- 特集 アイデア満載!社会科「授業開き」1か月の成功シナリオ
- 01 成功する社会科授業開き 大切にしたい5つのポイント
- 「その後」を見通した授業開きを
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- 02 授業開きの「その前」に―おさえておきたい授業準備アラカルト
- (1)問題解決的な学習につなげる教材研究・開発・分析
- 一年間をまるごと活用,初めの一歩
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- (2)課題の発見や思考を焦点化させる発問づくり
- 子どもの追究心を煽る「7並べ」の授業構想
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- (3)考えを深め,選択・判断につながる資料提示と使い方
- 資料をもとにゆさぶり,問いかける
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- (4)子どもの思考の流れがわかる板書
- 子どもが関わる板書物語をつくろう
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- (5)説明する力や議論する力を育てる話し合い
- 学習の主体は子ども・心理的安全性の確保
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- (6)学びを深めるICT活用
- やっておいて安心!ICT関連準備
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- 03 授業開きでまず伝えたい「なぜ社会科を学ぶのか」最初の語り
- 育てたい子どもの姿をイメージしながら語る
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- 04 4月・5月におさえておきたい!学習ルールと定着する伝え方
- [発言・発表の仕方・聞き方]学級全体で学びを深めるための学び方を鍛える!
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- [ノートの書き方・資料の調べ方]学びを振り返るノート・問いを意識させた調べ学習
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- [グループ学習]個を埋没させない協働的な学習
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- 05 粕谷昌良直伝!「考える社会科」を目指した授業開きと展開ポイント
- 覚える社会科から考える社会科へ
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- 06 ポイントナビゲート!「授業開き」1か月の成功シナリオ
- 小学校/子どもと社会科観を共有する1か月へ
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- 中学校/支援・集団づくり・授業づくりのポイントに基づいた計画的・段階的な指導方略
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- 高等学校/複線型学習活動を目指した授業開きの一試行
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- 07 【授業最前線】成功する授業開き 1年間の授業につなぐ授業プラン 小学校
- 3年/自分たちの住んでいるまちを捉え直す
- わたしたちのまちと市
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- 4年/社会科と子どもの学習経験や生活とのつながりを意識した授業プラン
- それいけ!新潟探「県」隊〜新潟県の様子〜
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- 5年/体験活動と端末活用で,豊かな経験値を!
- 全単元を見据えたオリエンテーション
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- 6年/「なぜ?どうして?」が生まれる憲法学習
- 我が国の政治の働き
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- 08 【授業最前線】成功する授業開き 1年間の授業につなぐ授業プラン 中学校
- 中学地理/中学校の社会科を「難しくない」「楽しい」ものに
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- 中学歴史/歴史を学ぶ「楽しさ」を探究しよう!
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- 中学公民/新聞活用で,自らつながる社会科学習
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- 09 【授業最前線】成功する授業開き 1年間の授業につなぐ授業プラン 高等学校
- 地理/地理への興味が一気に高まる授業づくり
- 地図や地理情報システムでとらえる現世界
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- 歴史/歴史授業における目的・評価の一体化を目指した授業開き
- 歴史の扉(歴史総合・日本史)
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- 公民/協働的な学びを目指すはじめの一歩
- 公共的な空間を生きる私たち 青年期と自己形成の課題(公共)
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第61回)
- 小学校社会科における主権者として求められる資質・能力を育む教育の推進@
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第1回)
- 社会科授業で育てる情報活用能力の具体について提案する
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第61回)
- 今こそ,国土強靭化で社会科授業開き
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- 〜5年生「国土の地形の特色」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第25回)
- 個別最適な学びを進めるための第一歩は何か?
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第49回)
- なぜ源氏物語は書かれたのか?
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- 〜歴史〜
- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第55回)
- 年間指導計画で学習の長期設計図を作る(1)
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- 〜単元を想定した年間計画の作成〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第13回)
- 万博跡地のリアルと地理授業デザイン
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- 社会参加から考える公民授業づくり (第1回)
- 社会参加学習の理論と方法の再考
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- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第13回)
- 深い学びにつながる体験活動@
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- 〜「運動場に東大寺の大仏を描こう!」〜
- 全国の実践家発!現代とつなぐ歴史授業 (第1回)
- 高大研やSNSに集い,学習する教師たち
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- 〜高校歴史教師の授業が大きく変わりつつある。SNS時代だから起きた奇跡かもしれない。〜
- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第1回)
- ESDの理念と社会科
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- 〈全国社会科教育学会の広場〉社会科教育研究は教師の成長にいかに寄与し得るか (第1回)
- 専門家としての社会科教師の実質化のために
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- 〜教師教育研究は教師の成長にいかに寄与し得るか 専門性/専門職性の視点から〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第313回)
- 奈良県の巻
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- 編集後記
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編集後記
野中信行先生にご執筆いただきました『新卒教師時代を生き抜く初任者1ヶ月の成功シナリオ』(2013年,明治図書)は,初任の先生がはじめて臨む一か月を“成功”に導く手引きとして,学級開きからの学級づくりの一か月の流れをおまとめいただいたものでした。
学級開きと同様に,一年のスタートとなる授業開きも,四月からはじまる一年間の授業の流れを左右する,重要な時間です。学級づくりとは切り口やアプローチは異なる部分がありますが,授業においても,大切な授業開きからスタートして,学習のルールや学び方を徐々に子どもに伝えていき,また一年間の授業の流れをイメージ・見通しながら,長期的な視点で子どもたちの興味関心や成長を促す取り組みが必要になってきます。
授業づくりのキーワードとなっている「主体的な学び」やICT活用,または先生方が各々で大切とされている授業づくりの種を,授業開きから蒔いて素地とされているように思います。
そこで本号では,「アイデア満載!社会科「授業開き」一か月の成功シナリオ」をテーマに,大切な出会いとなる授業開きの準備から,おさえておきたいポイント,定着する学習ルールの伝え方から最初の一か月の成功シナリオ,具体的な授業開きプランまで,先生方が取り組まれている創意工夫の一端をご紹介いただきました。
/及川 誠
1番大切なことは一人ひとりの生徒に「社会科って面白い!」、「社会科って楽しいから頑張ろう!」と感じてもらえることだと感じた。
地域や生徒の実態がある中で、目の前の生徒たちのためにそれぞれの学校・先生方が取り組むことが必要だと感じた。
船橋市立三田中学校教諭・原陸央