- 特集 遊び心ある“プチ競争”授業例・教材例33
- “競争は悪・切磋琢磨は善”的発想をどう思うか―と聞かれたら
- 複数、多元、対立が社会の現実である
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- 談合の論理―アダムスミスの憂鬱
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- マジックワードがお好き
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- “どんな競争場面”をどう入れると授業が面白くなるか
- 教科書でする競争場面づくりの面白例
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- 参考書でする競争場面づくりの面白例
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- 辞書でする競争場面づくりの面白例
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- 地図帳でする競争場面づくりの面白例
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- 黒板でする競争場面づくりの面白例
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- 討論でする競争場面づくりの面白例
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- 調べ活動でする競争場面づくりの面白例
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- クイズでする競争場面づくりの面白例
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- パズルでする競争場面づくりの面白例
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- ドリルでする競争場面づくりの面白例
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- 教材から“ライバル探しの競争場面”で授業づくり
- 地理―都市「奈良」・ライバルはどこだ―小学校の事例
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- 地理―都市「神戸」・ライバルはどこだ―中学校の事例
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- 歴史―歴史人物「紫式部」・ライバルは誰だ―小学校の事例
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- 歴史―歴史人物「信長」・ライバルは誰だ―中学校の事例
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- 公民―国際交流・スポーツ・ライバルはどれか―小学校の事例
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- 公民―選挙における刑罰制度と株式の変動・生徒同士をライバルとした授業―中学校の事例
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- “遊び心のある競争場面”入れた授業づくりのヒント
- 逆転が起こる競争場面づくりのヒント
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- 落とし穴のある競争場面づくりのヒント
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- ゴールを意識させる競争場面づくりのヒント
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- ライバルを意識させる競争場面づくりのヒント
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- “こんな競争場面”を入れると授業はもっと面白くなる!
- 3年・授業がもっと面白くなる競争場面・ベスト3
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- 4年・授業がもっと面白くなる競争場面・ベスト3
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- 5年・授業がもっと面白くなる競争場面・ベスト3
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- 6年・授業がもっと面白くなる競争場面・ベスト3
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- 中学・授業がもっと面白くなる競争場面・ベスト3
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- 中学・授業がもっと面白くなる競争場面・ベスト3
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- 授業に競争:やってはいけない場面とは
- 一つの資料から何かを発見させる場面
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- 子どもの努力が正当に評価されない競争
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- 判断基準があいまいな競争はだめ
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- できないことを叱る場面
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- 小特集 冬休み:子どもに推薦!「楽しい歴史読み物」ベスト3
- 三国志がおすすめ
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- ホップ ステップ ジャンプで歴史マニアを育てる
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- 楽しく読める「伝記」を中学生に
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- 激動の時代を生き抜いた人々
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- 歴史の楽しさと不思議さへいざなう
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- 登場人物に共体験し、リアルに歴史を駆け巡ろう
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- 時間を越えた旅を
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- 図書館は歴史読み物の宝庫
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- 大使館発・ご存知?わが国と日本のかかわり (第9回)
- ムーミンとハイテクの国―フィンランド
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- そのままコピー都道府県パズル−すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第9回)
- ランキングで地図に親しませる
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- これは何でしょう?“道の駅”紹介 (第9回)
- 道の駅に置かれたパンフレット
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- 「よいといわれる授業」を検証する (第9回)
- 社会の構造と生き方を教える社会科授業
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- 〜社会の構造から自らの生き方を考えさせる授業(一)〜
- 社会科におけるディアスポラ研究情報 (第9回)
- また脱線する
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- 〜「投資」の概念を小学生に授業する(2)〜
- 激震下の社会科教育―最新情報で語る“どうなる・どうする” (第9回)
- 「社会科の到達目標」をどう考えるか
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- 日本国憲法・エピソードクイズ (第9回)
- 「内閣」のはたらきは単純明快に説明できない
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- 写真が語る“知られざるお宝資料” (第9回)
- 関所手形と旅行案内記に江戸時代の旅の苦楽を読む
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- 社会科教育研究の最前線―全国社会科教育学会会員の研究動向 (第9回)
- 法教育の研究
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- 社会科発展教材の面白教材 (第9回)
- 『インターネット』を授業する21世紀最大の変化の網ワールド・ワイド・ウェブ
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- 社会科で求める学力とは何か―私の現状批判と課題― (第9回)
- 多重化する社会を生きる市民の資質
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第93回)
- 富山県の巻
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- 編集後記
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- 日銀発「子どもに語る“お金”なるほど話」−大事な話&面白ネタ− (第9回)
- お金をいろいろ比べてみたら(何からできているの?)
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編集後記
◯…教育界では、長らく「競争は悪で、切磋琢磨は善」という雰囲気が作られてきたように思います。しかし、中身としては、競争も切磋琢磨も同じ―ではないか、と思います。よくある言い換えでイメージを更新しているのでは?―という気がしないでもありません。
元来、集団で生活している人間社会では、良くも悪くも競争が嫌いではない、いや好き―だと言えるようです。たとえば、多くのスポーツから競争を取り除いたらその魅力は半減するでしょう。
ですから、いかにその、学習という場においては(ある種、ポイズンピルともいえる)競争をどう入れていくか、後味が悪くならない競争を授業でどう仕掛けていくか、教師の力量が問われるところではないかと思います。
また社会科の場合、教材そのものも競争的な観点から分析していくと、教材へ引き込む力も強くなるのではないでしょうか。
項目としても取り上げましたが、たとえば、歴史人物だったら、「◯◯のライバルを探せ」というようなテーマの立て方と「◯◯について調べよう」では、やる気に火をつける度合いが違ってくるのではないかと思います。
また、同じ地図帳を活用するという授業でも、「今から、地名◯◯を探そう。一番早く見つけられるのは誰かな」というような発問で競争をしかけられると、子どももやる気がアップするのではないでしょうか。
本号はこのような、授業で役に立つ競争をどう入れていけばよいか、具体例をご紹介いただきました。〈樋口雅子〉
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- 明治図書