- 特集 社会科“重要語彙”定着のオモシロ逸話集
- 社会科で最も大事な“語彙”って?―と聞かれたら
- やっぱり「権利」に関わる語彙
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- “社会”こそ最も重要な語彙
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- 「負荷なき自己」対「埋め込まれた自己」
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- 社会科で習得する用語・語彙―日本語コーパスから考える
- 社会科学習・社会生活の基盤となる用語・語彙とは
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- やがて来る?「◯年生社会科コーパス」時代
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- 歴史学習に登場する語彙(尊称)と待遇表現
- 名前と人間関係
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- 重要語彙にまつわるオモシロ逸話の具体例
- 3年:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 4年:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 5年:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 6年:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 中学地理:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 中学歴史:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 中学公民:重要語彙にまつわるオモシロ逸話
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- 皆が知っているオモシロ逸話=誕生秘話
- 世界を変えた=ヒト・モノ・コト・コトバ
- メルカトル図法の誕生
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- 解読者人口人類最多のローマ字を「手のひらにのる世界遺産」に読む
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- 時代を変えた=ヒト・モノ・コト・コトバ
- 「ペリー来航」が日本の潜在能力のスイッチをONにした
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- 江戸は広くて八百八町 講は多くて八百八講
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- 現代社会をひも解く=ヒト・モノ・コト・コトバ
- 新エネルギーとは何が新しいの?
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- 文化と結びつく思考
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- 社会体制を象徴する=重要語彙のオモシロ逸話
- 絶対君主を象徴するオモシロ逸話
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- 社会主義を象徴するオモシロ逸話
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- 資本主義を象徴するオモシロ逸話
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- 民主主義を象徴するオモシロ逸話
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- 時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
- 縄文時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 弥生時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 飛鳥時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 平安時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 鎌倉時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 室町時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 戦国時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 江戸時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 明治時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 大正時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 昭和時代を表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 世界の主な国を表す=重要語彙のオモシロ逸話
- アジアを表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- ヨーロッパを表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- アフリカを表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 北アメリカを表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 南アメリカを表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- オセアニアを表す=重要語彙のオモシロ逸話
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- 小特集 “総合学習”へ拡げる社会科の試みNOW
- 社会科の「内容面」「方法面」を総合学習に生かす
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- 社会科3年「学校のまわり」を、総合学習に拡げるための2つのツボ
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- 広島大好き!「観光パンフレット」づくり
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- バランスのよい環境教育の重要性
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- 今月のヒト・モノ・コト=まるごと学習ルーレット (第6回)
- 日本の災害復興を支えたリーダーたち
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- 〜日本の災害復興を支えたリーダーたち〜
- 解説
- 私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第6回)
- ここを見ると、地球の特色がわかる!
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- 〜子どもの創造性を膨らませ、地域に愛着をもたせる〜
- ジマンしたくなる“社会科新聞づくり” (第6回)
- 平和新聞 6年
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- “この写真”どう読解させるか (第6回)
- 副読本「愛媛のくらし」の一押しから
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- 〜変化に着目させ、その要因を考えさせる〜
- 教科書に登場する“日本語”の深読み (第6回)
- 民主主義
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- 〜万能ではない民主主義〜
- 中学社会科 効果的で易しい地図活用術 (第6回)
- 一般図を活用した東北地方の追究学習
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- “地歴融合”社会科のこれからを考える (第6回)
- 歴史学習における空間認識
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- 授業者からみた社会科論争史“白熱の、あの頃・あの時”を検証する (第6回)
- 授業の逐語記録・授業記録・授業分析 社会科の授業技量をつける方法論は確立されているか
- 往信
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- 復信
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- 大学の社会科教育研究よ、どこへ行く〜研究者の暴走と現場の不満の間を埋める提案に向けて〜 (第6回)
- 社会科を分からなくしたのは誰?(2)
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- 小学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第6回)
- 新聞記事から日本の米作りについて考えさせる 5年生
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- 中学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第6回)
- クイズで興味を喚起し思考力を高める人権学習
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- 新社会科の評価規準 (第6回)
- 子どもの作品・文章をどう採寸するか
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- 〜「説明文」による多面的な見方の評価〜
- “オミナ”もすなる“社会科”―伝統文化の教材開発と授業 (第6回)
- 森信三が尊敬してやまない中江藤樹とはどんな人物なのか?
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第162回)
- 福岡県の巻
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- 編集後記
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- 社会科は楽しい!“地図記号ビンゴ”面白活用術 (第6回)
- 楽しみながら、地図記号を覚えよう!
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編集後記
◯…2003年からはじまった英語コーパスを教材にした、NHKの番組からコーパスが注目されるようになりました。つい先日刊行された「国語教育」誌5月号には、国立国語研究所の「日本語コーパス」を教材分析の指針にした鈴木一史先生(東大附属中等学校)のレポートが掲載されていました。
本誌で、鈴木先生の論文で注目した箇所は、
・国語は「他教科の語彙指導を念頭に置いて指導する必要がある。なぜならば、語彙は直接概念と結びついており、単なる漢字の組み合わせの問題ではないからである。
・国語と社会は特に関係が深い。事例として、国語で「待遇表現」、社会で「待遇改善」などが出てくるが、意味するところの違いは一目瞭然。しかし。授業者にはその意識が少ないのではないか。でも、学習者は同様に習う―と。
同じく、「社会科教育」誌5月号では、川崎市向小学校の前田利憲先生が「書かれた語句を一般語=i学習に関係なく、一般的に想起される語)、学習語=i授業で習った語)、機能語=iそのものの働きや機能を説明した語)の3段階に選別した。そして、学習語≠ニ機能語≠フ総和を「知識の広がり」とした。
という提案があり、期せずして語彙に関する関心の高さ・広がりを感じ、それに触発されて特集を企画しました。
もちろん、背後には、今次改訂が言語力の育成に力が入っていることがあると思いますが、なんといっても言語力は語彙力を抜かしては考えられないわけです。
例えば、戦後史の中で、「冷戦」という語彙が出た時、「鉄のカーテン」という言葉を使ったチャーチルの演説をイメージできれば、よりしっかりと記憶にも残るでしょうし、冷戦のイメージも、より鮮明になる―そういう逸話を、社会科で重要だと思われる語彙についてご紹介いただきました。
〈樋口 雅子〉
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- 明治図書