- 特集 学びのゴールを意識する!学習計画作成と授業づくり
- 01 学びのゴールを意識する!学習計画作成と授業づくり
- 「問い」に焦点をあてた学習計画と授業づくり
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- 02 学びのゴールを意識する!学習計画づくりの手順―どこをどう変えるか
- [テーマ・学習方法の選び方]中心概念を大切にしてマネジメントを楽しもう
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- [調べ方・発表の仕方(活動の入れ方)]一市民として,持続可能な発展の方策をプレゼンする
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- [まとめ方・評価の仕方]目的とゴールの共有による見通しの大切さ
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- 03 子どもが主体的に動き出す学習計画づくり―学習を子どものものにするポイント
- 学習計画はだれのもの
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- 04 学習問題と学習計画―子どもの「知りたい」と学びのゴール
- 単元の指導計画 カギは構造化と連続する問い
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- 05 実物でポイントがわかる!学習フォーマットと指導ポイント
- 「調べ学習」学習内容と社会をつなぐためのワークシート
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- 「新聞づくり」年間を通して育てる!問題解決型学習のサイクルで「新聞づくり」
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- 「交流学習」オンライン交流学習フォーマット
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- 06 柔軟に対応を!子どもの反応を大切にした「学習の見通し」修正・調整の手立て
- 「子どもの気づき」を授業にどう活かすか
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- 07 【授業最前線】学びのゴールを意識する!学習計画と授業展開モデル 小学校
- 3年【身近な地域や市の様子(わたしたちの大阪市)】教師の「学んでほしい」を子どもの「学びたい」へ
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- 4年【人々の住みよいくらしを支える仕事(飲料水,電気,ガスを供給する仕事)】学びのゴールとその先へ〜第4学年「水道クライシス〜どうする?未来の水〜」の事例から〜
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- 5年【我が国の農業や水産業における食料生産】「選択」と「共有」で個と集団の学びを創る
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- 5年【我が国の工業生産(運輸と日本の貿易)】これからの日本の貿易のあり方を考える
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- 6年【我が国の政治の働き】「政策が実現されるまでの仕組みの理解」を学びのゴールとした学習計画と授業展開モデル
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- 6年【我が国の歴史上の主な事象(武士による政治のはじまり)】自己決定を大切にした子ども主体の授業づくり
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- 08 【授業最前線】学びのゴールを意識する!学習計画と授業展開モデル 中学校
- 地理的分野【世界の様々な地域(世界の諸地域・オセアニア)】知識・技能の整理,問いの構造化で学びのゴールを意識させる!
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- 地理的分野【日本の様々な地域(日本の地域的特色と地域区分)】学びのAARサイクルを組み込んだ学習計画
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- 歴史的分野【近世までの日本とアジア(江戸時代の政治と人々のくらし)】「学びにゴールはない」ことに気づける単元づくり
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- 歴史的分野【近現代の日本と世界(第二次世界大戦とナチスドイツ】社会科における学びのゴールを到達目標として可視化する
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- 公民的分野【私たちと経済】「起業」について触れる授業づくり新提案
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- 公民的分野【私たちと政治(私たちの生活と地方自治】模擬市長選挙による主権者教育
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- 09 【授業最前線】学びのゴールを意識する!学習計画と授業展開モデル 高等学校
- 地理【地理総合(防災)】ネガティブ・ケイパビリティの育成を目指す〜答えのない問題を粘り強く考え続ける〜
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- 歴史【日本史探究】生徒の探究活動を保障しながら,歴史的知識及び視点を定着させるための授業実践
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- 公民【公共(国際政治の動向と課題)】教科書と時事との橋渡しを意識した授業設計〜ロシアのウクライナ侵攻を題材に〜
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第66回)
- 小学校社会科における主権者として求められる資質・能力を育む教育の推進E
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- 子どもの情報活用能力を育成する地図指導 (第6回)
- 地図から世界の現状を捉え,子どもの社会認識を深めよう!
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第66回)
- 円安は貿易にどのような影響を?!
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- 〜5年生「工業生産を支える貿易」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第30回)
- 子どもの「思考の癖」をどう見出すのか?
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第54回)
- 自由貿易って何?〜メキシコの貿易を通して〜
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- 〜公民〜
- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第60回)
- 年間指導計画で学習の長期設計図を作る(6)
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- 〜指導計画と教科書との関係〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第18回)
- 日本の鉱山のリアルと地理授業デザイン
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- 社会参加から考える公民授業づくり (第6回)
- 社会参加学習における探究的な学習
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- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第18回)
- 重点を押さえた教科書利用と学習問題づくり
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- 〜「特色ある気候のくらし 北海道」(5年生)〜
- 全国の実践家発!現代とつなぐ歴史授業 (第6回)
- 前近代史で「自と他を区別する世界観」を克服する世界史探究
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- 〜対象:高等学校 単元名:なぜ「各国史」ではなく「諸地域の歴史」なのか〜
- 持続可能な社会の創り手を育成する社会科教育 (第6回)
- ESDと非認知能力―「誠実性」「グリッド」「時間的展望」―
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- 〈全国社会科教育学会の広場〉社会科教育研究は教師の成長にいかに寄与し得るか (第6回)
- 授業それ自体の検討から「一つの社会科像」の検討へ
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- 〜規範的・原理的研究は教師の成長にいかに寄与し得るか 規範的・原理的研究の活用の視点から〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第318回)
- 徳島県の巻
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- 編集後記
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編集後記
主体的・対話的で深い学びの視点による授業改善を進めていくためには,単元を通してどのような子ども達の姿を目指していくのかを明確にイメージし,単元を構想することが大切です。平成二九年〜三一年の学習指導要領の改訂は,一部では「学びのゴールが変わった」とも表現され,学校のテストや入試のためといった,直近の目標だけではなく,人生や社会をより良くしていくという大きなゴールに向けての取り組みや活動の重要性が指摘されていました。
では,子どもを「学びの主体」として,動機づけや学習意識を高め,「わかった!」「面白い!」という感動や意欲を喚起し,より大きな視野や見方・考え方を培うためには,まず,どのような学習計画をつくり,また授業展開に活かしていくべきなのでしょうか。
また,これまでの一斉学習だけではいけないことはわかるけれども,「個別最適な学び」と,「子どもにつけたい力の定着」とのバランスはどのようにとっていけばよいのか。その点で悩まれている先生も少なからずいらっしゃるようです。
そこで9月号では,「学びのゴールを意識する!学習計画作成と授業づくり」をテーマに,子ども達に伝えるべき大切な知識を伝えつつ,主体的な学びへの意欲・活動を支えるには,どのような取り組みが大切なのかについて,学習計画づくりの手順と工夫のポイント,子どもの状態や反応をもとにした方向調整など,先生方が取り組まれている創意工夫の一端をご紹介いただきました。
/及川 誠
問いを連続させるために毎時間の末に新たな資料提示をしてみたいなと思います。