- 特集 “魅力ある資料”発掘・読解・活用ヒント56
- 授業が盛り上がるサプライズ資料とは
- 動画資料で児童に追体験させる
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- 私たちの町に模擬原爆が
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- 最先端技術を駆使した強力磁石
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- 社会科資料の基本タイプと授業指導のポイント
- 写真=基本的指導事項と授業のポイント
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- 統計=基本的指導事項と授業のポイント
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- グラフ=基本的指導事項と授業のポイント
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- 絵=基本的指導事項と授業のポイント
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- 分布図=基本的指導事項と授業のポイント
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- ネット情報=基本的指導事項と授業のポイント
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- 読解過程における非連続型テキスト・資料」と「説明文」の関連○中学校歴史教材で明らかになったこと
- どちらから先に読む?連続型テキストと非連続型テキスト
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- 特別寄稿を読んで気付いたこと・思ったこと―200字感想
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- 特別寄稿を読んで気付いたこと・思ったこと―200字感想
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- 特別寄稿を読んで気付いたこと・思ったこと―200字感想
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- 特別寄稿を読んで気付いたこと・思ったこと―200字感想
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- 特別寄稿を読んで気付いたこと・思ったこと―200字感想
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- 特別寄稿を読んで気付いたこと・思ったこと―200字感想
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- 社会的事象を見える化する“魅力ある資料”発掘・読解・活用のヒント
- 特色をとらえる=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 比較する=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 関連付ける=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 特殊性と共通性をとらえる=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 変化を読みとる=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 結びつきをとらえる=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 類似性・傾向性をとらえる=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 分析・統合する=魅力ある資料の発掘・読解・活用のヒント
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- 基礎的資料が魅力ある資料に大変身する+αヒント
- 地図が魅力ある資料に大変身の+αヒント
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- 地球儀が魅力ある資料に大変身の+αヒント
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- 年表が魅力ある資料に大変身の+αヒント
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- 教科書&資料集に“この資料を+α”で授業がグレードアップ
- 3年=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 4年=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 5年=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 6年=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 中学地理=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 中学歴史=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 中学公民=教科書&資料集に“この資料を+α”
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- 調べ・考え・表現=子どもによる資料づくりの指導
- 生徒が考える材料となる資料づくりの実際
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- 「なぜ疑問」を解決するために必要な資料づくり
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- マインドマップで使える資料づくり
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- 「なぜ疑問」の発見が、資料づくり指導の中心
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- 抽象概念・重要キーワードを見える化する“魅力ある資料”とは
- 国・国家==見える化する“魅力ある資料”とは
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- 公・公共=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 平和=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 地域社会=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 民主化=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 国際社会=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 文化財=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 生産・消費=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 伝統=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 資源・保護=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 情報化=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 価格と費用=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 政治の働き=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 権利と義務=見える化する“魅力ある資料”とは
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- 小特集 保護者を巻き込む“参観授業の楽しいネタ”
- 参観授業も、本物志向で
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- 参観授業のスタイルを確立して、問題解決に寄与する授業を創る
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- 知っているようで知らない地図記号で知的に熱中
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- タブレット端末を活用してどの子も活躍できる観光動画を撮影する
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- 授業参観。親子で共通の疑問をもち、盛り上がろう
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- 保護者に感想を書いてもらう授業ネタ
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- 地図帳とグーグルアースで、写真の山の名前を特定する
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- 地名探しで、保護者も巻き込む
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- 私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第15回)
- 3年「わたしたちの市(町村)」で、写真をもとに市の様子をとらえさせる 4年「わたしたちの県」で、「阿蘇の草原」を授業する
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- 私の板書と子どものノート (第3回)
- コンピュータのネットワーク図を書かせる
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- 日本列島の基礎基本 (第3回)
- 中国地方の指導のポイント
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- 中国地方の地形/中国地方の産業/中国地方の交通と観光
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- 時代把握ができる歴史人物学習―素材の調理法でここまで変わる?! (第3回)
- 烙印を押された人物をどう扱うか
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- 〜「犬公方」綱吉を事例に〜
- 中学校でする“挑戦的授業開発” いつでも実践できる1時間こっきりの授業提案 (第3回)
- 日蓮が吼(ほ)える!鎌倉新仏教がわかる!
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- 〜歴史検証「日蓮の主張は悪口か?@」〜
- 考える足場のある討論の授業づくり (第3回)
- 「旧朝鮮総督府庁舎」は保存すべきだったのか
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- 理系発想を入れると社会科はこう変わる (第3回)
- 【往信】奈良の大仏建立を科学の視点から分析する
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- 【返信】「社会科教育」から私が学んだこと
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- ポップな社会科授業参見!―私がワクワクした理由 (第3回)
- 自衛隊の災害復旧活動を教材化し、政治に対する見方や考え方を鍛える
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- 社会科実践研究の最前線&レア情報 (第3回)
- 問題解決的な学習の充実に取り組む実践(2)
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- “いのち”という根源問題から問う人権教育 (第3回)
- 『食肉センターで働く人々』
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第171回)
- 福島県の巻
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- 編集後記
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- 面白クイズ漢字で社会科GO (第3回)
- 今回のテーマ「お金の流通」
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編集後記
○…資料といえば、〈写真、統計、グラフ、絵、分布図〉などが思い浮かびます。
ところで、社会科の教科書でいえば、圧倒的に多いのが写真資料ではないか―と思います。特に小学校ではこの傾向が顕著ではないでしょうか。
かねがね、「なぜ写真資料が多いのか?」と思っていたのですが、2003年のOECDによる国際的学力調査、PISA型読解力から注目され、所謂、<非連続型テキスト>と説明文→連続型テキストとの関係研究から、その必然性が裏付けられたように思います。
つまり、文章と写真資料があるページに収まっているとしたら、ごく自然に、まずは写真を見てしまうという学習者の行為からはじき出されて?いたことを裏付ける研究があることが判明したからです。(欧米ではかなり以前から研究されていたようですが、日本ではまだ少ないのが実情のようです)
それで、この問題に焦点をあてた東京学芸大学の岸学先生たちの、中学歴史教材による研究によると、非連続型テキストと連続型テキストでは、「どちらに先に目が行くか?」というと。
学習者の読解パターンでいえば、大きくわければ、「図表先行型」と「本文先行型」があり、結論を縮めていえば、「図表先行型」の方が得点が高かったようです。
ところで。
本号の特集を、“魅力ある資料”としたのは、こういう岸先生たちの研究からも、非連続型テキスト、いわゆる資料が魅力的であるかどうかも、学習結果に大きな影響を与えるものであることが判明したことに示唆を与えられたからです。
つまり、教科書の諸資料の読解だけに?とどまらず、+αを発掘することが、授業を活性化する大きなカギになるのではないか?と思ったからでもあります。
勿論、資料指導の基礎基本、グラフでいえば、タイトル、出典、年度、縦軸・横軸、変化の様子などをおさえるなどのことは当然指導しなければならない事項です。
こういう基礎基本の指導をふまえると同時に、子どもにとって魅力ある資料もご紹介いただければと願いました。
〈樋口 雅子〉
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- 明治図書