- 特集 「社会的な思考力・判断力・表現力」を問う新テスト
- 視点1「主体的・対話的で深い学び」と大学入試改革
- 高校教育を通じて育む力と大学入学共通テストで問いたい力
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- 視点2「社会的な思考力・判断力・表現力」を問う新テスト―改革への提言
- 社会とつながる柔軟な発想,実践力,身近さからの作問を
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- 視点3「思考の言語化」―力をつけるトレーニングとテストづくり
- 目的をふまえた段階的・継続的な言語が子どもに力を付ける―小学校第五学年「米作りのさかんな地域」を事例に―
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- 視点4「この力」を鍛える新テスト―問題づくりのポイントはここだ
- 「知識の応用力」
- 社会に見られる課題の「選択・判断」を問う問題づくりを
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- 「問題解決力」
- 「指導の機能」を大切にした問題づくり
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- 「分類・整理能力」
- 広義に捉えて,多様な評価を
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- 「比較・関連能力」
- 資質能力の育成・測定は内容が決めて
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- 「資料活用能力」
- 資料から予測・予想させる問題を
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- 視点5「社会的な思考力・判断力・表現力」を育てるパフォーマンス評価
- 本質的で深い学びを生み出すために
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- 視点6「社会的な思考力・判断力・表現力」を問う新テスト 小学校
- 3・4年/身近な地域や市の様子
- パフォーマンス評価の考え方を活かした評価のあり方
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- 3・4年/地域の生産や販売
- 消費者教育に必要な経営の視点・2つの立場とトゥールミン図式を組み込む
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- 3・4年/住みよいくらしをつくる
- かかわる人々の思いや願いについて理解を深めながら,社会に問いを持てる子どもを!
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- 5年/地域社会の災害や事故防止
- 社会的な見方・考え方を働かせ,これまでの学びを再構成するテスト
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- 5年/国土の自然などの様子
- 相互に関連付けて説明する問いを設定したテスト
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- 5年/我が国の農業や水産業
- 資料と既習事項を関連付け,人々の思いや願いを考える
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- 5年/我が国の工業生産
- 思考の言語化により,深い学びへ! そして,さらに上へ向かうスパイラルを!
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- 5年/情報産業と情報化した社会
- 児童の「伸び」を把握するテストづくり
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- 6年/弥生時代以前〜安土桃山時代
- 身に付けた知識・理解・見方を活用して解く
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- 6年/江戸時代〜明治維新
- 指導と評価と授業の一体化を目指すテスト
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- 6年/日清・日露戦争〜第二次世界大戦
- 社会科歴史学習としてのテスト
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- 6年/我が国の政治の働き,日本国憲法
- 日常生活を憲法で考えてみる
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- 6年/世界の人々の生活,国際交流・国際協力
- 国際社会を見据えた思考力・判断力・表現力を育む
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- 視点7「社会的な思考力・判断力・表現力」を問う新テスト 中学校
- 地理/世界の地域構成
- 授業で育成した思考力,判断力,表現力等を見取る評価テストの工夫
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- 地理/世界の諸地域
- コーヒーベルトからモノカルチャー経済を考える―生徒の思考力・判断力を問うテスト―
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- 地理/日本の地域構成・世界と比べた日本の地域的特色
- 反駁する力を育て,学びを深める
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- 地理/日本の諸地域
- 地理的な「見方・考え方」を働かせた学習の成果としての「思考力・判断力・表現力」を問う
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- 歴史/古代までの日本
- 日中の歴史を「相互の関連」の社会的な見方・考え方の視点から考察する
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- 歴史/中世の日本
- 他者性と状況性を埋め込んだ活用型テストを!
