社会科教育 2023年11月号
事前と事後で8割が決まる!「研究授業」リデザイン

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社会科教育 2023年11月号事前と事後で8割が決まる!「研究授業」リデザイン

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ジャンル:
社会
刊行:
2023年10月5日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月14日
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目次

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特集 事前と事後で8割が決まる!「研究授業」リデザイン
1 事前と事後で8割が決まる!「研究授業」のススメ
社会科授業研究のガバナンス〜企画・運営の留意点〜
草原 和博
2 研究主任になっても困らない!失敗しない校内研究の進め方
少しの変化と対話を意識して実行する
石元 周作
3 「研究授業」のその前に 改めて押さえておきたい授業デザイン 基本の「キ」
[教材研究・教材開発]子どもが主体的に学ぶ授業を目指して
蜿タ 麻美
[単元構想・学習指導案の作成]5段階のプロセスで深い学びに
藤澤 大地
[発問・指示]教師の発問・指示を子どもから見えにくく,感じにくくするために
栗原 聡太郎
[板書]子どもたちの○○を促す板書
千守 泰貴
[振り返りと事後検討]深い省察は痛みを伴う
宇佐美 健
4 今だからこそ挑戦したい!「研究授業」おすすめ実践テーマ
小学校/持続可能な社会の創り手を育てる,単元づくり,授業づくり,評価づくりをめざして
中山 正則
中学校/「領土問題」に視点を当てた授業
東元 信浩
高等学校/学術的論点や地域の素材を活用する研究授業
竹田 和夫
5 「研究授業」成功の秘訣 事前&事後5つのポイント
授業者と参観者が授業分析方法を共有化した研究授業のあり方
原紺 政雄
6 オンライン&対面では何が違う?どこが変わる?「研究会」のとらえ方
教育実践の拡張をどのようにして捉えるのか
宮崎 亮太
7 研究会の成否を決める!分科会・全体会・研究協議会 成功するナビゲート
参加者と共有できる「話題」の提供を!
粕谷 昌良
8 【授業最前線】私のイチオシ!研究授業 小学校
3年【農家の仕事】主権者として必要な資質・能力を育む社会科の授業開発
水口 純
4年【国際交流のさかんなまち】ICTとジグソーを取り入れた個別最適な学びと協働的な学び
小澤 裕行
5年【低い土地のくらし】見方・考え方を引き出す「感じて考える授業づくり」〜海津市の輪中〜
三浦 健太朗
6年【ともに生きるくらしと政治】税金の価値を実感する学び〜わたしたちの暮らしを支える政治〜
樋渡 剛志
9 【授業最前線】私のイチオシ!研究授業 中学校
地理的分野【日本の地域的特色と地域区分(2年)】タブレット端末の活用で地理の授業をリデザイン!〜シン・日本列島改造論を考えよう〜
金子 悠介
歴史的分野【武士による全国支配の完成(2年 江戸時代)】PDCAサイクルで自己調整する歴史の学び
山岡 貴秀
公民的分野【現代社会を捉える枠組み】多様な評価参加者で構成する社会科評価授業のあり方
松村 謙一
10 【授業最前線】私のイチオシ!研究授業 高等学校
地理 地理総合・地理探究と探究学習の相互環流
石橋 生
日本史【鎌倉武士の生活と土地支配 鎌倉幕府政治の動揺(2・3年 中世)】多角的に資料を読み解き歴史像を構築する
風間 洋
公共・政治経済【ジェンダー平等】社会課題理解と解決策を考える主権者教育
杉浦 真理
小特集 若手教師に薦めたい!学会のススメ
全国社会科教育学会
社会科教育研究と実践の往還
加藤 寿朗
日本社会科教育学会
先駆的で多様な理論と研究に触れる場として
唐木 清志
社会系教科教育学会
授業を科学するトリガーに
關 浩和
社会科の初志をつらぬく会
子どもを中心に据えた授業研究
藤井 千春
歴史教育者協議会
歴教協で出会える本物の学び
黒田 貴子
日本生活教育連盟
地域に根ざし深く掘り下げて改善課題を調べる
鎌倉 博
最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第56回)
「単元で考える」授業づくりR
小倉 勝登
1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第56回)
子ども110番の家が減っている?
朝倉 一民
〜3年生「事故や事件からくらしを守る」〜
「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第20回)
「やりとり」から広がる世界
宗實 直樹
100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第44回)
ダイヤモンドが産出されたら?〜コンゴ民主共和国とボツワナ〜
河原 和之
〜地理・公民〜
最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第50回)
フィールドワークを伴った地域史のレポート学習(2)
藤野 敦
〜地域の歴史から何をどのように学ぶのか〜
リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第8回)
高速道路と地理授業デザイン
吉水 裕也
多様性と向き合う公民教育 (第8回)
公民教育で「自分事」をどう考えるか
唐木 清志
見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第8回)
社会科授業の指導技術C
粕谷 昌良
〜学習問題の役割とつくり方〜
みんながゴールに到達できる!課題設定&授業展開スキル (第8回)
教科書の内容や資料選定の意図を問い直す
川端 裕介
生徒も教師も楽しくなる中学校社会科ゲーム&アクティビティ (第8回)
[歴史/テーマ史]ポーカーを応用したテーマ史カードゲーム
黒木 寛久
明日の授業づくりに役立つ!学習指導案の理論と実践モデル (第8回)
指導内容を決める理論を考える
米田 豊
〈全国社会科教育学会の広場〉社会科教育は子どもや教師,社会のために何ができるか (第8回)
[社会科教育は社会のために何ができるか]エンパワーメント・ギャップ是正のために
山村 向志
〜社会を「批判的」に捉え,自分たちで「変革」する方法を学ぶ〜
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第308回)
福島県の巻
初澤 敏生
編集後記
及川 誠

