- 特集 「近現代史と政治」授業づくりパーフェクトガイド
- 視点1 「近現代史」の授業をどう構想するか―課題と授業デザイン
- (1)おさえたい課題と授業デザイン
- 昭和初期の社会の様子と探究型学習
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- (2)主体的な学習につなげる教材研究・教材開発
- エピソードから教材へ
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- (3)見方・考え方を働かせて学ぶ調査・体験活動プラン
- 授業改革と連動した高校歴史「調査・体験活動」プラン
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- 視点2 「政治」の授業をどう構想するか―課題と授業デザイン
- (1)おさえたい課題と授業デザイン
- 「社会との関わり」「小中高の系統性」を意識した授業を
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- (2)主体的な学習につなげる教材研究・教材開発
- リアルとバーチャル,理論知と経験知,遊びと真剣
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- (3)見方・考え方を働かせて学ぶ調査・体験活動プラン
- 「新聞の活用」と「熟議」による授業デザイン
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- 視点3 近現代史と政治がわかる「この人物」お宝授業ネタ&エピソード
- (1)近現代史:近代の日本(幕末〜第一次世界大戦まで)
- 伊藤博文から立憲主義を学ぶ
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- (2)近現代史:近代〜現代の日本(戦後復興・経済成長・現代まで)
- 田畑政治と東京オリンピック
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- (3)政治
- ストーリー間をつなぐ事実を見つけることができれば授業の深みはさらに増す
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- 視点4 教えるのが難しい「このテーマ」授業でどう扱うか
- (1)戦争と平和
- 歴史家のように読む―時代の文脈をとらえる―
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- (2)領土
- 教師個人が自由に授業を決定できない現状を考える
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- (3)選挙
- 選挙とは何かを理解し,継続的に政治や社会に関わろうとする市民を育てる授業を
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- (4)税
- 主権者として「なぜ税を払うのか」を考える
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- 視点5 他国との関係から考える「近現代史と政治」授業化のポイント
- 内在的理解と複眼的思考の柔軟な使い分けを
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- 視点6 歴史遺産から考える「近現代史と政治」授業化のポイント
- 暮らしや産業を支えるインフラ遺産に学ぼう―建造物の背景に政治や人物が見えてくる―
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- 視点7 【授業最前線】私が教える「近現代史」おすすめ授業モデル
- (1)小学校:近代の日本(幕末〜第一次世界大戦まで)
- 歴史の当事者となって,「自分なら」を考える授業を!
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- (2)小学校:近代〜現代の日本(戦後復興)
- 子供たちと共につくる「戦後復興」の単元デザイン
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- (3)中学校:近代の日本(開国と幕末の動乱〜第一次世界大戦まで)
- お札の肖像画から考察する日本の近現代史
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- (4)中学校:近代〜現代の日本(戦後復興)
- 戦後を強く生き抜いた日本人〜戦後復興の原点〜
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- (5)高等学校
- 生徒の問いとロースクール式評価で始める近現代史
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- 視点8 【授業最前線】私が教える「政治」おすすめ授業モデル
- (1)小学校
- 主権者教育としての政治学習
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- (2)中学校
- 日本一豊かな村,飛鳥村のヒミツ!
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- (3)高等学校
- 税制の基本原則「公平」から考える主権者教育
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- 小特集 地歴連携で「時間認識・空間認識」を育てる
- 時間認識を育てる年表・空間認識を育てる地図の活用
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第6回)
- 子供が説明する
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- 〈筑波大学附属小学校発〉「主体的・対話的で深い学び」をつくる教材研究ABC (第6回)
- 4年生の教材つくり(1)
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- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第6回)
- スーパーの人気の秘密!売り場の工夫を調べよう!〜店ではたらく人〜
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- 〜小学3年/関連陳列〜
- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える社会科授業 最新ネタ (第6回)
- 公民/学ぶ楽しさと生活・政策に役立つ学びを行動経済学から考える
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- 社会科で思考と感情(エンパシー)をどう育てるか (第6回)
- 思考と感情のスパイラル・モデル
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- 「見方・考え方」の育ちをとらえる!パフォーマンス評価でつくる社会科授業モデル (第6回)
- パフォーマンス課題を軸にした授業づくり
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- 〜高等学校・第2学年・世界史B「ヨーロッパ世界の形成」〜
- 歴史的思考力を伸ばす授業デザイン (第6回)
- 歴史のコンテクストや時代の転換的から時代構造を把握する
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- 見方・考え方を働かせて学ぶ! 地理授業デザイン (第6回)
- EUの捉え方―「空間的相互依存作用」に着目して
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- 小・中・高を通じて「主権者の育成」にどう取り組むか―教材&授業アイデア― (第6回)
- 主権者の育成と「問題分析力」の育成(4)
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- 新学習指導要領全面実施直前レポート (第6回)
- 副読本の作成と新学習指導要領(5)
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- 社会科は社会とどのように関わるのか―社会に開かれた社会科とは― (第6回)
- 9月号視点/社会に開かれた小学校社会科教育
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- 〜育成すべき市民像を明確化しカリキュラムの軸をつくる〜
- 〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアーpart2 (第6回)
- 勤務校大妻中学高等学校周辺歴史散策
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- 〜身近な地域から歴史を学ぶその六〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第258回)
- 滋賀県の巻
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- 編集後記
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編集後記
平成29年版学習指導要領では,「主体的・対話的で深い学び」や「見方・考え方」といったキーワードが注目されましたが,教科に絞ってみてみますと,「近現代史」「政治」部分の指導の充実,というところも一つのトピックとして挙げられると思います。
「近現代史」については,かねてより古代や中世などを丁寧にやり過ぎるあまり,授業自体が駆け足になってしまったり,かける時間が少なく,子ども達に学習内容の定着が弱いことなどが課題として挙げられていました。
しかし今回の改訂でも改めて触れられている通り,子ども達が生きる現代につながる歴史を学ぶ意義は大きく,また現在の日本の情勢を主体的に考えていくにあたっても,より一層の取り組みが求められています。その一環である高等学校における,日本史と世界史を統合して近現代を教える新科目「歴史総合」も,その取り組みに寄与するものと言えると思います。
また政治については,選挙年齢の引き下げもあり,「主権者教育」をすすめるものとして,高等学校においては「公共」という新科目もできました。小学校では政治先習という形になりましたが,授業の中で「社会を見る目」を育てる一環として,実際の選挙や関連ニュースを取り上げての授業を予定されている先生も少なからずいらっしゃるかと思います。
そこで本号では,今回の教科改訂トピックである「近現代史」「政治」の二つのテーマについて,全国の先生方に教材化構想や授業プランのご提案をお願いしました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 実際に授業に取り入れたいネタや、教材開発に役立つ示唆がたくさんあり、非常に参考になりました。2020/5/720代・中学校教諭
- 編集後記にあるように駆け足でしてしまう単元が多く悩んでいた。大変参考になりました。2019/9/1230代・高校勤務