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- 歴史/近世の日本
- 近世の対外関係を切り口に
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- 歴史/近代の日本と世界
- 現代につながる「概念」を活用するテスト問題づくり
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- 歴史/現代の日本と世界
- 政策評価学習&テストで思考力を鍛える
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- 公民/私たちと現代社会
- ねらいと授業(指導)と評価を結び付けるために
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- 公民/私たちと経済
- 希少性を基にして現代社会を読み解く
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- 公民/私たちと政治
- 多面的・多角的な視点で考えるテスト
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- 視点8「社会的な思考力・判断力・表現力」を問う新テスト 高等学校
- 地理
- 縄文・弥生・奈良時代の人口分布変動を考える
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- 歴史
- 面接評価で理解度を問う
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- 公民
- 同性婚を法的に認めるか
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- 最新情報で語る! どうなる・どうする社会科教育 (第30回)
- 系統性を意識する(既習を生かす)
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- 「主体的・対話的で深い学び」を実現するキーポイント―社会参画に基づく授業改革を目指して (第6回)
- 「選択・判断する」授業をどのように展開すべきか
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- 新学習指導要領で社会科授業が変わる,授業研究も変わる (第6回)
- 指導要領改訂を受けて中学校社会科地理的分野の授業研究はどう変わるか
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- 社会科ICT授業 はじめの一歩―明日の社会科が楽しくなるICT講座 (第6回)
- 社会で情報活用能力を身につける
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- 全国の実践家発信!見方・考え方を鍛える! 最先端の社会科授業モデル (第6回)
- 見方・考え方を働かせて,社会に対する認識と判断する力を育む社会科学習
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- 〜第4学年単元「防災ブックをつくろう〜地震災害から人々を守るために〜」〜
- 「わかる・できる」を目指す! 社会科授業のユニバーサルデザイン (第6回)
- 社会科授業をスパイラル化する
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- 100万人が受けたい! 大人もハマる社会科授業最新ネタ (第6回)
- 【地理】産油国の多角化政策
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- 地理教育はどう変わる? 世界の地理教育最前線 (第6回)
- イギリスの地理教育はどこへ行く?
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- 日本史と世界史を結ぶ歴史授業デザイン 目からウロコの授業ネタ (第6回)
- 民衆運動の「主体性」と意識を「主体的」に考える
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- 〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアー (第6回)
- 有楽町・数寄屋橋の地名の由来から歴史を考える
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- 「主権者の育成」にどう取り組むか―教材づくり&授業アイデア― (第6回)
- 主権者の育成と「公共的な空間における基本原理」A
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- 得点力不足解消! 社会科「基礎基本」定着面白パズル&テスト (第6回)
- 中学3年 公民的分野「基本的人権」
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- 〈世界の研究動向から考える〉社会科授業の理解に役立つ12のキー概念 (第6回)
- ≪今月のキー概念≫Common good(コモン・グッド)
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- 〜子どもが無意識に持つ「コモン・グッド」を暴き,分析する社会科〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第246回)
- 秋田県の巻
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- 編集後記
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編集後記
センター試験が2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、「大学入学共通テスト」が2020年度からスタートします。
学習指導要領改訂に中心的な役割を担われ、現在は大学入試センター審議役として大学入試改革にあたられている大杉住子先生は、
・大学入試改革は、共通テストと各大学の個別入試で学力の3要素を多面的・総合的に評価することを目指している。
・各大学の個別入試では、『主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度』も含めた3要素が、アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)に応じて多面的・多角的に評価されることになる。
とおしゃっています。
大学の入試問題は、子ども達を単に順位づけするものではなく、高等学校までに身に付けた力を発展・向上させ、社会へ送りだすことを前提としています。「大学入試問題が変わるから、それに受かるように」ということではなく、子ども達が社会に出ても困らない、必要な力を付けるという意識を各学校段階でも共有しながら、取り組んでいくことが大切になってきます。
近年、「知識の質」に注目が集まっていますが、これまで以上に、知識・理解の深まりや思考力、また「思考の言語化」などを意識した取組が求められてきそうです。
そこで本号では、大学入試で注目される「テスト」に焦点をあて、「知識の深まりや思考力を問う問題」とはどのようなものなのか。日々のトレーニングとして、また学習のまとめとしてどのような問題づくりが考えられるのか。そのアイデアについて、幅広くご紹介いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 大学入試で必要とされる力がわかった。知識に偏重した学力ではなく、その知識を活用できる力をつけさせる授業を考えなければならない。2018/8/2430代・中学校教員