- 特集 【審議のまとめ】学習内容改訂の焦点と授業スタンバイ
- 視点1 社会科において身につけたい「資質・能力」の3つの柱と社会科が目指すべき方向
- 「見方・考え方」によって明確化された“社会科を学ぶ本質的意義”
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- 視点2 社会科の教育内容の構造化―おさえておきたい改訂ポイント
- 小・中学校社会科をとらえる3つの枠組みと「つながり」を生む授業デザイン
- カリキュラムの三角構造とその実現
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- 「社会的な見方・考え方」に基づいた構造化
- 「視点」を活かして社会科授業をどう構想するか
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- 視点3 こう考えよう!社会科授業づくりにおける「課題把握→課題追究→課題解決」の学習過程
- 「課題」「把握」「解決」の柔軟な解釈でより有意義な授業を!
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- 視点4 「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」の視点からの社会科授業デザイン
- キーワードは「真正の学び」と「バックワード・デザイン」
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- 視点5 課題解決能力や情報活用能力を保証する「カリキュラム・マネジメント」
- 社会科は「カリキュラム・マネジメント」抜きに成立しない
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- 視点6 小学校「教育内容の見直し」にどう対応するか―単元別授業モデル
- 【小学3・4年】「身近な地域や市の様子」「地域の災害及び事故の防止」―地方公共団体の働きを充実した授業モデル
- 勘案しにくい事象に対しロール・プレイングを用いて深い学びへ
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- 【小学3・4年】「地域の生産や販売」「県の様子」―外国との関わりや国際交流を充実した授業モデル
- 国際交流都市・姫路市を事例にして
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- 【小学5年】「国土の自然などの様子」―国土や防災に関する内容を充実した授業モデル
- 国土の自然環境の特色の理解を基盤に単元を組み立てる
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- 【小学5年】「産業」「情報化社会」―産業の構造的な変化を踏まえた授業モデル
- ESD(持続可能な開発のための教育)の観点を意識した「産業」の学習
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- 【小学6年】「我が国の歴史」―世界の歴史地図を活用した授業モデル
- 歴史地図と情報をつなぐ板書「なぜ日本は太平洋戦争で東南アジアに進出したのだろうか」
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- 【小学6年】「我が国の政治の働き」―選挙の扱いなどを充実した授業モデル
- 社会問題の解決を検討する中で、未来の有権者として求められる力を考える
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- 視点7 中学校「教育内容の見直し」にどう対応するか―単元別授業モデル
- 【中学校地理的分野】「日本・世界の地域構成」―ミクロな地図技能を身につける授業モデル
- 正距方位図法と地球儀の組み合わせによる地図技能の向上
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- 【中学校地理的分野】「世界と比べた日本の地域的特色」―国土や防災に関する内容を充実した授業モデル
- 防災グッズを教材にした国土・防災学習の授業開発
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- 【中学校地理的分野】「世界の諸地域」―持続可能な社会づくりにかかわる授業モデル
- ESDの考え方を踏まえ「多面的多角的分析」と「改善策提案」の充実をめざす授業
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- 【中学校歴史的分野】「明治〜平成」―参政権の扱いを充実した授業モデル
- 近現代の女性運動から未来へ提案させる授業
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- 【中学校歴史的分野】「古代〜現代の日本」―我が国の歴史的事象に影響を与えた世界の歴史との関連を充実した授業モデル
- 身近な教材から日本と世界の歴史を学ぶ!
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- 【中学校公民的分野】「私たちと現代社会」―防災情報の発信・活用を充実した授業モデル
- 地域の「共助」を高める
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- 【中学校公民的分野】「私たちと経済」―産業や社会の構造的な変化を充実した授業モデル
- 価値判断を問う学びから個の学びを深める探究型の授業
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- 【中学校公民的分野】「私たちと政治」―政治参加の扱いを充実した授業モデル
- PBLを活用して、身近な事例から子どもの政治参加意識を育成する
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- 視点8 高等学校「新教科」にどう対応するか―先取り授業デザイン
- 【「歴史総合」】新設科目「歴史総合」に期待すること、その課題
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- 【「地理総合」】アクティブ・ラーニングを授業にどう取り入れるか
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- 【「公共」】平等、正義、承認を用いて貧困を考える「公共」の授業
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- 未来社会につなぐ! 現代社会の課題と社会科授業デザイン (第9回)
- 「社会的味方・考え方」の具体化への視点と方法は!
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- 最新情報で語る! どうなる・どうする社会科教育 (第9回)
- 次期改訂に向けたワーキンググループ等での検討(6)
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- 追究の鬼を育てる! アクティブ・ラーニング時代の社会科教材開発 (第9回)
- 新聞記事と動画を使う!
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- スペシャリスト直伝! アクティブな社会科授業づくりの基礎基本 (第9回)
- よりよい社会づくりに向けて
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- 子ども熱中! 中学社会「アクティブ・ラーニング」授業モデル (第9回)
- 【公民的分野 基本的人権の尊重,対立と合意】図書館の無料貸出はあたりまえ?
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- 社会科教育改革のマスターキー―社会科で育てるべき力と授業改革の道筋― (第9回)
- 教科を学ぶ本質的な意義の中核をなす「見方・考え方」
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- 社会科授業づくりの課題と取り組み―指導要領改訂を見据えて― (第9回)
- 「主体的・対話的で深い学び」を育む授業づくり
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- 「公共」を教える社会科授業デザイン (第9回)
- よりよい社会の形成に参加できる力の育成
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- 〜社会参加学習〜
- 「実物写真」でよくわかる! 板書で見る社会科授業 (第9回)
- 小学6年/わたしたちのくらしと政治
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- 〜予想を仮説に高める板書〜
- 中学校公民的分野/地方の自治と政治
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- 〜「よりよい町づくりにむけて」政策提案の議論の板書〜
- 社会科で育てる資質・能力の評価問題 (第9回)
- 「社会への提案力」をみる評価問題
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第225回)
- 福井県の巻
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- 編集後記
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- 写真で世界を読み解く! 旅する社会科授業 (第9回)
- 授業の導入「おすすめ資料」
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編集後記
○…次期指導要領に向けて、「審議のまとめ」が取りまとめられました。
アクティブ・ラーニングという言葉が一つのキーワードとして注目されていましたが、社会科という教科の枠組みで踏み込んだ内容は、高等学校における変化だけでなく、全体的に大きな変化を感じさせるものがあります。
社会科の内容においては、内容の枠組みや対象に関わる整理として、小中学校社会科の内容を、@地理的環境と人々の生活A歴史と人々の生活B現代社会の仕組みや働きと人々の生活という三つの枠組みに位置づけることが示されています。
これまで小学校社会科が社会的事象を総合的な内容としてとらえる内容として構成されているため、中学校社会科とどのようにつながるかということが意識しづらいという課題からのものです。
@Aは空間的な広がりを念頭に地域、日本、世界。Bは社会的事象について経済・産業、政治及び国際関係と、対象を区分される形です。
具体的な内容に関しては、将来につながる現代的な諸課題を踏まえた教育内容の見直しを図ることが必要として、グローバル化への対応、ESDの視点、産業構造の変化や防災・国土、政治参加や少子高齢化も踏まえた地域社会の変化などに対応した見直しを図ることが必要とされています。
本号では、「【審議のまとめ】学習内容改訂の焦点と授業スタンバイ」をテーマに、「審議のまとめ」から次期指導要領に向けて改訂される内容を踏まえて、これからの社会科授業づくりで求められるものはどういったものなのか、その具体像についてご提案いただきました。
/社会科教育編集部
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