- 特集 単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習プラン
- 視点1 単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習 指導計画と授業デザイン
- 「生きる力,社会的な見方・考え方,主体的な学び」を鍵概念として設計
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- 視点2 問題解決を支える! 単元を貫く「リアルな問い」の設定の方法
- 「リアルな問い」を設計するための五つの条件
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- 視点3 単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習 成功のポイント
- (1)見方・考え方を働かせる!「多角的に考察させる」ための発問のポイント
- 学習者が様々な視点から考えることが基本
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- (2)追究意識が高まる!「問い」が生まれる資料提示の工夫
- 単元を貫く学習問題の設定と,その問題解決過程
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- (3)「考え合い,表現し合う活動」に必要な教師のサポート
- 授業をコーディネートするポイント
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- 視点4 単元を貫く学習課題でつくる!授業で使える中学社会ワーク
- 穴埋め脱却! 思考を促すワークの工夫
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- 視点5 【授業最前線】単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習プラン 小学校
- 3・4年
- 【身近な地域や市の様子】市内めぐりの視点をつくる PR大作戦
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- 【地域社会の災害や事故防止】阪神・淡路大震災を事例に,子どもと考える災害に負けないまちづくりとは
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- 5年
- 【我が国の農業や水産業】アジの味には自信有り! アジを味わうまでのアジの旅
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- 【情報を活用して発展する産業】〈データ〉と〈情報〉の世の中を身近な入口から
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- 6年
- 【鎌倉時代】「問い」を内在化させ,引き出す
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- 【明治維新〜第二次世界大戦】歴史的事象の追究から平和で民主的な社会形成を考える
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- 【我が国の政治の働き】子どもの問いを大切にした学習課題の設定・授業の構成
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- 視点6 【授業最前線】単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習プラン 中学校
- 地理的分野
- 【世界の諸地域】SDGs(持続可能な開発目標)の視点から地球的課題に着目する
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- 【日本の諸地域】次の世代の命を守るためにはどうしたら良いのか
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- 歴史的分野
- 【中世の日本 ※「武家政治の展開と東アジアの動き」の場合】既習事項との相違点を明らかにする活動をいかした学習課題の設定
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- 【現代の日本と世界】考察・構想に向けて「見方・考え方」を使いこなす
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- 公民的分野
- 【私たちと現代社会】「日本で生きることを誇りに思える」単元構成を!
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- 【私たちと経済】理想とする社会像・国家像を考えさせる取り組み
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- 【私たちと政治】司法権の学習からトラブル解決のエッセンスを身に付ける
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- 視点7 【授業最前線】単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習プラン 高等学校
- 地理
- 探究プロセスを重視した「地理総合」の防災学習プラン
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- 歴史
- 「問いの構造図」による授業づくり―律令国家から王朝国家へ―
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- 公民
- 憲法の基本原理から「ブラック校則」問題を考える
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第7回)
- 未来に希望をもって
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第1回)
- 「覚えて,考える」ではなく,「考えることで理解する」学習へ
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- 〈筑波大学附属小学校発〉「主体的・対話的で深い学び」をつくる教材研究ABC (第7回)
- 4年生の教材つくり(2)
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- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第7回)
- 富岡製糸場の錦絵から読み解く〜明治の国づくりを進めた人々〜
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- 〜小学6年/富岡製糸場〜
- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える社会科授業 最新ネタ (第7回)
- 地理/見方・考え方を鍛える地理と経済の融合教材
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- 〜「メキシコ」「オランダ」「チリ」と自由貿易〜
- 社会科で思考と感情(エンパシー)をどう育てるか (第7回)
- スパイラル・モデルにおける問いのパターン
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- 「見方・考え方」の育ちをとらえる!パフォーマンス評価でつくる社会科授業モデル (第7回)
- 困難を抱える子どもとパフォーマンス評価
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- 〜中学校・第2学年・「九州地方」〜
- 歴史的思考力を伸ばす授業デザイン (第7回)
- 時代を定義することを通じて歴史の総合的理解を目指す
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- 見方・考え方を働かせて学ぶ! 地理授業デザイン (第7回)
- アジア―「地域」に着目して
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- 小・中・高を通じて「主権者の育成」にどう取り組むか―教材&授業アイデア― (第7回)
- 主権者の育成と「論点整理力」の育成@
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- 新学習指導要領全面実施直前レポート (第7回)
- 副読本の作成と新学習指導要領(6)
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- 社会科は社会とどのように関わるのか―社会に開かれた社会科とは― (第7回)
- 10月号視点/社会に開かれた中学校社会科教育
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- 〜社会に開かれた教育課程に基づいた中学校社会科地理的分野の学習指導〜
- 〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアーpart2 (第7回)
- 勤務校大妻中学高等学校周辺歴史散策
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- 〜身近な地域から歴史を学ぶその七〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第259回)
- 北海道の巻
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- 編集後記
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編集後記
次期学習指導要領では,「主体的・対話的で深い学び」や「見方・考え方」といったキーワードとあわせて,子どもたちが自ら問題を見いだし,解決に向けて考え合い,表現し合いながら追究していく問題解決的な学習過程についても,改めてその重要性が指摘されています。
一貫した子どもの追究を支えるものとして大切なものに,単元を貫く「問い」「学習課題」があります。その学習のねらいを明確にすることで,子ども達の追究意欲も高めることができます。
また実際の授業にあたっては,導入において意欲や問題意識を引き出すように,日常の体験に関わる話題や,既習の内容との関わりがわかるような形でのアプローチ,追究の過程においてのわかりやすく丁寧な支援なども,大切になってきます。ポイントとなる言葉や概念を明示し,疑問を解消しながら,追究を促していく工夫が必要です。
そこで本号では,「単元を貫く学習課題でつくる問題解決学習プラン」と題し,「単元を貫く学習課題」を核にすえ,その追究を進めていく上でどのようなことが大切なのか。考える力や表現する力を子どもに育んでいくためにはどのような取り組みが必要なのか。その問いの設定から追究活動の工夫,具体的な授業プランについて,ご提案いただきました。
/及川 誠
おもしかった。単元を貫く学習問題は子供が主体的に学習する上では必須の問題になります。ですから子供の問題意識が問いの構造化へとつながるような単元構想を考えたいものです。