編集後記

 『社会科教育』誌では,二〇二〇年七月号で「この1冊で必ずうまくいく!「研究授業」まるごとガイド」を特集しました。コロナ禍の影響で,ここ数年は研究会や学校公開が中止になり,本誌で毎年,七月号と十一月号で夏〜秋の研究会を小特集の形で取り上げていましたが,保留する状態が続いておりました。

 その間,各種研究会は,オンライン開催への切り替えも随時行われ,この夏からは,対面での研究会も復活するとともに,対面とオンラインを組み合わせたハイブリッドな形での開催や,オンラインでの研究協議も引き続き開催される形になりました。

 対面形式の方が,協議がすすむ面はありますが,これまでは「オンラインで研究協議までは難しい」という受け止めから,なかなかそのような取り組みに踏み出せなかったところから,状況にあわせ必要に迫られて,その扉が開かれたのも事実なのだろうと思います。

 これまで以上に「オンラインでの打ち合わせ」もごく一般的となり,研究授業での事前の情報共有や打ち合わせ,研究授業後の総括を受けての資料のやり取りも,たとえ距離が離れた方同士でも,容易にできるスタンス,環境になった,ということも言えるのだと思います。

 そこで本号では,研究授業のリスタートとして,夏〜秋の研究会などの開催が一段落したところで,研究授業を特集テーマとして改めて取り上げ,この数年蓄積された情報も踏まえた研究授業のアイデアから,今後の授業研究のあり方まで,改めてご提案いただきました。


   /及川 誠

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 校内研修のあり方について書かれていたのが印象的でした。なかなか活気のある研修にしていくのは難しいのでどのように運営したら良いのか勉強になりました。
      2024/2/1920代・中学校教員
    • 数年後に研究会を控えているので、研究会をどのように進めていくのかが少し見えました。
      2024/1/2150代・中学校教員
    • 研究授業といっても公開授業だけでなく、そこに至る過程が改めて大事だと感じました。そして、研究授業には、授業改善、専門性開発、学校改革、社会変革の4つの目的があるという分析を今後、研究授業をする際、参考にさせていただきたいと考えました。
      2023/11/1620代・中学校教員
    • 研究授業に対する考え方がとてもよくわかりました。学びが多い特集で、満足いく内容でした
      2023/10/2530代・小学校教員
    • 毎年校内で一回は公開授業をしなければならないので、その時の参考になることが多く書かれていて、じっくり何度も読んで実際に使いたい。
      2023/10/2140代 中3担任

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