2/話すこと・聞くこと
- 単元名…本を読む楽しさを共有しよう 教材名…「ミリーのすてきなぼうし」(光村図書小二)
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- ALのポイント
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- 12月・中3/伝統的な言語文化
- 単元名…「おくの細道」の「?」を解決し芭蕉の人物像に迫ろう 教材名…「夏草―「おくのほそ道」から」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 学校と教室における読みのカリキュラム・デザイン―これからの時代に求められる国語科の目標と評価のあり方 (第9回)
- 自己評価を活かした形成的評価
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- 《自立した書き手》を育てる作文指導―自己評価・ピア評価でできる授業づくり (第9回)
- 参考文献で≪具体的な状況≫を示す
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- 対話を通して一人一人の深い学びを実現する知識構成型ジグソー法の授業づくり (第9回)
- 進路多様な多部制定時制高校における小説教材の実践
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- 〜高校三・四年/安部公房「鞄」〜
- 国語教育の実践情報 (第21回)
- 小学校/平成二十九年度全国学力・学習状況調査結果を公表
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- 中学校/平成二十九年度全国学力・学習状況調査結果の公表
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- わが県の国語ソムリエ (第68回)
- 山口県
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- 編集後記
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編集後記
2017年3月にベネッセ教育総合研究所が公表した「第6回学習指導基本調査」によりますと、小、中学校の教師が「多くするように特に心がけている」授業方法は、「児童・生徒どうしの話し合いを取り入れた授業」「グループ活動を取り入れた授業」であるという結果が出たそうです。同調査の10年間の経年変化を見ますと、小・中学校・高校ともに「グループ活動を取り入れた授業」を意識する教師が増加しており、また中学校国語では他教科に比べてグループ活動を意識している教師が増加していることや、中学校では若年層の教師ほど「生徒どうしの話し合いを取り入れた授業」を多くするように心がけていることなどもわかっています。この調査は2016年に実施されたものですが、その後、小、中学校の学習指導要領が公示され、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善が進められていく中で、「話し合い」や「グループ活動」はますます重要になっているのではないかと思います。
また、小、中学校の「学習指導要領解説 国語編」の総括では、B「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進の中で、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を進める際の留意点として、
イ 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく、児童生徒に目指す資質・能力を育むために「主体的な学び」、「対話的な学び」、「深い学び」の視点で、授業改善を進めるものであること。
エ 1回1回の授業で全ての学びが実現されるものではなく、単元や題材など内容や時間のまとまりの中で、学習を見通し振り返る場面をどこに設定するか、グループなどで対話する場面をどこに設定するか、児童生徒が考える場面と教員が教える場面をどのように組み立てるかを考え、実現を図っていくものであること。
などが示されており、「学習指導要領国語」では各領域に「共有」が位置付けられるなど、対話的な学びを実現する授業の一層の充実が求められていることがわかります。
今号ではこのような状況を踏まえて、新しい学習指導要領が目指す授業改善につながるご提言のほか、小、中学校学年別実践のご提案をお願いいたしました。小特集では話し合いやグループ学習の前に導入でき、対話的なクラスの雰囲気をつくる活動について、その考え方と事例をご紹介いただきました。
/木山 麻衣子
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- 明治図書
- 形態や課題設定、ふりかえさ、環境づくりと今すぐ使える内容ばかりでとても参考になりました。2018/9/140代・小学校教員