社会科教育 2006年11月号
授業が上手い人が使う“板書の法則”

C569

«前号へ

次号へ»

社会科教育 2006年11月号授業が上手い人が使う“板書の法則”

紙版価格: 776円(税込)

送料無料

電子版価格: 697円(税込)

Off: ¥79-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
社会
刊行:
2006年10月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 136頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 授業が上手い人が使う“板書の法則”
板書→教師と子どもの想いはここが違う?―わがクラスちびっ子たちの意見―
生徒が頭を使う板書
成松 明枝
「ぼくも書きたい」
高岡 昌司
みんなで意見を出し合い、見合う黒板
野中 伸二
プロのワザに見る“板書の法則”
板書中の目線の法則:プロのワザ
小田原 誠一
板書とノート記入の法則:プロのワザ
雨宮 久
板書中のトークの法則:プロのワザ
真柄 二郎
発問と板書力の法則:プロのワザ
山田 隆弘
学習問題づくりと板書の法則:プロのワザ
松本 明
子どもに板書させる法則:プロのワザ
石原 保行
話し合い・討論へ高める板書の法則:プロのワザ
甲本 卓司
教科書と板書の法則:プロのワザ
寺町 敏朗
ネットと板書の法則:プロのワザ
中田 幸介
これを追試すれば腕が上がる!板書力UPのヒント
板書の“縦書きと横書き”の法則
渡部 栄二
色チョーク活用の法則
村田 耕一
印象に残る板書キーワードの法則
志田 智明
板書でする“図解の法則”
宍戸 威之
板書でする“描図の法則”
鈴木 章弘
黒板への貼付資料の法則
間嶋 祐樹
他媒体と黒板コラボの法則
土井 謙次
板書から授業スタイルの違いを解く
有田式板書→教えて考える授業?
実物紹介
田中 力
イエス&ノーで意見
有田 和正田中 力
向山型板書→子どもの考えを板書させて展開する授業?
実物紹介
谷 和樹
イエス&ノーで意見
向山 洋一谷 和樹
電子黒板→エピソード記憶を促す授業?
実物紹介
木村 重夫
イエス&ノーで意見
戸叶 弘子木村 重夫
実例入り=学習場面でこう使う!板書のヒント
“導入”でする板書のヒント
石井 研也
“展開”でする板書のヒント
山下 文廣
“まとめ”でする板書のヒント
中地 強
実例入り=学習活動でこう使う!板書のヒント
観察学習で役に立つ板書のヒント
脇 規洋
調べ学習で役に立つ板書のヒント
飛田 政彦
見学学習で役に立つ板書のヒント
坂本 秀行
発表学習で役に立つ板書のヒント
神部 純一
そのまま追試が出来る!“この単元”で“この板書”
3年“スーパーマーケットの仕事”で“この板書”
山口 收
4年“ごみの分類の方法―KJ法を使って―”で“この板書”
畑屋 好之
5年“くらしを支える工業”で“この板書”
杉森 至
6年“日露戦争”で“この板書”
小宮 宏
中学地理“世界の国々”で“この板書”
樫村 弘一郎
中学歴史“第一次世界大戦”で“この板書”
小川 晶子
中学公民“選挙に行かない人”で“この板書”
大迫 宣之
ネット&電子黒板の授業浸透度を占う!―予想される将来像はこうだ―
『e−黒板(電子情報ボード)』が授業を変える
渡部 昭
ネット&電子黒板が紙メディア&黒板にとって変わる可能性
吉元 輝幸
電子黒板で広がる板書空間
吉田 裕典
小特集 夏季集会で何が討論されたか
地理教育研究会/歴史教育者協議会/日本公民教育学会/全国地理教育研究会/全国中学校地理教育研究会/全国公民科・社会科教育研究会/社会科教育研究センター/全国民主主義教育研究会/社会科の初志をつらぬく会/日本生活教育連盟/全国歴史教育研究協議会
わが県の“お国自慢”物産展 (第8回)
道奥山形は、グルメから歴史まで魅力いっぱい「未知の奥」山形
青柳 滋
電子黒板で大活躍の“最新 授業データ” (第8回)
5年 貿易
吉田 高志
〜使ってみたい統計資料が手軽にダウンロード〜
地名の雑学 (第8回)
政令指定都市 なぜ同名の区が…
宇田川 勝司
この数字を読み解く 平和を守る会計学 (第8回)
テポドンが飛んできた!ミサイル防衛の理論と現実(その二)
佐島 直子
ワールドワイドで学ぶ 日本史と世界史のインターフェース (第8回)
日本史と世界史の共時性をさぐる
原田 智仁
自由と民主主義って何だ?! (第8回)
「約束」ということ
岡本 薫
新学習指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第8回)
習得、活用、探究の相互関連を踏まえた授業づくりA
安野 功
〜知識・技能の定着と活用力の定着を図る課題発見・探究型の発展学習〜
社会科の読解力を鍛えるテスト問題 (第8回)
向上主義社会科テスト問題づくり(1)
池野 範男
〜小学校歴史テスト問題〜
戦後史の授業づくり (第8回)
経済大国日本の光と陰
林原 和彦
新学習指導要領先取り企画・金融学習の焦点はここだ (第8回)
中学校社会科の内容 1.経済学者は、経済教育をなぜ批判するのか?
猪瀬 武則
こんな時どうする? (第8回)
聖徳太子はいなかったのか
浅水 一則
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第104回)
香川県の巻
松本 康
編集後記
樋口 雅子
“この1枚”でどう発問するか―授業の実力を試してみませんか (第8回)
「とらや」ののれんから何が見えるか
有田 和正

編集後記

◯…先週、お二人の著者が尋ねてこられ、書名について「ああでもない、こうでもない」と、モメだしたら、お一人が、さっと黒板にお書きになられたので、なるほど!と思いました。

教職の経験がないものは、ついそばにあっても活用しようという意識が起こらないのですが、板書することによって、どれがよいか、同じ目線で比較しやすくなり、3人の意見がすぐ一致しました。

このように、板書には、共通の課題にしやすいとか、映像的なイメージになるので記憶として残すのに有利というように、メリットが沢山あるように思います。

ところで、筑波大附属小時代の有田先生の授業は、それはもうよくもまあ、と思うぐらい授業の流れが板書に反映しているというか、あれだけで、とりあえず?有田式授業の真似事はできるのではないか―と思えるものでした。

字も美しくて分かりやすいし、第一、授業開始は板書の日付から始まるという調子で有田実践と板書は切っても切れない関係にあるのではないかと思いました。

対照的なのが向山実践ではないかと思います。私が見せていただいた授業でも、子どもが黒板に出てきて書くというような使われ方がほとんどでした。それも、ある特定の子どもが―ということではなく、いっぺんに7・8人が出て黒板全体を使うというやりかたでした。

突き詰めて考えると、そこには、単に黒板・板書の問題だけではなく、授業そのものに対する考え方が反映しているのだと思われますが。

最近は電子黒板が使われ出したようですが、イギリスなどでは、日本式黒板はもはや教室にはない、といいます。日本でもこれから、電子黒板が入ってくるのではないか、という予感がしています。ただ、そうなったらそうなったで、よさを生かした活用の能力がものすごく要求されるのではないか?という気もします。 〈樋口雅子〉

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