社会科教育 2005年10月号
“えー”と驚く発展学習:面白テーマ100選

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社会科教育 2005年10月号“えー”と驚く発展学習:面白テーマ100選

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ジャンル:
社会
刊行:
2005年9月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “えー”と驚く発展学習:面白テーマ100選
教科書の発展学習・私の採点簿―中味・使い勝手&改善策
韓国・中国「協同的な学び」で
阿部 惣一
藩校を学ばせたい
大森 修
発展学習で教師の資質を測る
唐木 清志
学習者が構想する発展学習
佐長 健司
生徒にもわかる具体的な課題を
瀬戸 勝
深く耕し、浅く植える
中村 雅
発展的に学ぼうとする姿勢を育てること
松本 康
発展学習より発展的学習をこそ
水山 光春
完成したイメージが分かる工夫
吉田 高志
いま何を発展学習とするか=オリジナル開発の薦め
どのような発展学習を求めたいのか
二井 正浩
社会問題についての議論好きを育てよう
豊嶌 啓司
歴史の真実をつきとめさせる
江口 儀彦
価値判断・未来予測を育てる価値論争授業や新たな事例学習を行えばよい
藤原 正治
ねらいにあった発展学習の選び方・導入のし方
安野 功
06年に向けて=発展学習を位置づけた年間計画の構想―この単元で発展学習=A案とB案の構想―
3年・この単元で発展学習=A案とB案の構想
山口 收
4年・この単元で発展学習=A案とB案の構想
菊池 八穂子
5年・この単元で発展学習=A案とB案の構想
鎌田 和宏
6年・この単元で発展学習=A案とB案の構想
南野 勇
中学地理・この単元で発展学習=A案とB案の構想
桑原 賢
中学歴史・この単元で発展学習=A案とB案の構想
澤登 正仁
中学公民・この単元で発展学習=A案とB案の構想
後藤 雅彦
“新しい課題”をどう発展学習に練り上げるか
“CO2”をどう発展学習につなげるか
國本 直嗣
“リサイクル法”をどう発展学習につなげるか
山口 浩彦
“個人情報保護法”をどう発展学習につなげるか
館 潤二
“ナショナリズムの問題”をどう発展学習につなげるか
仙田 浩志
“拉致問題”をどう発展学習につなげるか
大恵 信昭
“女性専用車両の問題”をどう発展学習につなげるか
神谷 祐子
“牛丼の問題”をどう発展学習につなげるか
田中 力
“ペイオフの問題”をどう発展学習につなげるか
藤瀬 泰司
“裁判員制度”をどう発展学習につなげるか
樋口 雅夫
“憲法改正の問題”をどう発展学習につなげるか
杉浦 正和
学び方を身に付ける発展学習の指導ポイント
調べる力をつける発展学習の指導ポイント
垣内 秀明
比較する力をつける発展学習の指導ポイント
蜂須賀 洋一
インタビューする力をつける発展学習の指導ポイント
大町 勝一
インターネット活用力をつける発展学習の指導ポイント
勇 眞
まとめ・作品づくりの力をつける発展学習の指導ポイント
荒木 佳子
マップづくりの力をつける発展学習の指導ポイント
新村 勲
よい見学の仕方を学ぶ発展学習の指導ポイント
松岡 葉月
よい発表の仕方を学ぶ発展学習の指導ポイント
鵜木 毅
話し合い活動の仕方を学ぶ発展学習の指導ポイント
岡本 順
小特集 テスト返却の仕方=よい例・悪い例
テストを返却されるその瞬間を大切にし、生徒のやる気を起こさせるちょっとした手立ての工夫
佐藤 貴裕
その場で採点・その時間で返す
山川 亨
テスト返却も授業形式で
大森 和行
テストは「その時間」のうちにかえして直すから力がつく
薄井 健文
大使館発・ご存知?わが国と日本のかかわり (第7回)
深刻化する中国の環境・エネルギー問題―中華人民共和国(上)
佐桑 徹
そのままコピー都道府県パズル−すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第7回)
名前と場所を一致させる
沼田 能昌
これは何でしょう?“道の駅”紹介 (第7回)
発見!意外なもののある道の駅D
太田 政男
〜漁港の近くにある道の駅〜
「よいといわれる授業」を検証する (第7回)
社会の構造を教える社会科授業
棚橋 健治
〜社会的事象の説明枠をとらえさせる授業(二)〜
社会科におけるディアスポラ研究情報 (第7回)
授業をつくりはじめる(4)
谷 和樹
〜中国の近代的生活は日本語の上に成り立ち、営まれている?〜
激震下の社会科教育―最新情報で語る“どうなる・どうする” (第7回)
見えてこない次期社会科の全体像
北 俊夫
日本国憲法・エピソードクイズ (第7回)
本当に「国会=(唯一の)立法機関」か?
西尾 一
写真が語る“知られざるお宝資料” (第7回)
旧ユーゴスラビア紙幣からヨーロッパの火薬庫を見る
出原 真哉
社会科教育研究の最前線―全国社会科教育学会会員の研究動向 (第7回)
新しい公民教育研究
小原 友行
社会科発展教材の面白教材 (第7回)
「日本人の気概」の授業は、ここからはじまった。―『ペリー来航』の授業
廣野 毅
社会科で求める学力とは何か―私の現状批判と課題― (第7回)
社会についての科学的探究―真の学び方学習―
原田 智仁
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第91回)
栃木県の巻
松崎 力
編集後記
樋口 雅子
日銀発「子どもに語る“お金”なるほど話」−大事な話&面白ネタ− (第7回)
いま使えるお札は何種類?
野崎 学


編集後記


◯…京都市教委は、今年度「社会と理科」で、教科書に記述されている発展的な内容のうちの一部を、「全員が学習するものとする」とした教育課程計画を作成したといいます。

文科省の安野功先生は

・「発展的な学習」の呼称のルーツは、中学の選択教科の学習活動例として登場した(平成10年告示)こと。

・「発展的な学習」は一人一人の学習状況によって行うものであること。

・身に付けた基礎・基本を応用・発展させていくものであること。

・「発展的な学習」には深めるタイプと広めるタイプが考えられること。

・補充については、基礎・基本の定着を図る、学ぶ習慣を付ける―などのねらいがあること。

と、おさえておくべき点を示されているわけですが、そのせいか?どの教科書にも、〈全部の子供が学ばなくてもいい〉ということが、しつこいぐらい随所に出てきます。

が、社会科の場合、京都のように、全員の子供が学ぶという授業のほうが先生方としてはむしろ取り入れ易いのではないでしょうか。算数数学のように少人数体制をとることも少ないでしょうし、調べる課題の設定やアプローチによってグループを組ませる―ということはあっても、一斉授業の形態を崩すということは少ないと思われます。

つまり、時間の許す限り発展学習が一斉授業のなかで取り入れられていると考えられます。それだけにせっかくなら、地域や子供のニーズ、教科書には載っていないけれど、最新のこの情報をぜひ取り上げたい、というようなテーマをご紹介いただきました。

〈樋口雅子〉

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