- 特集 “歴史人物”深読みドリル=名言・名句100選
- 歴史理解に役立つ“名言・名句”と聞かれたら
- パラドックス的思考
- /
- 歴史的な見方・考え方の基礎に「くらべる」「つなげる」がある
- /
- 名言・名句の裏側を探れ!
- /
- 歴史の物語理解と自明の理
- /
- 尼将軍・北条政子の御家人への訴えの言葉
- /
- 出典未詳ながら
- /
- 武士道とは武士階級の掟
- /
- 名言・名句への問い
- /
- 「君(主)の為に立てたる国家人民にはこれなき候」
- /
- “時代背景”をイメージ出来る歴史人物の名言・名句
- 神話・伝承に拾う“名言・名句”
- /
- 奈良時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 平安時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 鎌倉時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 室町時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 戦国時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 江戸時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 明治時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 大正時代をイメージする“名言・名句”
- /
- 昭和時代をイメージする“名言・名句”
- /
- “この名言・名句”で歴史人物42人を深読みドリル
- 卑弥呼・聖徳太子
- /
- 小野妹子・中大兄皇子
- /
- 中臣鎌足・聖武天皇
- /
- 行基・鑑真
- /
- 藤原道長・紫式部
- /
- 清少納言・平清盛
- /
- 源頼朝・源義経
- /
- 北条時宗・足利義満
- /
- 足利義政・雪舟
- /
- ザビエル・織田信長
- /
- 豊臣秀吉・徳川家康
- /
- 徳川家光・近松門左衛門
- /
- 歌川(安藤)広重・本居宣長
- /
- 杉田玄白・伊能忠敬
- /
- ペリー・勝海舟
- /
- 西郷隆盛・大久保利通
- /
- 木戸孝允・明治天皇
- /
- 福沢諭吉・大隈重信
- /
- 板垣退助・伊藤博文
- /
- 陸奥宗光・東郷平八郎
- /
- 小村寿太郎・野口英世
- /
- 世界史に登場する歴史人物の“名言・名句”=深読みドリル
- 古代史に登場する人物の“名言・名句”
- /
- 中世史に登場する人物の“名言・名句”
- /
- 近世史に登場する人物の“名言・名句”
- /
- 近代史に登場する人物の“名言・名句”
- /
- 現代史に登場する人物の“名言・名句”
- /
- 歴史の本質に迫る“名言・名句”=私のおススメ5
- “戦争と平和”にかかわる名言・名句
- /
- “主権と領土”にかかわる名言・名句
- /
- “文明の興隆と衰退”にかかわる名言・名句
- /
- “権力と革命”にかかわる名言・名句
- /
- “お金と貧困”にかかわる名言・名句
- /
- “自由と権利”にかかわる名言・名句
- /
- “愛国心と郷土愛”にかかわる名言・名句
- /
- “伝統文化と革新”にかかわる名言・名句
- /
- 外国人が見た“日本のイメージ”=名言・名句
- 日本には科挙がなく家格が全てである―朝鮮通信使の一随員の言葉―
- /
- 「理想をもっとも忠実に受け継いでくれる」日本が一番好き
- /
- 「疑いもなく淫蕩な人民である。」M.C.ペリー監修『日本遠征記』より
- /
- 日本はよき生徒であった
- /
- 小特集 これは便利! おススメ情報ツールと活用ポイント
- ホームページや写真、音声などどこからでも、記憶できるツール「EVERNOTE」
- /
- タブレット型PCで、「空」から「歴史的思考」を仕掛ける
- /
- 歴史資料収集ツール
- /
- iPhone4SやiPad2を使って授業改善
- /
- 「ミラーリング機能」と「地図表示機能」〜デジカメでなくスマートフォンを持ちだそう!〜
- /
- アイパッドで仕事の効率アップ 授業力アップ
- /
- モバイルPCで拡大提示
- /
- インターネットのまる写しをしなくなる集合知
- /
- 私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第17回)
- 北九州における「日本初」のその後、『現在』を起点に遡り、タイムリーに、『変化・変遷』を見えるかたちで問う
- /
- 私の板書と子どものノート (第5回)
- 集合知の授業システム
- /
- 日本列島の基礎基本 (第5回)
- 中部地方の指導ポイント
- /
- 中部地方の地形/中部地方の農林漁業・工業と伝統工業/中部地方の交通と観光
- /
- 時代把握ができる歴史人物学習―素材の調理法でここまで変わる?! (第5回)
- 清盛、頼朝、義経をどう扱うか
- /
- 〜中世史像の見直しを求めて〜
- 中学校でする“挑戦的授業開発” いつでも実践できる1時間こっきりの授業提案 (第5回)
- 日蓮が吼(ほ)える!鎌倉新仏教がわかる!
- /
- 〜歴史検証「日蓮の主張は悪口か?B」〜
- 考える足場のある討論の授業づくり (第5回)
- 新聞の犯罪報道を考える
- /
- 理系発想を入れると社会科はこう変わる (第5回)
- 【往信】気候学から見た戦国時代
- /
- 【返信】意味理解志向に応える
- /
- ポップな社会科授業参見!―私がワクワクした理由 (第5回)
- 斬新な発想で、東日本大震災を教材化する
- /
- 社会科実践研究の最前線&レア情報 (第5回)
- 社会的な見方や考え方を養う授業づくりに取り組む実践(2)
- /
- “いのち”という根源問題から問う人権教育 (第5回)
- 『阪神・淡路大震災―尊い命―』
- /
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第173回)
- 鳥取県の巻
- /
- 編集後記
- /
- 面白クイズ漢字で社会科GO (第5回)
- 今回のテーマ「お金」
- /
編集後記
○…「何をいったかより、誰がいったかが重要」
最近良く聞かれる言葉です。たしかに、時の総理大臣がいったことと、一市民がいったこととでは、当然その重みが全然違うことはいうまでもありません。
「古池や 蛙飛び込む 水の音」
という芭蕉の句も、市井の人が詠んだとしたら、誰も振り向きもしないのではないかと、英訳した人がいっていました。
確かに、本号で取り上げる名言・名句も、歴史上の有名人の誰それが発した言葉だからこそ、それが重みを持つことは、いうまでもありません。
たとえば、信長がいったという、
「臆病者の目には、敵は常に大軍に見える」
も、〈こう戒めて用心しろ〉とも受け止めることも出来ますが、信長がいったとなると、その背景にある大胆な戦闘戦略家像があるから「なるほど」と受け止めることが出来ると思います。
ところで、ちょっと脱線気味ですが、
「頼むなよ 行く末かけてかはらじと われにもいひし言の葉の露」
大内貞子。作者は大内義隆の妻、万理小路秀房(公家)の娘。義隆は浮気心で妻の侍女おさいにラブレターを出したら、手違いで貞子に届いた。そこで貞子は侍女に「頼むなよ」という和歌を贈った―というわけだそうです。
まあ、言葉なんて当てにできないものよ―という代表格のような歌といわれますが、でも?貞子は侍女への手紙に憤慨して京都に帰ってしまうのですから、結果的には、〈やはり言葉によって行動を支配?され〉ていたといえると思います。
色恋沙汰は時代が変わってもさほど変わらないかも知れませんが、本号で取り上げる歴史人物の仕事を理解する上では、キーワードとなる名言・名句は伝えておきたいものだと思います。
〈樋口 雅子〉
-
- 明治図書